2人の世界旅 日々の記録

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マイヨット>2008年11月12日(Wed)
アンバトベ→アンタナナリブ→イヴァト→パマンジ→ザウジ→マムズ→ブアナツァ→エングジャ→ブアナツァ
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■マダガスカル出国
朝5時に家を出ました。グウェナウェルおばさんは、私たちのために早起きしてくれました。あまりに早朝すぎてミニバスが走っているかどうか不安だったのですが、無事にタナ(アンタナナリブAntananarivo)を経てミニバスを乗り継いでイヴァトIvatoにある空港へ着くことができました。

リコンファームのときは、3時間前チェックインと言われていて、「最初の便は国内線なのになんで3時間前!?」と思っていたら、案の定、1時間前の到着でも良かったみたい。ホント、もっと遅く来ればよかった。しかも4人向い席の飛行機なんて初めてです。東海道線の中みたいで飛行機らしくない。落ち着きません。

1時間でマジュンガMajungaに着きました。同じ機体を乗り継ぐのですが、ここが出国地となるので飛行機からは降ろされ、イミグレ検査を受ける必要があります。不必要なくらいの荷物検査など、いやーな乗り継ぎでした。しかもチケットはマイヨットまで座席指定してあるのに、マジュンガから先は自由席となってしまい、私たちは、せっかく早い時間にリクエストした座席を他の人に取られてしまい、あまりいい思いをできませんでした。

さあ、気分を切り替えて、私たちの旅は83ヶ国め、マイヨットへ。高原のアンタナナリブから来ると暑くて、じとじとしています。空港の外には顔に白い粉をつけた女性たちが、竹を2つ割りしたも楽器「ムビウィM'biwi」を演奏して、訪問客を歓迎してくれていました。後から知ったことですが、この白い粉は木から得るもので、フランス語圏のマイヨットでは「マキアージュ」と呼ばれています。このマキアージュは、この地に住む人のお洒落の1つなのです。資生堂の化粧品にも同じ名前のものがありますよね。語源はきっとこの白い粉化粧かしらと、想像してみたり。

今日からは、2泊と短い間ですが、モルガン兄さんちにステイさせてもらうことになっています。マイヨットは大小2つの島があり、大きい方はグランテール、小さい方はプチテールと呼ばれていて、私たちは空港のあるプチテールからフェリーでグランテールに渡り、さらにミニバスタクシーでモルガンの住むブアナツァBouanatsaの町へ行きました。

旅好きアウトドア好き、高校社会科ハンサム教師のモルガンは、フランス本土からここに引っ越してきました。ここマイヨットは、以前はコモロに属する島でしたが、フランス領コモロが独立国となる際、住民投票によりフランス領であることを継続希望しました。
(※コモロ政府は今でも領有権を主張)

そんな背景から今ではマイヨットは、フランス海外準県の非独立国となっています。島全体がサンゴ礁に囲まれ、その海は極めて美しく、フランスからの観光客が多く、本土から移住してくる人も少なくありません。

モルガンは私たちを近所の名所、美しい海で知られるエングジャN'goujaへ連れていってくれました。ここはホテルのプライベートビーチで泳ぐことができ、深いサンゴ礁からたくさんの熱帯魚を見ることができるのです。

エングジャビーチ

私たちが泳いでいるときはウミガメも遊泳していて、少しの間ですが、カメと一緒に泳ぐことができて楽しかった!! 何たって、体調1m以上あるカメなので、見ているだけでもわくわくします。またエングジャにはマキと呼ばれるキツネザルがいて、マダガスカルと共通する楽しみも味わえました。
本日の旅
行動 :アンバトベからブアナツァへ移動、マダガスカル出国、マイヨット入国
朝食 :ファーリアナナ(おかゆ)、肉団子、カフェ(コーヒー)/イヴァトの食堂
昼食 :スモークフィッシュバーガー、/ビーフバーガー、2色パウンドケーキ、赤ワイン、コーラ/機内食、ブロシェット(肉の串焼き)、ブリヤペン(パンの実を揚げたもの)、ムボゴ(マニオクを揚げたもの)、バラボック(加熱用バナナを揚げたもの)/マムズのマーケット
夕食 :ソードフィッシュソテー、バニラクリームソースがけ、オニオンソテー、ライス、アールグレイティー/モルガン兄さんち
宿泊 :モルガン兄さんち

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旅情報
1マダガスカルアリアリ=0.056円
1ユーロ=167円

*マダガスカルからマイヨットへのフライト
マダガスカル航空、アンタナナリブ発ザウジパマンジ空港行きを利用した。アンタナナリブからマジュンガまでは国内線扱いで飛ぶため、アンタナナリブではイミグレ検査はない。チェックイン時間も国内線同様で良いと思う。マジュンガまでとマジュンガ以降は同じ機体に乗るが、アンタナナリブで座席指定したにも関わらず後半は自由席。マジュンガでは早い搭乗をしたほうがよい。出国手続きはマジュンガで行う。