2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ポーランド>2007年06月14日(Thu)
★ギジュツコ→キサジュノ湖→ニエゴチン湖→ギジュツコ
:: 旅35日め : 世界旅5ヶ国め : 和人206ヶ国め : あづさ27ヶ国め ::

■ポーランドの湖
昨夜遅く、私たちはポーランド北東部の湖畔の町に到着しました。何があるのかも知らず、何ができるのかも知らず、ただ「湖、行きたいね」ってそれだけがきっかけで。

昨夜は遅くにこの町に着いたので、治安のことなどを考え、何も見ずに早歩きで宿探しをしました。でも今朝目が覚めると、ここは何て美しいところなんでしょう! 泊まった宿は、キャンプサイトのコテージ。窓からは新緑あふるるすがすがしい光景が見え、ちょっとお散歩をすると美しい湖が視界に広がります。

あづさが「今日、カヌーとか借りて1日ずっと湖の上で過ごすの、どう?」と提案すると、2人の気持ちはすっかりその気^^ 一応遊覧船などのタイムスケジュールや料金をも確認しましたが、最終的にはカナディアンカヌー(ポーランド語:Kanadyjka)を1日35ズウォティで借りることにしました。

スーパーでごちそうの買出し。そして宿でスープを作って容器に入れてと、湖ランチの準備も万端です♪

カヌーに乗って、2人でオールを漕ぎ、きれいな湖や運河をゆっくりと進んでいきます。ポーランドに着いてから、3日連続で3つの世界遺産を観光するという非常に忙しい旅をしてきたので、こういうゆったりとした湖上の旅で、ポーランドがぐっと大好きになりました。

カナディアンカヌー

さて、お昼ごはんを食べたら、いよいよ湖の沖へ。
無人島に上陸するなど、うきうきと楽しんでいたら・・・・

   ゴロゴロ

      雷!?

   ゴロゴロ

      ああやばい

   ザーーーーーーーーー

      まずい、嵐になってきた・・・

沖にいる私たちにとって、カヌーに水がたまることは、命の危険に関わります。しかも横風が出てきて雨は横殴り、しかも最悪なことに湖面がうねってきて、カヌーが転覆しそう。

「がんばって、あそこに上陸しよう」

和人の判断で選んだ陸地まで、波に逆らいすぎず、でも流されないように全力を尽くしてオールを漕ぎました。嵐の中だから、見た目にはわずかの距離なのに30分もの間オールを漕いでいました。

上陸したところは、無人島の廃虚のようなところです(本当はシーズンオフで閉鎖中のロッジ)。
雨宿りに役立つところでよかった。
そして、待っている間に、雨は少しずつ勢いを失ってきています。

「じゃ、ビールで漂流パーティーしよっか」

そんな提案初めて聞いた(^^ゞ
でも、雨宿りをしながら、自然いっぱいの漂流地でビール&ポテトチップスというのも、奇妙でオツではあります。湖面のうねりがなくなり、また普通にカヌーを漕げるようになるまで、2人でずっと天候の回復を祈りながら乾杯していました。

天気が回復して、私たちは結局2つの湖を移動しました。夕方になると、レイリー散乱(≫こちら)を起こした湖面は、水も空気も風景も真っ青なほどの一面のアクアブルー。

すっごく腕が疲れたけれど、すっごく楽しいポーランドの旅だった。

「ポーランドにこんなにいいリゾートがあるなんて」

私たちを心から魅了したギジュツコ。1日湖と共に過ごした楽しいポーランドの旅でした。
本日の旅
行動 :ギジュツコで1日カヌー、無人島、嵐で漂流、ギジュツコ散策
朝食 :パン、魚卵ペースト、スープ、コーヒー/コテージ
昼食 :オープンサンドイッチ(パン、レタス、にんじん、きゅうり、マヨネーズ、骨付きスモークチキン)、スープ、オレンジジュース、コーラ、ビール、ポテトチップス/キサジュノ湖のほとり
夕食 :昼食の量が4食分もあったので残り半分を/ニエゴチン湖のほとり
宿泊 :ホテルザーメクHOTEL ZAMEKのキャンプ用コテージ

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旅情報
1ズウォティ=45円

*ホテルで湖ほとりのカヌー貸し出しを紹介してもらった。私たちはカヤックを1日35ズウォティで借りた(1時間単位だと10ズウォティ)。その他、この町では、ヨットから自転車まで、リゾート地らしいいろいろなものが借りられる。

*ギジュツコのあたりは、昔ドイツ領だった。そのためドイツ語が相当通じる。