2人の世界旅 日々の記録

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ヨルダン>2009年03月30日(Mon)
アンマン→マダバ→ウムアルラサース→アンマン
:: 旅690日め : 世界旅103ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ122ヶ国め ::

■世界遺産のモザイク画
ヨルダンでは、是非死海やペトラ遺跡に訪問したいと思っていますが、日程の都合などいろいろを考慮して、今日はアンマンAmman近郊、明日からペトラ、最後に死海、という順で観光することにしました。

今日の行き先にと選んだのは、2004年に世界遺産に新規登録された、ウムアルラサースUmm Al-Rasasです。マダバMadabaという町に行ってバスを乗り継いで、荒野の先にある、ひたすら遠いウムアルラサースに到着しました。ツーリストが行ったという記録を見たことがなかったので、いざ行ってみるとこんなに時間がかかるとは思いませんでした。

入口があり、常駐ポリスのような人がいても、チケット窓口は開いていません。どうやら、今観光客受け入れ準備中、施設作りかけで、今なら無料で遺跡観光ができるようなのです。これはラッキーですね。

そんなわけで、誰にとがめられることなくプラプラと遺跡に入りました。

当時は石造りの教会、石造りの住居群があったのでしょうけれど、かなり多くの部分が崩壊しています。でも、きれいに修復している遺跡と違い、飾り彫りの素晴らしい石がごろんごろんと土の上に落ちている様子は、「遺跡に来た!」という高揚感をもたらしてくれるんです。ところどころに残った石のアーチも素敵。廃墟が廃墟のまま残されているほうが、次々と想像力を引き出してくれ、タイムスリップを大いに実感できると思います。

さて、屋根作りの大きなプレハブに入りました。聖スティーブンス教会は、雨風からその美しさを守るように保護されているのです。

教会内部にはなんと、空中遊歩道が作られていて、歩きながら眼下のモザイク画(色つき小石を敷き詰めて床絵にしたもの)を観光することができます。最高です。幾何学模様だけでなく、魚やレモンの木、動物、建造物などなど、ほんと見ていて楽しい、見事なモザイク画の数々を堪能しました。

写真に写っているのはほんの一部。実際は広大なモザイク画が広がっています。

ウムアルラサース

帰りは一気にアンマンまでヒッチハイクでき、無事に宿へと戻ることができました。
晩ごはんに食べたヨルダン伝統料理のマンサフが美味しく、今日の旅も大満足です♪
本日の旅
行動 :ウムアルラサース日帰り観光
朝食 :ホブス(アラブの薄パン)、紅茶/宿、ファラフェルサンド(豆コロッケと野菜をホムス(ヒヨコマメとタヒーニ(ゴマペースト)にレモンやにんにくを混ぜたペースト)を塗ったホブスで巻いたもの)/路上
昼食 :ホンムス(ヒヨコマメとタヒーニ(ゴマペースト)にレモンやにんにくを混ぜたペースト、きゅうりトマト乗せ)、ファスーリャ(大豆と羊肉のトマト煮込み)、ホブス、トマト、玉ねぎ、青唐辛子/マダバの食堂
夕食 :ジェージハンモル(チキングリル)、フライドポテト、にんじんグリーンピース、マンサフビラフメ(やわらかサフランライスにやわらか骨付き羊肉を乗せ、レバン(羊肉ゆで汁にヨーグルトを混ぜた温かいスープ)をかけていただく)/アンマンのレストラン
宿泊 :ベニシアホテルVenisia Hotel

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旅情報
1ディナール=143.5円

*ウムアルラサースの行き方
アンマン市内ムジャンマムハジェリーンからバスでマダバへ行き(1時間、0.5ディナール)、マダバのムジャンマ(バス乗り場)からウムアルラサース方面バスに乗り遺跡前で途中下車(1.5時間、0.5ディナール)。マダバでの乗り継ぎが悪く、マダバから先も様々な村に立ち寄りながらバスが進んでいくため予想以上に時間がかかった。

*アンマンで美味しいマンサフ
マンサフはライスの上に羊肉塊煮を乗せてヨーグルトスープをかける、ヨルダン代表料理。アンマンの宿の主人に相談したところ、「ジェルサレムレストランJerusalem Restaurant」を勧めてもらった。ベニシア、クリフ、マンスールと、日本人旅行者が泊まる宿からは簡単に歩いて行ける。キングフセイン通りとキングファイサル通りが合流するところから少しだけキングフセイン通りを進む右手に見える。1皿4.5ディナール、美味しかった!