2人の世界旅 日々の記録

■ウガンダからルワンダへ
ウガンダの首都カンパラKamparaからルワンダの首都キガリKigaliへ移動します。バスは朝７時発と９時発のものがありましたが、早く着きたいから早く出るほうのバスを選びました。

ウガンダといえば、コンゴ民主国境からすでにアスファルトで舗装された道だったため、国のすみずみまで舗装道路が行き届いているのかとも思っていました。カンパラからキガリの道も、地図をみると主要舗装道路のラインがひかれているので、バスも揺れず車内で寝られるかなとも思っていました。

しかし、不思議なことに、バスは思っていた道を外れ、未舗装道路を走っていきました。国境に着いた時点で午後２時半・・・予定よりもかなり遅い感じがしますから、相当意外な道を走ってきたものと思います。

ウガンダ側国境ポストで出国手続きをし、次はルワンダ側国境ポストで入国手続きおよびビザ申請をします。このあたりの国は国境で（つまり事前に大使館訪問をしなくても）ビザが取れるので、有り難いです。

ルワンダ側国境では、乗客全員が荷物を開けさせられての、つぶさな荷物チェックが始まりました。そしてここからが大変！　法律でビニール袋の持ち込みと使用が禁止されているらしく、私たちは、すべてのビニール袋を捨てるように指示されます。・・・普段すべての荷物をスーパーマーケットの袋（防水が大事なので）に入れて小分けにしているので、かなり焦りました。なんとか頼み込んで見逃してもらったものの、こんな入国時騒動は、初めてのことでした。

このバスが走った道は、ウガンダ→キガリの最短ルートではなく、大きく東に迂回するものでした。だから、事前に確認していたよりもものすごく時間がかかり、キガリ到着が夜７時をすぎてしまったのです。

私たちはまだルワンダ通貨をもっていないので、両替するところがなければ宿も食事もとれませんし、何より首都に夜到着するのは物騒で好きではありません。後から分かったのですが、朝９時発のバスなら最短ルートでキガリに来るため、もっと早く到着できていたらしく、すごくショックです（もちろんチケットを買う時点で所要時間などは当然確認しますが、曖昧な返事しか返ってこなかったのが、どうしようにもできず悔しいです）。

それでも無事、両替もでき、地元の人に安い宿を教えてもらうこともできました。

しかし困ったのが宿での出来事。

ここルワンダでは、男女が同じ宿に泊まる場合には、法律で「結婚証明書」が必要なのだそう。当然宿からその証明書の提示を求められますが、・・・私たちがそんなものを持っているわけがない。幸い、パスポートを同時申請して作ってきたので、番号は連番になっているし苗字も住所も同じだからと、千言万語を叩いて説得するのに、妙に時間がかかってしまいました。

ビニール袋のこと、結婚証明書のこと・・・普通に旅をしているつもりなのに、ここルワンダは特殊なことが続きます。ちょっと不思議な国ですよ。

ちなみに、「ルワンダ」は「千の丘の国」という意味をもつそうです。国中丘だらけで、写真の丘の上が首都キガリの中心部です。普通、行政都市の中心部は低いところに作るものなのに、機能中心が丘の上にあるなんて。これも不思議な国だなーと思った１つです。