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■アンデス文明の始祖チャビン
お正月三が日も終わりました~(*^o^*)
らくちんな生活にはちょっと未練もあるけれど、今日からまた引き締めて、今の旅を真剣に頑張ろうと思います!
昨日旅行会社めぐりをして聞きまわっていたワスカラン国立公園へのツアーは、結局参加しないことにしました。自力でチャビン遺跡へ行き、チャビン遺跡の周辺もワスカラン国立公園指定範囲なので、自力で美しい山や湖を見に行けると思ったからです。
ワラスHuarazを出て、バスで3時間ほどで、チャビンChavinに到着します。2方を山で囲まれた谷にある村。お目当ては、かの有名なチャビン遺跡です。
ワラスからチャビンへの道は、世界遺産に登録されている「ワスカラン国立公園」を突き抜けますから、道中に見られる世界遺産風景は見逃せませんよ!
どうしてもペルーの遺跡というとマチュピチュなどのほうが知名度が高いのですが、あれらインカ帝国の遺跡は、インカ帝国自体が新しいことから、その遺跡も新しいものです。インカ帝国の前に興っていたチムー、チャンカイ、イカの文明、その前の広大なワリ文明、その前のナスカ文明・・・と遡っていくと、「これまでの定説では、」南米アンデスの文明の起点となるのが、実に今立っている場所の、ここチャビンなのです。
「アンデス文明の始祖」・・・非常に歴史的に価値ある観光ができることでしょう。今日はもう遅いので、そのチャビン遺跡の観光は明日のお楽しみです。
(※なお、かっこ書きで「これまでの定説では、」と敢えて強調して書きました。実はこの10年~20年の間に、チャビン文明よりも遥かに古い文明の跡がペルー国内で見つかっており、現在も発掘と調査が進められています。近い将来、アンデス文明の始祖はそのカラル文明であるというのが定説になっていくことでしょう。カラル遺跡は1月7日に訪問していますので、そちらも是非ごらん下さい。)
そうそう、今日面白かったこと。
英語ガイドブックLonely Planetに、「チャビン遺跡にテントを張って寝るのは可能だ」と書いてあるので、それを持って遺跡職員に交渉しに行きました。答えは「ダメ」だったのですが、そのあとで、市内を巡回していたポリスたちが再度の交渉を手伝ってくれました。でもポリスが交渉しても遺跡職員の許可が出なかったので、ポリスは、テント泊をしたい私たちに、川沿いの草地を紹介してくれたんです。ここはポリスの皆がとっても優しいことが分かって楽しかった!
「テントをもつ旅」はすっかり私たちのお気に入りの旅スタイルとなっています。毎日毎日、宿で寝るだけにとどまらない、旅の広がりが嬉しいからです。
本日の旅
行動 :ワラスからチャビンへ移動
朝食 :パン、コーヒー/宿
昼食 :Lomo Saltado(ロモサルタード、フライドポテト玉ねぎトマト牛肉炒め)、arroz(アロース、ごはん)、sopa(ソパ、米野菜骨付き肉のスープ)、チチャ(紫とうもろこしドリンクのスープ)/ワラスの食堂
夕食 :trucha(トゥルーチャ、マスのフライ)、arroz、トマトレタスのサラダ、papa(パパ、ゆでじゃが)、jugo de mora(フゴデモラ、桑の実のジュース)、sopa(ソパ、米野菜豆鶏肉のスープ)/チャビンの食堂
宿泊 :牛のいる野原
旅情報
1ソル=32.8円
*チャビン村の宿泊施設
私たちは英語ガイドブックのコメントを参照して遺跡近くにテントを張ることを検討し、それがだめでポリスに案内してもらった草原にテントを張って寝たが、チャビン村に宿泊施設がないわけではない。バスの乗り降りをするところ(町の中心に近い)からも宿の看板は見えるし、そこと遺跡の徒歩5分の距離にもツーリスト向けの宿が何軒もある。