2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ヨルダン>2009年04月02日(Thu)
★アンマン→シューナ→死海→スウェイル→アンマン
:: 旅693日め : 世界旅103ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ122ヶ国め ::

■死海へ
世界で最も標高が低いところは死海です。海抜約-300m、すごいですね。
もちろんそこは、湖面に浮かべる湖としても有名です。

死海はイスラエルとヨルダンの境に南北に長く位置する塩湖で、もちろんイスラエル側からも観光することができます。じゃあ何故ヨルダン側から観光するのか? その答えの1つは、ハイパー物価高のイスラエルと物価が安いヨルダンの違い。往復交通費だけでかなりの差がでますからね。

そして、イスラエルはユダヤ人地域もパレスチナも含めて旅が忙しくなるから、それらをいろいろと考慮しての、今日のヨルダン側からの死海訪問決行です。

死海へ行くのはちょっと困難です。アンマンAmmanで出会った日本人は宿で4人集めてタクシーチャーターをしていた人が多く、驚きつつも納得できます。私たちはアンマン市内ムジャンマムハジェリーンというバス乗り場へ行き、シューナShunaへ行き、そこから先はヒッチハイク2連続で移動。

2回目のヒッチハイクに応じてくれた人に、「デッドシー(死海)行きたいです」と言ったら、「ホットスプリング(温泉)?」って聞いてくれるじゃないですか!!

普通死海を楽しむ場合、アンマンビーチと呼ばれる砂浜から海に入ることになります。入場料は高いのですが、女性用遊泳コーナーもシャワーも設けられていて、安心して楽しめるよう配慮がなされています。
(※ここはアラブ圏、女性が肌を見せることがタブーとなるところなので、外人の観光用に女性の遊泳コーナーが設けられています。)

で、ホットスプリングはアンマンビーチから更に10kmも南に進んだところ。施設は何もありません。地元の人がきゃいきゃいと湖面に浮かんで楽しんでいます。観光客ゼロ。ここはお湯が流れる川がたどりつくところで、ぬくぬくとしたお湯で塩を洗い落とせそうな点に安心しました。

地元民うじゃうじゃの浜からちょっと歩いてみる。
ヤッター! ものすごい絶景ポイントに出会えました!!

塩の崖、塩の崖、塩、塩、塩、白、白、白!!!
一面真っ白な、白い大地に、蒼い湖面、完璧シチュエーション♪
しかも、そこには誰もいない!

白い塩の大地は、空と湖面の青さとマッチし、晴天の太陽を受けて眩しく輝いています。

後頭部まで塩水につけて、顎を伸ばして、体中を伸ばして、浮かんでみる。

死海

- そう、こうやって、お日様ながめながら、浮きたかったのよ -


死海は塩分濃度30%、ここまで塩が濃いと人体よりも遥かに重くなるため人は沈めません。
私たちは交代で何度か死海に入り、十分満足するまで、誰もいない死海を楽しんでいました。

泳ぐことって、結構疲労がたまるんですよね。
それでも疲れに負けず、明日は頑張ってイスラエルへ向かいます。

もちろんイスラエル入国のため、アンマンに戻ってからは、イスラエル入国にかかる諸費用(交通費や荷物代など)を調べ、必要ディナールのみ残して再両替も済ませ、イスラエル入国用の特別荷造り(アラブっぽいものをなるべく隠す)をし、明日に備えて寝ました。
本日の旅
行動 :死海日帰り観光
朝食 :ホブス(アラブの薄パン)、ホムス(ヒヨコマメとタヒーニ(ゴマペースト)にレモンやにんにくを混ぜたペースト)、コーヒー、紅茶/宿
昼食 :ホブス、フール(煮豆にオリーブオイルと豆を乗せる)/死海の塩の上
夕食 :ホムス、ホブス、ファラフェル(豆をつぶしてスパイスと混ぜて作ったコロッケのようなもの)、フール/アンマンの食堂
宿泊 :ベニシアホテルVenisia Hotel

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旅情報
1ディナール=143.5円

*死海への行き方
アンマン市内ムジャンマムハジェリーンというバス乗り場からバスでシューナShunaへ行く。0.65ディナール、40分。シューナから「デッドシー(死海)」と呼び込むミニバスもあるが私たちが行ったときは満席で乗れず、そこから先はヒッチハイクで死海へ行った。