旅スタディ
- 抗マラリア薬(詳細)
- 抗マラリア薬(簡易)
- 界面化学と洗濯
- 繊維の種類
- 感染性の下痢
- 満月の夜
- 目薬選び
- 旅の予防接種
- 女神の星、金星
- 恒星は、瞬く
- 太陽直径=2分
- 雲は、白い
- 夕陽は、赤い
- 空は、青い
- 真夜中の太陽
©2006-11 Kazuto&Azusa
空は、青い
今日のお題は、なぜ、空が、青いか。
これを、レイリー散乱からお勉強~。
【1】散乱(Scattering)とは、光が何かの物質と衝突して方向を変ることである。
【2】代表的な散乱には、以下の3つがある。
1)レイリー散乱(Rayleigh Scattering、光の波長よりも小さな粒子との衝突による散乱)
2)ミー散乱(Mie Scattering、光の波長と同程度の大きさの粒子による光の散乱)
3)回折散乱(それより大きな粒子との相互作用による散乱)
【3】空が青いのは太陽光と主に窒素分子との衝突によるため、ここではレイリー散乱を考える。
うーん、散乱係数=・・・右辺が複雑。
こういうときは、必要なもの以外を定数Kでくくってしまおう。
なるほど、短波長の光ほど、散らばりやすいのね。
レイリー散乱の原理より、大気中窒素原子による太陽光の散乱は、
波長の短い可視光線である青い光ほど散乱係数が強く、そのため空は青く見える!
【追記】
最も短波長の可視光線である紫色のほうが理論的に散乱係数が高いはずですが、人間の目の構造上、レイリー散乱光は青く認識されるそうです。
17Oct2006