2人の世界旅 日々の記録

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マケドニア>2009年05月07日(Thu)
クリバパランカ→ヨアキムオソゴフスキ→クリバパランカ
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■マケドニアの田舎旅
なんで?って理由を問われると困るけど、漠然と、マケドニアでは田舎の旅をしたいなって思っていました。世界中から観光客を誘致するような見所があるわけでもない、緑豊かなのどかな国となれば、そういうのもいいよね。

次の国は、東のブルガリアを予定しているので、首都スコピエSkopje観光が終わったら、東に針路をとりたくて、(1)スコピエよりも東にある、(2)ほどよく田舎っぽい、(3)観光ポイントがある、そんな3点から、クリバパランカKriva Palankaへ行くことにしました。

昨日私たちを待っていてくれたのは、アメリカ人教師夫妻のダンとジリアン、そしてちっちゃなラブリーキャットのアリエちゃんです♪

私たちがその修道院 -名前は長いのですがモナスティルスベティヨアキムオソゴフスキMonastir Sveti Joakim Osogovskiといいます- に行きたいことは既に伝えてあったので、今日は、彼らの家からハイキングルートで訪れることにしました。「スベティヨアキム」は日本語では「聖ヨセフ」、つまりイエスの養父ヨセフのことで、「オソゴフスキ」はこのあたりの山脈の名前です。

緑あり、すがすがしい小川あり、赤い瓦屋根に、のどかな人々。
うん、ここに来て良かった。ほっと一息つけるよい町じゃないですか。

しかも到着した修道院では、その壁画に感動しました。小さな修道院ですが、回廊の壁画がめちゃ面白いのです!

今までの旅で見てきた、教会や修道院の壁画といえば、イエスの生涯のひとコマやら、天使やら、ともかく“聖なる絵”が描かれていることが多いのですが、ここは馬に乗った死神だったり、悪魔に苦しめられる病人だったり。光と影が交錯する見事な壁画でした。この絵は新約聖書に出てくる世紀末をモチーフにしているのだそうです。

モナスティルスベティヨアキムオソゴフスキ

後日談ですが、この日の翌日、ブルガリアの、かの有名な「リラの僧院」でも同じようなおどろおどろした壁画を目にしますが、こちらの修道院の壁画もそれにぜんぜん負けていません。個人的には今回訪れたスベティヨアキムオソゴフスキのほうが好きです。

もともとこの地域とリラは同じ国に属していたこともあるので、同じような画法が発展したのかもしれませんね。

では、明日はブルガリアへ向かいまーす。
お目当ては、今日とうってかわって、“世界中から観光客を誘致するような見所”のリラの僧院です^^
本日の旅
行動 :ヨアキムオソゴフスキ日帰り観光
朝食 :シリアル、バナナ、コーヒー/ダンとジリアンの家
昼食 :シャルスカ(角切りチーズ練りこみハンバーグ)、グルマンスカ(角切りソーセージと砕き唐辛子練りこみハンバーグ)、パン、フライドポテト、コールスローサラダ/クリバパランカのレストラン
夕食 :メキシカンホームパーティー(トルティージャ、トマト、玉ねぎ、レタス、チーズ、ヨーグルト、タコミックスで炒めたひき肉)、マケドニアンビール3種/ダンとジリアンの家
宿泊 :ダンとジリアンの家

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旅情報
1ディナール=2.2円

*モナスティルスベティヨアキムオソゴフスキMonastir Sveti Joakim Osogovski
クリバパランカの町より、東に向かって川沿いを20分ほど歩くと、右手に分岐の道(1)があるところにこの修道院の看板が出る。そこを右折して徒歩15分くらい。また、看板が出たところのもう1つ先には、ハイキングルート(2)へ続く右折角があるが、途中の分岐などが分かりにくいので、地元の人に説明を受けてから行ったほうが安心。私たちは(2)のハイキングルートを進んで修道院まで行った。(1)は車道なので町中からタクシーなどで訪れることもできる。