2人の世界旅 日々の記録

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マケドニア>2009年05月06日(Wed)
プリシュティナ→スコピエ→クリバパランカ
:: 旅727日め : 世界旅114ヶ国め : 和人218ヶ国め : あづさ133ヶ国め ::

■コソボ出国
今日はコソボから出国します。独立国としてのコソボ出国はどんなものだろう? 独立したのついこないだだし、前はコソボ紛争やってたし、しかもコソボ-マケドニア間は紛争時アルバニア人難民大量発生、とやらで、あまり情報のないままの移動です。

移動にはバスを選びました。列車よりもバスのほうが本数が多いのと、1日1本しかない列車は朝早すぎるから。バスだとマケドニアの首都スコピエSkopjeまでは所要2時間程度です。

出発して1時間ちょっとで、コソボ側国境に到着。イミグレ官がパスポートと入国時にもらったカードを回収してしまい、戻ってきたパスポートには出入国の履歴は残っていませんでした。

■マケドニア入国
スコピエでは、終着まで行かず、カレ(Kale、お城のこと)のふもとでバスから降りました。お城から見るスコピエ市街は、とりたてて目立つもののない、それなりに発展した街というだけの印象ですが、何故か目は旭日旗(きょくじつき)(^^;;;;; ・・・じゃなくて、旭日旗に似すぎたマケドニア国旗に行ってしまいます。目立つから。

スコピエ

さて、お城のある丘を降りてからも、夕方のバスに乗るまでスコピエ観光をしようと思います。ここはマケドニア人、アルバニア人、トルコ系民族の交錯するところで、街を歩いていてもヨーロピアンだったりターキッシュ(トルコ風)だったり、いろいろな雰囲気が感じられるところです。私たちが入った食堂のメニューには、アルバニア語とマケドニア語が併記されていました。

スコピエで見たところ。木造教会、トルコ人街、見所の石橋、その他。

その後バスターミナルへ行き、クリバパランカKriva Palankaで待っていてくれる、今日から2泊お世話になる、アメリカ人英語教師夫妻の家を目指しました。
本日の旅
行動 :プリシュティナからクリバパランカへ移動。コソボ出国、マケドニア入国。
朝食 :ミルクティー、パン、ジャム/ルカ兄さんち
昼食 :Gulash(グラーシュ、辛くない赤くない牛肉玉ねぎハーブ煮込み)、フライドポテト、Qebap(塩スパイスひき肉の棒状ハンバーグ)、Sallat shope(ショプスカサラタ、トマト皮むききゅうり角切りに千切りチーズ乗せ)/スコピエの食堂
夕食 :ムサカ(皮付きじゃがいも玉ねぎトマト鶏肉を角切りにしてチーズバジルオレガノガーリックでオーブン焼き)/ダンとジリアンの家
宿泊 :ダンとジリアンの家

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旅情報
1ユーロ=146.5円
1マケドニアディナール=2.2円

*コソボの旅ルート
コソボはもとセルビア内自治区で、独立が各国に承認された今もセルビア政府はそれを拒否している。コソボからみたらセルビアは別国で、セルビアから見たらコソボは自国。こういうとき、旅ルートが懸念される。私たちは無難にセルビア→コソボと移動する道をとったが、それは、2008年コソボ独立後の逆ルートの成功例を、信頼できる情報として発見できなかったためである。
今回、コソボ入国時に、イミグレ官に質問し、回答をもらったものを記載してみる。絶対情報ではないけれど、小さな参考にとどめてもらえたら幸いである。
1)セルビア→コソボ→他の国(マケドニアなど)へ出国:○
2)他の国→コソボ→セルビア:×
3)他の国→コソボ→他の国→セルビア:△~○

1)は、セルビア滞在時にコソボ入国履歴がないので問題ない。私たちもこのルート。
2)は、コソボ入国スタンプ(もしくはマケドニアのコソボと連絡する国境のスタンプ)がセルビアで問題(入国拒否、出国拒否など)となるからダメだと言われた。また、コソボ-セルビア間国境は、セルビア側からみたら国境とはしていないため、セルビア入国スタンプをもらえないことが、セルビア出国時のトラブルになる可能性もある。ここでコソボ入国時に1)と同様に別紙に入国印を押してもらえるかどうかも、100%大丈夫とはいえない。
3)は、コソボ入国履歴があるとセルビア入国が100%成功するとは言えないが、コソボ出入国スタンプが別紙に押印され、ならびに第三国出入国スタンプが見つからなければ(コソボとの国境が印字されたスタンプはコソボ入国を示す証拠となるため)、入国できるかしれない。一応外務省の情報では3のルート、OKなんです。コソボ独立後に実際に成功した人がいるということでしょうか?