2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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リヒテンシュタイン>2007年09月13日(Thu)
ジュネーブ→チューリヒ→ブックス→シャーン→フェルトキルヒ→リンダウ→ミュンヘン→ウィーン行き夜行列車
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※この日はスイス、リヒテンシュタイン、オーストリー、ドイツとまたがりますがカテゴリーは便宜上リヒテンシュタインとしました
■ジュネーブ→チューリヒ:2h46m
友人宅にバックパックを預け、2週間後、ここに戻ってくるまで最小限必要なものだけを持って旅に出ることができました。いつもお世話になっていたテントも置いて、アフリカガイドブックやアフリカ地図も置いて、サブバッグとして使っていた小さめリュックで旅ができます。

ところで昨日は飲みすぎみたい(^^ゞ
チューリヒZurlchまでの2時間の間に、体力回復しなくちゃね。

チューリヒに着いてまず驚いたのが、駅看板からポスターから、何から何までドイツ語になっていることでした。「スイスに4つの公用語がある」ことくらいは中学校でも習うので、頭では分かっている事実なのですが、2時間前ジュネーブまではフランス語だったのに、同じ国の中でこれほど変わるのか・・・と、激変に唖然。ついでに、会話もドイツ語を取り入れなければと、脳の中もフランス語気分からドイツ語気分へと、チェンジさせておきましょう。

チューリヒの見所は、チューリヒ中央駅からチューリヒ湖の間、約1.5kmほどのところに多くあります。リマトLimmat川沿いに沿って歩きながら、大聖堂Grossmunsterや聖母聖堂Fraumunsterを観光しました。特に聖母聖堂では、シャガールの幻想美の世界がステンドグラスになっていて、素晴らしかった。シャガールといえば青。このあともヨーロッパめぐりで何十枚何百枚ものステンドグラスを見ることになりますが、その独特の幻想的なステンドグラスは、その中でも印象深い、秀逸のものと思います。

■チューリヒ→ブックス:1h5m
チューリヒを出たら、東へ移動します。
今日はリヒテンシュタインLichteinsteinに入国したいので、その足がかりとなるブックスBuchsまで列車で移動します。

ブックス駅を出たあと、ツーリストインフォメーションで、リヒテンシュタインまでの道を含めた地図をもらいました。

■歩いてリヒテンシュタインへ
ブックスから15~20分くらい歩くとラインRhein河。そこがスイスとリヒテンシュタインの国境の河。
国境ラインは橋の中部にあるので、橋を渡ることが国境越えになるわけですね。

リヒテンシュタイン国境

橋を渡るとき、最も感動したのは、リヒテンシュタイン側にそびえる山々でした。主峰ナーフコフNaafkopf(2571m)をはじめ、2000m級の山がずっと連なり、あらためてリヒテンシュタインが山間国であることが分かります。

リヒテンシュタインに入ったあと、最初に入るのはシャーンSchaanの町。最初に見かけたスーパーで買出しをして、公園のベンチセットで遅めの昼食を取りました。その後シャーンの教会や町並み観光。

ヨーロッパで4番目に小さな国、リヒテンシュタイン(※1:バチカン、2:モナコ、3:サンマリノです)。小さい国だけれども、川沿いからアルプスの山々まで、高低差に富むその国は、すがすがしく気持ちの良いところでした。

■シャーン→フェルトキルヒ:25m
シャーンからはローカル列車に乗って、オーストリー(かつてはオーストリアと表記されていた国)のフェルトキルヒFeltkirchまで移動しました。
窓からの風景・・・そこは私たちが見ていない地域の、リヒテンシュタインの民家があり、目が離せませんでした。

■フェルトキルヒ→リンダウ:47m
フェルトキルヒで突然トイレに行きたくなってしまって・・・、でも駅のトイレは有料(>_<)

本当ならインスブルックInnsbruck行き列車に乗ってオーストリーのウィーンWienへ行く計画でしたが、インスブルック方面の列車がまだまだ来ないこともあり、今すぐ出発するドイツのリンダウLindau行き列車に飛び乗りました。だって列車トイレは無料なんだもん(^^*

そういうことで、まったく予定になく訪れたリンダウの町。でも、そのリンダウが素晴らしいところでびっくりしました。リンダウはボーデン湖Bodenseeの小島で、夕暮れのボーデン湖がなんとも言えず美しいのです。静かなリゾート地として人気があるところらしく、ボーデン湖のほとりはカフェバーやビアハウスで賑わっていました。リンダウの町並みもとってもとっても素敵です。壁が一面の宗教的絵画で覆われた教会など、なかなかほかでは見られないものがあり、リンダウに来た偶然を本当に嬉しく思いました。

ところでミュンヘンMunchen行き列車に乗るまでの間、あづさが休憩所と思ってのんびりしていたところが、実は駅職員室だったこと判明(^^ゞ
そっか、だからやたらとおじさん達が「のんびりしていっていいんだよ」って言ってくれるわけだ(^^ゞ
普通の休憩所で何でみんなそう言うんだろう~と、不思議には思っていたんですけどね(^^ゞ

時刻表を確認して戻ってきた和人の分もコーヒーをごちそうしてくれ、ようやくそこが職員室だったことに気づきました(^^ゞ
おじさん達は、「ミュンヘン行きの列車は8時20分だから、8時10分にここを出たらいいよ」と、ここでくつろぐことを歓迎してくれ、また自身がアジアを旅したときの話を聞かせてくれるなど、本当に優しかった。

■リンダウ→ミュンヘン:28m
ミュンヘンはドイツ南部の都市で、とにかくミュンヘンビールで有名ですよね。ミュンヘンに到着したのはもう夜だから、駅から出ず、駅構内のビアバーで乾杯☆

ミュンヘン発夜行列車に無事乗り、明日は早朝からウィーン観光となります。頑張りまっす!
本日の旅
行動 :ユーレイルパス旅2日め、チューリヒ・ブックス・シャーン・フェルトキルヒ・リンダウ観光、ミュンヘンでビール、オーストリーへ移動
朝食 :ねぎ入り味噌ラーメン/ちーちゃんち
昼食 :Fussballerbrot(フッスバレルブロット、種子を混ぜ込んだパン)、Bauernshublig(バウエルンシュブリッヒ、白黒2種類の美味しいサラミ)、Kugel(クーゲル、カステラの間にカスタードを挟みママレードを上がけして更にチョコレートを上がけしたお菓子)、Tolko Ananas(トルコアナナス、クリームチーズにドライパイナップルダイスとアーモンドダイスをまぶしたもの)/リヒテンシュタインの公園
夕食 :ビール2種(Beck's:ブレーメンビール、Paulaner:ミュンヘン黒ビール)(昼食が夕方だったのでビールのみ)/ミュンヘン駅構内バー
宿泊 :ウィーン行き夜行列車泊

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旅情報
1ユーロ=170円
1フラン=100円

*リヒテンシュタインへの行き方
1)スイスのブックスからバスか徒歩
2)スイスのザルガンスからバス
3)オーストリアのフェルトキルヒから列車かバス。
私たちはブックスから歩いて入国した。

*リヒテンシュタインではスイスフランが公用通貨なので、フランをある程度持ってスイスを出よう。