ceviche(セビッチェ)、canchita(カンチータ)、camote(カモテ) ...ペルー
漁業の盛んなペルーやチリでは、角切り魚と玉ねぎのレモンマリネがよく食べられています。カンチータ(ポップコーン)とカモテ(スウィートポテト)が必ずつきものですが、肝心のセビッチェ本体はいろいろな種類の魚介類が使われるようです。作り置きのお店が多いのですが、オーダーしてから作ってくれるお店のセビッチェは酸味がしみ込みすぎず、美味しいと思いました。
Lomo Saltado(ロモサルタード) ...ペルー
ペルーの庶民料理、ペルー旅行のマストアイテムですよ! まずじゃがいもをソテーしてフライドポテトを作り、その鍋に玉ねぎ、トマト、牛肉を入れて炒めたもの。味付けは塩ベースでシンプルですが、トマトが(あとペルーに蔓延している味の素も)旨みをアップさせています。ロモとは牛肉ヒレ肉のこと。鶏肉で作ったポジョサルタード、ツナ缶で作ったアトゥンサルタードも見かけました。
trucha(トゥルーチャ)、papa(パパ)、chuno(チュニョ) ...ペルー
トゥルーチャは淡水魚、マスのこと。から揚げが一般的ですが、チチカカ湖畔の路上屋台では写真のような見事なニジマスの姿煮(トマトやねぎと煮込む)もあります。なお写真では「papa(パパ)」というゆでじゃがと「chuno(チュニョ)」という氷結脱水じゃがいもを湯で戻したもの(写真の黒いもの)が主食です。チュニョはアンデス高地では決して忘れてはならない伝統的保存食です。
Cuy(クイ) ...ペルー
ペルーアンデス地帯ではモルモット(テンジクネズミ)を食用としています。「Picante de cuy(ピカンテデクイ、モルモットの炙り焼き)」などが典型料理で、ピーナッツ唐辛子ソースでいただきます。味は鶏肉と牛肉の間? 獣の肉の中では淡白な感じがして美味しかったのでリピートしました! ペルーの市場ではモルモット解腹死体の山が見られますですハイ(^^;;
caldo de gallina(カルドデガジーニャ) ...ペルー
カルドは水炊きのようなスープ、ガジーニャは雌鶏のことです。ペルー版「親子汁」とでも申しましょうか、鶏肉に、殻つきゆで卵が入っています。そしてたっぷり入ったスパゲティーがお腹にたまり、散らしたねぎが旨みをアップするというもの。殻つき卵に最初は驚きますが、慣れるとそのほうがゆで卵がぷりぷりしていて美味しいように思います。ボリュームたっぷりで嬉しいです。
チョカ ...ペルー
チチカカ湖の浮島を旅していたとき、朝も昼もチョカ(水鳥)の煮込みをいただきました。チチカカ湖で暮らす人々の常食の1つとなっていることが分かりました。身のしまった、獣肉の風味がする力強い味の鳥で、写真はチョカをじゃがいも、トマト、玉ねぎと共に煮こんだものです。
Chupe de pescado(チュペデペスカド) ...ペルー
魚のだしが出たスープはとっても美味しい! 具は魚の唐揚げとごはん程度に少々の野菜です。ペルーではこのほか、魚をエビに変えて作った「Chupe de camarones(チュペデカマロネス)」も名物料理です。
pachamanca(パチャマンカ) ...ペルー
ペルーではお祝い料理にも出される、骨付き牛肉の煮込みです。写真は、さやごとそらまめ、ゆでじゃがいも、ゆでカモテ(スィートポテト)が添えられていて、とてもお腹にたまります。また写真左奥の緑色のものは「aji(アヒー)」という青唐辛子を主体にした辛いペーストです。お隣エクアドルやその隣のコロンビアはアヒーは赤かったのに、ペルーだと緑が主流だから面白いですね。
Cau cau(カウカウ) ...ペルー
内臓料理が好きな人に是非お勧めしたい、ペルーのカウカウ。胃や腸などの内臓をじゃがいも、玉ねぎ、にんじんなどベーシックな素材と炒め煮にしたものです。おそらくはアヒアマリージョ(辛くない黄色唐辛子)を使った風味良い味付けが美味しいです。牛の第2胃(日本語でハチノス、乾燥糸寒天みたくひらひらしている)を使ったカウカウに是非出会って欲しい。美味しいから。
Anticucho(アンティクーチョ) ...ペルー
これまたペルー名物の、牛の心臓の串焼きです。炭火で焼かれていて、ぷりっとした弾力と香ばしさがごちそうです♪
sopa(ソパ) ...ペルー
ペルーの安飯はセットメニューになっていて、メインを注文すると、最初にソパ(その日のスープ)、最後にドリンクがついてきます。写真はペルーでよく見た「セモリナ」が入ったスープ。唐揚げ粉にも使われる、クスクスが小さくなったような、でもパウダーではない粉が浮き実になっています。
papa relleno(パパレッジェーノ) ...ペルー
「じゃがいもの包みもの」という意味の料理で、衣のないほくほくコロッケのような味が美味しくて気に入りました! ゆでたにんじん、じゃがいも、ゆで卵を粗くつぶしたものを芯にして、マッシュしたじゃがいもで包んでカレー風味で揚げたもの。トマトオニオンの辛いソースとマヨネーズを好みでかけていただきます。
Chicha(チチャ) ...ペルー
ペルーには紫色のとうもろこしがあります。本来チチャとはとうもろこしを発酵させたアルコール飲料のことでしたが、今では単に紫とうもろこしを煮出して甘みをつけただけの清涼飲料が多いと思いました。
Cafe(カフェ) ...ペルー
ペルーの定食にはコーヒーがつくことが多い。卓上に置かれたコレはまるで醤油風!? 実はこれはコーヒーを濃く抽出したもので、お湯を張ったカップと共にサーヴされ、客は好みの濃さのコーヒーを淹れるのです。とってもお気に入りのスタイル♪ なお「Cafe」を「カ」に強調を入れて言うと「茶色」という意味になるので、スペイン語圏では「フェ」を強調して発音してください。
Quinoa(キヌア) ...ペルー
スペイン語読みするとキノアなはずなのに、日本名はすっかりキヌアで浸透していますね。雑穀の一種のことです。ペルーでは飲料としてのキヌアが親しまれていて、キヌアでお粥を作ったものに酸味と甘みをつけて小分けにされて売られています。少しお腹にたまるデンプン質が特徴です。写真のものはパインジュース風の風味がつけられていました。
Inca Cola(インカコーラ) ...ペルー
ペルーの黄色い名物ドリンクです。昔の日本の駄菓子屋にあった炭酸飲料(例えばチェリオ)のような、化学的な味と甘みばかりで健康に良さそうな点がない炭酸飲料です。ただペルー国民には大変に支持されていて、値段は高いのに食堂で食事する人の半数近くは必ずこれを飲んでいます。写真下の「インカコーラアイス」は結構美味しかったですよ。日本にも輸出されています。
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