2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ボツワナ>2008年09月08日(Mon)
ケープタウン→ウィントフック→ゴバビス→トランスカラハリ→マムノ→ツォーチャ→ボツワナ南部行きヒッチトレーラー
:: 旅487日め : 世界旅75ヶ国め : 和人215ヶ国め : あづさ96ヶ国め ::

■ケープタウンの最後
朝からものすごい風雨です。朝5時半、ホテルに用意してもらった朝食セットをを持って空港へ行きました。

空港では、VATの払い戻し手続きにトライしてみました。VATとは付加価値税のことで、旅行者は本来払う必要のない日本でいえば消費税のようなものです。購入時には買い物額に含まれてしまっているので、出国時に申請して約1割相当の金額がバックされるという仕組みです。

対象品は、ケープタウンCape Townで購入したくつやシャツ、カメラのファインダープロテクターなどです。手続きは簡単で、「Tax Invoice」と記載されているレシートを見せ、購入商品を見てもらうだけ。くつなどは実際に履いているので、足を指差して「ほらこれ」っていう具合で、審査はすいすいと進んでいきました。

その結果約160ランド、2000円以上もの払い戻しを受けることができました!

■ナミビア通過、そして夜のカラハリ砂漠へ
飛行機はケープタウンからナミビアのウィントフックWindhoekへと到着しました。ウィントフック空港は不毛地帯の中にポツンと位置しているので、空港を出たら幹線道路まで歩き、そこから東の都市ゴバビスGobabisまで行く車をヒッチハイクして移動しました。

ゴバビスの町は、とてもきれい。

ゴバビスの街

ただきれいな街というだけなら、ウォルビスベイWalvis BayもスワコプムントSwakopmundもそうなのですが、ゴバビスはそれら西部の街とは決定的に違う点があると感じました。サン族の人々が歩いている点です。

サン族について、説明をば。

ボツワナのカラハリ砂漠付近に住む採集狩猟民族、ブッシュマンは、白人入植者たちが「ブッシュの中で原始的な生活を送る人々」という軽蔑的な意味を込めてつけた名です。1970年代には人類学者の会合でブッシュマン的身体的特徴を持つ人々にはサンの名称を使用するよう取り決めがなされました。

ここゴバビスでサン族の人々 -小柄で、どことなく鼻ぺちゃで、これぞアフリカオリジンと思わせる顔立ち- を見ると、いかにここがボツワナに近いかが、実感できるのです。

ボツワナ方面行きミニバス乗り場では、「早くボツワナに行きたいな」というあづさの願いが通じたのか、待っている他の客を横目に、私たちは通りかかったトレーラーをいち早くヒッチハイクすることに成功したのでした。

ゴバビスから国境を越えると、カラハリ砂漠が広がります。砂漠でありながらも降水量があり、草木が絶えないのが特徴でしょうか。また、走っていく中で、見たいと思っていた“カラハリ砂漠に沈む夕陽”を見ることができました。

運転するボジィおじさんは、「私は運転を昼夜続けるから、君達はベッドで寝ていいんだよ」と、運転席背後にあるベッドスペースも貸してくれます。夜のカラハリ砂漠を走る間、和人とあづさは交替で寝ましたが、起きている間は、美しい闇の砂漠からひょこんと姿を出す夜行性動物がいろいろと見ては楽しんでいました。

動物達は、闇の中でライトアップを受け、なんだかピカピカと輝いていた、それはまさにナイトサファリのようで、「砂漠を夜走る」体験ができたことをとても嬉しく思いました。

何よりも今、憧れていた“カラハリ砂漠横断”が実現していることが、何よりも何よりも嬉しい。
本日の旅
行動 :ケープタウンからウィントフックへフライト、ウィントフックからゴバビスへ移動、ゴバビスからボツワナを走るトレーラーヒッチ、南アフリカ出国、ナミビア入国、ナミビア出国、ボツワナ入国
朝食 :レタスチーズサンドイッチ、ミックスフルーツジュース、カップケーキ、カスタードヨーグルト、ゆで卵/空港ベンチ、クリームチーズとハムのクロワッサンサンド、ピーチジュース、オレンジジュース、カフェオレ、フルーツカクテル、ヨーグルト/機内
昼食 :食パン、マヨネーズ、肉団子と玉ねぎのケチャップスープ煮/ゴバビスの路上
夕食 :リンゴ、レモン炭酸ジュース、クッキー、カップケーキ、シリアルバー/ツォーチャの路上
宿泊 :ヒッチトレーラー

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旅情報
1南アフリカランド=14円
1ナミビアドル=14円
1ボツワナプラ=16.3円

*VATの払い戻し制度
旅行者は、南アフリカで購入したものを国外へ持ち出すのならば、条件により支払い額のうち消費税に相当する分(付加価値税、Value-Added Tax:VAT)の払い戻しを受けられる。買い物をしたときには「Tax Invoice」の用紙(品名、価格等が書いてある)をもらう。出国時、税関で払い戻しの承認を受けるのが原則となるが、細かい規定があるのでネットなどで調べ、かつ現地で確認すると良い。買い物額のおよそ1割の払い戻しを受けることができるので、見逃せない。私たちも160ランド、結構嬉しいお金をいただきました♪
もちっと詳細は、≫こちら
公式サイト:http://www.taxrefunds.co.za
メール問い合わせ:info@taxrefunds.co.za