:: 旅177日め : 世界旅40ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ61ヶ国め ::
■マリの首都、バマコへ
知らない村の冷たい路上で寝る・・・この世界旅では初めての、厳しい就寝だったかもしれません。朝起きたら体も痛いし、案の定くるまった作業用ビニールシートは汚れていて、服も汚れてしまいました。
早朝、まだ早い時間ですが、ポリスが道をあけてくれ、移動再開です。
朝8時、ジジェニDijeniの村で停車し、朝ごはん。
11時、カティKatiの村で停車し、おやつ。
マリは食の種類が豊富であることを、モーリタニアから来ると実感します。モーリタニアにもいろいろな食があるのですが、マリは“路上ごはん屋”(これはあづさ風呼び方で、和人は路上メシ屋と言います^^)が豊富で、歩いているだけでもいろーんな食べ物に遭遇できるから、楽しいのです。
さて、昼にバマコBamakoに到着しました。ヌアクショットを出てから66時間、ずっと乗り合いタクシーでキツイ思いばかりしてきました。手持ちの水は命の綱なので歯も磨けず、衣類はすっかり汚れて、しかも車の屋根に載せられたバックパックは見るに耐えない汚さとなりました。でもまあ、アフリカの旅なのだからと思うと、これも良い体験ですよね。
マリの旅が終わると、いよいよギニア、シエラレオネなどなど、西アフリカの旅も本格さを増してきて、それと同時にビザ(入国査証)の取得も課題になってきます。
ビザ取得のやっかいな点は以下の通りです。
1)取る国によって価格が全然違う(例:ギニアビザはビサウで取ると4000円相当がバマコで取ると10000円!)
2)大使館はときに移転し、移転情報は非常につかみにくい(今回の旅ではモロッコでその被害に遭いました・・・)
3)取れる国が限られていることが多い(例:カメルーンビザはナイジェリア以西で取れる場所が少なく西アフリカ南下組の枷になる)ため、旅ルート作成はパズルのよう。
4)先々訪問予定の国の場合、ビザの有効期限内にその国を出るには旅路を急がなければならず、先々までの旅予定を立てなければならない。
5)3とか4のために一生懸命旅計画を立てても、アフリカの旅ではそれがどんどん乱れていく。
バマコでは日本人による“情報ノート”が置かれている宿に泊まることにしました。近日に旅をしてきた人が書き残す情報ノートの存在は、ビザ取得の上で有用となります。
でも、ノートを見る前に、まずやったことは、歯磨きとシャワー、そして、“大”洗濯です。3泊4日、ずっと仮眠しか取れなかったので、この日は、疲れて、旅準備はほとんどできませんでした。
本日の旅
行動 :ヌアクショットからマリへ移動、最終日
朝食 :フルフル(フリッターの衣だけを揚げたもの、辛いタレ(ソース)をつけて食べることもある)、マナニ(穀物粉のダマがいっぱいの汁で、おかゆを食べているような食感、砂糖を多めにふって食べる)、バシェ(ヤギ肉のとろとろ骨付き煮込み)/ジジェニの村の路上ごはん屋
昼食 :なし(移動していた)
夕食 :フィニ(マリのクスクス)にロコ(素揚げバナナ)とジェゲ(素揚げ魚)とウォッソ(素揚げのおいも)を乗せたもの、アチェケ(キャッサバ粉から作ったクスクスの大粒版のようなもの)にジェゲを乗せたもの/路上ごはん屋
宿泊 :オーベルジュラフィアAuberge Lafia
旅情報
1セーファーフラン=0.25円
*モーリタニア→マリ国境越えのまとめ
1日目(夕刻スタート):ヌアクショット→ブチリミーズ:6時間、路上脇のゴザの上で仮眠
2日目:ブチリミーズ→アユーンエルアトルス:18時間、路上脇のゴザの上で仮眠
(出発前は、ヌアクショット→アユーンエルアトルス15時間と言われていたのに実際は30時間)
3日目:アユーンエルアトルス→国境:4時間
国境→途中の小さな村(シェバブグ):8時間、路上アスファルトの上で仮眠
4日目:小さな村→バマコ:6時間
ヌアクショット→バマコ:総計3泊4日、66時間。