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■モロッコの田舎に滞在
私たちと共にモーリタニア国境へ行くダウド氏の話によると、出発は明日の早朝なのだそう。
だから今日は、幸せなことに、この素敵なモハメッドおじさんの家に滞在すること決定です♪
次女のアミナは私たちの衣類を全部手洗いで洗濯してくれました。
末っ子のハッサンは和人が大好きでピトピトくっつくようになついてくれます。
長男のヒーシャムが淹れてくれたモロッコのカフェオレやコーヒーにはほのかなフレーバーがついていて、「ザタフ(orザツァ)」というハーブを入れることを知りました。
昼食はモロッコといえばクスクス! しかも圧力鍋のスチームを使って作る、家庭料理としてのクスクスの作り方を、ずっと見せてもらえました。「クスクスは3度蒸す」んですって。わーいメモメモ♪φ(^^*
午後になり、長女のザーラやヒーシャム、その他総勢6人で、ホリブガの町歩きに出かけたり。町歩きの中では、モロッコの食や文化のこと、いろいろと教えてもらえて楽しかったな。観光客が誰もいない町だから、今までカサブランカやラバトといった観光地で見たものの中で、何が本当のモロッコなのかが分かってきた気がします。
みんなとの会話はほとんどがフランス語まじりのアラビア語です。頑張ってアラビア語も覚えていこう。
夕暮れ時にはアミナと三女のショロコと4人で、小さなモスクと小さな学校までお散歩。
晩ごはんはモロッコで最もリピートしたスープ「ハレーラ」。
でも隣のおじさんも私たちを夕食に招いてくれ、私たちは2軒でお腹いっぱいになるまで晩ごはんを食べました。
夜はモロッコ式ダンスを教わり、一緒に踊ったり、今日は本当にスペシャルなことづくめ!
夜も深まる頃、家族はヘンナ(天然染料を使い皮膚に紋様を染め付けるもの)を用意してくれました。ヘンナの前には歌を歌うのだそう。とても儀式的な感じがしました。
なんか、文章にするといろんな体験と出来事の羅列になってしまって、なんだか整頓のつかない文章になっちゃったかな。でもね、この日のことを思い出しても、記憶によみがえるのは、いろんな体験と出来事の羅列なのです。だから、今日はこんな日記しか書けません。温かい気持ちを思いだしながらいろいろなことを整頓できないまま列挙することで精一杯なの。
みんな、みんな、私たちにほんとうにいろいろと良くしてくれました。
あまりに「いろいろ」すぎて、きっとこの日の素敵な思い出は、一生、整頓がつかないままなのだと思うし、整頓がつかないほうがむしろいいと、そう思います。
モロッコの素顔が見られ、本当に気持ちよく西サハラへ向かって旅が続けられそうです。
本日の旅
行動 :ホリブガ家庭滞在、ホリブガ観光
朝食 :ホブス2種、カフェオレ、ガトー/モハメッドおじさんち
昼食 :ホブス、バター、アプリコットジャム、カフェオレ、クスクスタジン、レーベン(発酵乳)、コーラ、ファンタオレンジ/モハメッドおじさんち
夕食 :ハレーラ、ガトー、ホブス、紅茶/モハメッドおじさんち、鶏タジン、フライドポテト、ガトー、紅茶/隣のおじさんち
宿泊 :モハメッドおじさんち
旅情報
1ディルハム=15円
*モロッコ式「親しいこんにちは」
「サラーマレイコム」と片方が声をかけ、それを受けた側は「レイコムアッサラーム」と言う。フランス語で「ボンジュー、サバ?」→「サバビヤン!メフシー!」もOK。
お互いが近寄り、ほっぺに片方ずつ、合計2度キスをする。男女問わず。