2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ミャンマー>2010年11月10日(Wed)
★キンプン→ヤテタウン→チャイティヨー→ヤテタウン→キンプン→タトー→パアン
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■落ちそうで落ちない聖なる岩
今日はゴールデンロックへ行きましょう♪ 何だか「面白いもの見たさ」の要素が強い観光になりそうですが(笑)、ここミャンマーのキンプンKin Punの近郊のチャイティーヨKyaiktiyoには「落ちそうで落ちない岩の上に立つストゥーパ」という、写真で見ると大変に「絵」になる面白そうなものがあります。

朝7時と、行動開始は早い時間でした。宿から少し歩いたところのガソリンスタンドからチャイティーヨ行きの乗り合いトラックが出ます。このトラックは、巡礼者のトランスポートとして政府が用意した公営トラックで、およそ1時間、ヤテタウンというところで全員下車。

ミャンマー人は、更にここからトラックに乗ってチャイティーヨパゴダ(ゴールデンロックのこと)の入り口まで行けるのですが、外国人はそれができません。1時間かけて山登りをしてゴールデンロックへ行かなくちゃいけない! もう、上り坂だらけですごくへこみます(>_<) 道もトランスポートもあるのになんで外国人はへとへとにならなければならないのでしょう。途中に土産物屋があるから!? 途中に荷物持ちサービスとかでお金を稼ごうとする人がいるから!? ちょっと愚痴気分。

ミャンマーは、これまでの経験だけでも、外国人との差別(外国人を泊めない宿、外国人を乗せない公共交通、外国人だけ甚だしい桁違いの料金)が無数にあります。素朴な田舎に行けば良いのですが、観光地をめぐっているとミャンマーが嫌いになりそうだ、いや戯れ言ではなくて、マジで・・・。


さてさてゴールデンロック。落ちそうで落ちない岩は楽しめました。紺碧の青空が広がるのでそこに黄金の岩とストゥーパがすばらしく映えて美しい!

ミャンマー

実は、絵葉書でよくあるアングルから見ると落ちそうに見えるその岩も、反対側から見るととても安定して見えるのですね。不思議な岩であることには変わりがないし、数々の巡礼者が岩に手のひらを当て、金箔を張り、祈りを捧げる聖なる地であることにも変わりません。なお女性は至近エリアへの立ち入りが禁止されているので、実際にゴールデンロックを間近まで見に行ったのは和人だけです。

再びキンプンKin Pun村に戻り、正午に宿をチェックアウトし、午後1時にパアンHpa-An行き乗り合いトラックに乗って、午後はひたすら移動していました。途中、タトーの町(モン州)からパアン(カイン州)にさしかかるあたりで、「家の造りが違う」ことに気づきます。

このミャンマーの旅では、カレン州(カイン州)にも是非足を運びたいと思っていました。

ミャンマーは多民族国家です。先日観光したインレー湖付近では少数民族も多種類見ましたが、ニャウンシュウェNyaungshweやタウンジーTaunggyiはシャン族が多い町でしたね。シャン族は国民の1割程度の人口しかありませんが、まるで日本の南北朝時代のような戦国時代がかつてミャンマーにもあり(北の上ビルマ、南の下ビルマ)、上ビルマ率いるシャン族が全土統一した歴史もあります。

その後、現在国民の約7割を占めるバマル族(ビルマ族)が王朝設立、タイのアユタヤ王朝をも侵略する強大な王朝を作りましたし世界覇者英国と戦ったのもバマル族です。よく「東南アジアの強国はカンボジアとミャンマーだった」と言われる、その強大なミャンマーのイメージです。バマル族は南部に多く、ヤンゴンYangonにいるミャンマー人はバマル族が多いでしょう。

今まで滞在してきたのは、それらシャン族やバマル族の地域でした。なので、残り約4日となったミャンマーの旅では更に場所をずらし、モン族地域やカレン族地域を見てみたいと思うのです。

すみません前置き長くなりましたが、そんな気持ちを持って到着したパアンの町は、ここぞカレン州の町。移動が長かったけれど、やっとここまで来ることができました~!! 今日観光できたのは、夕暮れライトアップのパゴダ(寺院)だけでしたが、明日の散策も頑張りますよ!
本日の旅
行動 :ゴールデンロック半日観光、キンプンからパアンへ移動
朝食 :モヒンガー(なまずすり身汁に麺を入れたもの)、生インゲン生ミカン葉、カウスエドゥ(麺を油きなこ味の素塩魚醤トマトソースピーナッツで和えたもの)/キンプンの路上ごはん屋
昼食 :ごはん、ワターヒン(豚のカレー)、チェターヒン(鶏のカレー)、ペッポウジョ(納豆炒め)、きゅうり苦い茎野菜、冬瓜カレースープ/キンプンの食堂
夕食 :モヒンガー、ワッタートゥトゥ(豚肉豚モツ串煮)/パアンの路上ごはん屋
宿泊 :ソーブラザーズゲストハウスSoe brothers Guest House
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旅情報
1チャット=0.107円
1USドル=93.6円

*ゴールデンロックの行き方
まずは、キンプンまで行く。キンプンは小さな村で、最寄りのチャイトーが目安の町となるが、ツーリストが多い区間なのでバスチケットを探すときに「キンプン」と言えば相手も分かってくれキンプンまでのチケットを売ってくれるだろう。私たちはWin Express社のバスを使った。チャイトーまでは列車でも行けるので、そこから乗り合いトラックでキンプンに移動してもよい。

キンプンの乗り合いトラックおよびバス発着所からは、目の前の道(村のメインロード)を出て左に行くと数分歩いた右側にガソリンスタンドがあるので、便の多い朝に行って乗り合いトラックに乗る。下車地点から1時間の登山を経てゴールデンロック到着。入場料6USドル。