:: 旅174日め : 世界旅39ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ60ヶ国め ::
■モーリタニア→マリ国境越え
モーリタニアから移動する旅人は、そのまま南下してセネガルに入る人が多いです。モーリタニア→マリの国境越えは、移動手段の少ないことから、メジャーではないのですね。でも私たちは、マリ入国を急いでいます。マリの豊かな国土を支える、あのニジェール河の船旅をするためには、河の水位が高いうちでないと船が運航していないからです。そしてマリは乾季に突入している・・・。
だからセネガルの旅は、マリの後、後!
風邪も治ってはいませんが、昨日マリビザが取れたので、今日はマリへ向けて移動開始です。
ちなみに、モーリタニアからマリへの国境越えは、ネマ(モーリタニア)→ナラ(マリ)ルートと、アユーンエルアトルス(モーリタニア)→ニオロ(マリ)ルートがありますが、私たちは道の良い後者を選びました。
■移動前から憂鬱・・・
タクシーに乗ってヌアクショットNouakchottのクサールKsar地区にある、キッファ方面タクシー乗り場(ガレージキッファ)へ行きました。料金を交渉し、夕方の出発を待ちますが・・・私たちが乗る予定の車はおんぼろで、さらに屋根の上にも車内にも明らかな過剰積載・・・出発前から憂鬱になります。
期待を裏切らないその車は、出発して1時間、サハラ砂漠の中で故障し、修理不能状態になり、「ネパボン」(だめだね~)というドライバーの深刻さのない言葉と共に、私たちは満天の星空のもと、5時間も砂の上で待たされてしまいました(>_<)
夜12時前にやっと到着した代替車もおんぼろで、不安はありますが、なんとか荷物積み替えも終わって再出発できました。そして、1時間ほど走って突然降ろされて、車道脇のゴザの上に案内されたら、あまりの疲労に、そのままその車道脇で2人で寝てしまいました・・・。
風邪ひいているのに、風さらし砂さらしの外寝は、キツイなあ・・・・。でも、助手席に太ったおばさんと2人で長時間座るのが本当にキツかったので、まだこっちのほうがいいかも・・・。
(翌朝この場所を聞いたら、ブチリミーズBoutilimitという名前の村だそうです)
本日の旅
行動 :ヌアクショットからマリへ向けて移動
朝食 :なし(出発へ向けてわたわたしていた)
昼食 :クスクスの肉ソースがけ、ごはんの肉ソースがけ/食堂
夕食 :パン/移動の車内
宿泊 :ブチリミーズ村の車道脇
旅情報
1ウギア=0.5円
*余ったウギアの両替
ウギアはモーリタニア以外では使えないので、余ったウギアは次の国の通貨かドルまたはユーロあたりと交換しておくべき。
私たちは、マリへ抜けるルートを逆行してきた旅行者に出会えたので、その人が余らせていた西アフリカセーファーフラン(CFA)と両替することができました。両替所よりもレートが良いのは、手数料が入らないことの賜物ですね~。