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■火山の島のトレッキング
面積2000平方kmほどの小島、レユニオンは、火山活動によってできた島。フランス海外県であり、島の住民の過半数はフランス人です。レユニオンは、火山活動で形成された美しい山があり、ダイビングやシュノーケルに適した美しい海があり、天候もいい。ホームステイで私たちを受け入れてくれているローラやローレンのように、アウトドアやアクティビティ好きのフランス人が好んで移住するところでもあります。
今日は、レユニオンの音楽祭“ミジックアパトMizik A Pat”が行われる日です。山間部オレレAurereという村までは、ふもと町まで車で行き、その後3時間ほどのトレッキングで行くのだそう。私たちもローラたちと一緒に、トレッキングをすることにしました。
トレックパーティーは、ローラ、そのダーリンのローレン、友人のアリス、そして私たち2人。おネコのワキちゃんはお留守番(*^.^*)
ローラの運転する車で、サンルーSt. Leuでアリスを拾い、ふもと町ルポーLe Portの駐車場まで。そこからは渡河があるため、4駆トランスポートに乗ってトレッキング拠点の場所まで行きます。片道9kmで1人7ユーロは高いけど。
目的地までは、始終登りの道です。でも道は整備されていて、登りやすいと思いました。風景も抜群です。切り立つ崖のような高台は、その側面が湾曲していて、昔大きな火山がここで爆発したことを想像させてくれます。
ところで私たちは旅の間、よく写真を撮りますが、ローラはこれまた格別のカメラ好き! 良い風景、可愛らしい花、珍しい小鳥、仲間の笑顔など、写真を撮っていると登山ペースは自ずと緩速します。でもだからこそ、疲れず、オレレ村までのトレッキングを終えることができました。暑くて汗いっぱいかいたけど、気持ちよいトレッキングでした。
写真は、トレッキング後のしばしの休息時間。
“2人のカメラ小僧”と和人が喜ぶ写真ですが、何か?(・・?
さてさてオレレ村。流石はアウトドア好きフランス人が集まる国だけあって、トレッキングとミックスしたこういうお祭りはみんな大好きなのでしょう。たくさんの人が集まっており、好き空き地も山道も、テントがひしめくように張られています。私たちも急いで場所を確保しました。
日が暮れる頃になり、ミジックアパトが始まりました。
地元の人気ミュージシャンたちが歌い、観客もノリノリです。でも面白いことに、ワインやウィスキーを飲みながら仲間とわいわいしている人たちのほうが、圧倒的に数が多いんですよね。私たちも最初は写真を撮ったりミュージシャンを見ていましたが、そのうち、合計10人ほどの仲間うちで集まって、持ち寄ったおかずやお酒で、木の下でわいわいとおしゃべりを。抜群のBGMと共に、です。
ミジックアパト。それは多くの人たちにとって、ミュージシャンを見に行くよりも、トレッキングを楽しみながら山村に集まり、仲間と酒を飲みながら集う、ひょっとしたらそういう楽しみ方で人気のフェスティバルなのかもしれませんね。
本日の旅
行動 :レユニオントレッキング、ミュージックフェスティバル参加
朝食 :ごま油野菜炒め乗せ醤油ラーメン、クロワッサン、レーズンパン、バナナジュース、グアバジュース、パッションティー、ゴヤビエ(レユニオン特有の小スモモのようなフルーツ)、スパイスパウンドケーキ、キウイフルーツ/ローラ姉さんち
昼食 :シリアルバー、干しアンズ、ビスケット/トレッキングの山道
夕食 :ローストチキン、パン、スライスチーズ、ハム、ブロッコリーとチーズのタルト、オレンジとラムのプランテール、ビール/オレレのミュージックフェスティバル会場
宿泊 :ジトリベイルフランソワGite Libelle Francois
旅情報
1ユーロ=167円
*ミジックアパト
Mizic A Pat(足で音楽、つまりトレッキングをして音楽祭へと向かう)はレユニオンの音楽祭。平坦なところ(ルポーの町から4駆トランスポートが9km内陸まで出る)から2、3時間のトレッキングを経た、マファトMafate地区のオレレAurere村で毎年行われる。フランス系ミュージシャンから地元クレオールのミュージシャンまで参加し、若者を中心に多くの参加者(毎年2000人)が集まるそうだ。参加は無料。できれば早めにトレッキングを開始し、当日はなるべく良いところにテントを張るようにしたい。