2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ミャンマー>2010年11月11日(Thu)
★パアン
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■民家のお祝いに参加して
今日は11月11日。ぞろ目で幸先よろしいようです^^
明後日ミャンマーを出るので、残りわずかの日数となりましたが、今日も観光を頑張ろうと思います! 市場を見ながら歩き、更に昨日歩いていない方向へ進んでいきました。

「あ、学校かな」と、何かの演奏会のような音がかすかに聞こえてくるのを聞いて和人が言いました。音源のほうへ歩いていくと、到着したのは民家。2階に人が集まっています。ミャンマー伝統音楽が聴けるとは嬉しいですね。外階段から直接2階に上がれる構造になっていたので、少し顔を覗かせて見たら、みんな中に迎え入れてくれました。男性の楽曲隊と、お婆ちゃんたちの舞踊が披露されていました。今日は結婚式か何かがあるのかしら? 出していただいた飲み物やハロウワ(ういろうのようなお菓子)から縁起の良い兆しを感じ、わくわくします。

ミャンマー

お婆ちゃんたちは次に外に出て、履物を脱いで踊りました。参勤交代のような列を作り、ある者は花を空に投げて散らし、ある者は踊り、男性の楽曲隊は歩きながら演奏を続け、歩き続け、ついでに私たちも靴を脱がさせられ、一緒に歩くことに(^^ゞ

到着した近所のお寺の敷地を5周?6周? し終えたら、寺の中に入り、偉いお坊さんの説教を皆で聞き、お経斉唱。まだこの時点では今日が何の日か分かりませんでしたが、その後外に出て3人の男性の断髪式が行われたとき、「これは出家式だ!」と気づいたのです。私たちにもターイェ(やしの木の樹液から作るお酒)を飲ませてくれたのですが、酒の登場は一層今日が目出度い日であることを伺わせてくれます。

ミャンマーでは、男性は一生に必ず一度は出家をしなければなりません。今日は、村から3人の若き男性が聖なるお坊さんになる、その祝いの儀式をしていたのです。何故か外国人である私たちも一連の儀式にすべて立ち合わせてくれ、とっても嬉しかった。

仏教は、私は極めて教えの内容の偉大な宗教だと思います。これまでイスラム教国やキリスト教国、それらの聖地(エルサレムJerusaremなど)をめぐり、理解に努めると、実はそれと同時に一層仏教の教えの素晴らしさを認識してしまうのです。自身が「敬虔なる仏教徒」であったことはないけれど、お墓参りもお葬式も除夜の鐘つきも幼少から経験し、その意味を親から教わり、さらに日々を日本人としての道徳の下で生きてきた。だから、今日のミャンマーの仏儀は、他の宗教の儀式に参加するよりも、まったくもって身近に感じられるのですね。


今まで外国人に「宗教は何?」と聞かれて(しかも頻繁に聞かれるんですよ)、確かに私はクリスマスパーティーも初詣もやるしな~と思うと「ブッディズム(仏教)」と端的には答えられなかった。でも、確かに私には仏教の教えが根付いている。今日お経を聞くこともお寺で両手を合わせることも、抵抗がなかった。

これから同じ質問もらったら、「私の基本は仏教と神道ですが日本は宗教にフレキシブルなんですよ」っていう具合に答えようかな。ね!
本日の旅
行動 :パアン観光
朝食 :カオニェンガチェ(黒もち米菓子)、ペーピョッナンピャ(豆乗せクレープ)、イーチャークエッ(揚げパン)、カフェオレ、ラペトゥ(茶葉と豆の和え物)/宿
昼食 :ンガウヒン(タラコカレー)、チャッテーヒン(アヒルレバーのカレー)、ライス、生野菜、ペッポージョ(納豆炒め)/パアンの市場
夕食 :ミーウーミシー(鍋焼き麺)、漬物2種、コーイーカウソエ(チキンスープ平麺)、お茶/パアンのレストラン
宿泊 :ソーブラザーズゲストハウスSoe brothers Guest House
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旅情報
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*ミャンマーの「女性立ち入り禁止」
ミャンマーの寺院では、女性の参拝は認められていますが本堂の重要な部分など女性が立ち入り出来ない場所が多く設置されています。外国人観光客が訪れるようなところには「女性立ち入り禁止」と英語で看板がありますので注意していれば大丈夫。そこである程度経験を得て、田舎の小さなお寺などビルマ文字の看板が読めないところでは注意を払いましょう。