2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ロシア>2007年06月01日(Fri)
★モスクワ
:: 旅22日め : 世界旅3ヶ国め : 和人206ヶ国め : あづさ25ヶ国め ::

■クレムリン
灼熱の昨日とはうってかわって、今日のモスクワは冷え込んでいます。朝からクレムリンКремль観光に出かけましょう♪ 出かける前に、宿泊しているお宅のお嬢さん(家族で唯一英語が話せる)と電話がつながり、「私は日本の主婦です。料理が好きです。もし良かったら、今夜一緒に晩ごはんを作って、みんなで食べたいと思っています。」と伝えてみたら、快諾してもらえました。イエイ言ってみるもんだ(^_^)V

トロリーバスに乗ってクレムリン到着。

ロシアらしい、「玉ねぎ」がいっぱいの屋根をもつ宮殿がいっぱい詰まった場所がクレムリンです。いくつかの宮殿では内部に入ることができました。内部はどれも写真撮影禁止なのですが、彫刻が美しいところ、金細工が美しいところ、絵画が美しいところなど、それぞれの宮殿の特徴があり、本当、美しいものをいっぱい見て楽しめました。丁度聖歌の時間にいられ、美しい歌声からロシア文化を感じる時間も良かったです。

■赤の広場とGUM
そのあとクレムリン外壁沿いに歩いて赤の広場へ。昨夜も来たところですが、昼間に来てもここは良いものですね。でも、今日は寒く、広場に長居することができません。なので私たちは、赤の広場に隣接する、歴史あるGUM(グム)デパートに入りました。中は暖かく、ランチタイムも楽しめました。

■サヴィオールカテドラル
今日のお目当ての1つは、サヴィオールカテドラル(Cathedral of christ Savior)。モスクワ河沿いに建つ、金のたまねぎ型の屋根が美しい教会です。ところで今日は金曜日なのに、妙に多くの花嫁花婿を見かけるなぁ・・・と思ったので、人に聞いてみると、今日は年に一度の祭典の日なのだそうです。サヴィオールカテドラルの鐘が鳴ると、中からは続々と司祭などが出てきます。

美しい教会、幸せそうな人々、装束美しい司祭たち。お天気の良さと相まって、ここサヴィオール教会は私たちのお気に入りの場所になりました。

■ロシア人と夕食を
さて、約束の6時に帰宅したら、本当に一緒に晩ごはんを作れることになりました。もうあづさは大喜びかつ大張り切り! 普段からパパと娘が晩ごはん担当なのだそう。パパが牛肉塊からステーキを作る様子は、スパイスの使い方が素敵です。またパパは赤ピーマンや玉ねぎをソテーし、トマト&ブイヨンの風味いっぱいのジューシーなソースを作ります。18歳の娘が作るギリシャ風サラダは、フェタチーズやオリーブいっぱい、味付け控えめなのに美味しさ満点でした。あづさは日本に帰ってからも再現できるようにとメモいっぱい。和人は写真をいっぱい撮っています。

ロシア人家庭で夕食準備

さて、パパがお米を私に差し出し「これはあづさ担当」ですって(^^;; 普段あまりお米を食べないからか「ジンジャーパウダーは入れないのか?」などと言ってきます。それじゃあと、あづさは、「今日は、ジャパニーズスタイルでごはんを作りますね!」と提案したら、2人とも大変に喜んでくれました。海苔もないので、塩むすびですが、ごはんを上手に炊かないと・・・と、プレッシャーもいっぱい。結局、家にあるお鍋で、ごはんはパーフェクトに炊けました(ほっ)。

晩ごはんは総勢8人での、楽しい楽しいディナーとなりました。パパがワインを注いでくれ、ママはチーズとにんにくで絶品のおかずを作ってくれ、みんなが私たちを歓迎してくれ・・・。 美味しいとか楽しいとかを超え、ロシアの一般家庭でこれだけ魅力的な時間を過ごせることが、本当に宝物のような体験で、笑顔がいっぱいのみんなの優しさには心が熱くなります。

あづさ:「カークエトラーズワイエック?(この料理の名前は何ですか)」
パパ:「いつも作っている料理だから特別な名前はないんだよ」

・・・スパシーバ(ありがとう)。

そういう料理こそ、私たちにとって、最高の食事なんだもの。
そういう料理を私たちに作ってくれたことが、本当に、本当に、本当に嬉しかった。

明日はペトロザヴォーツクПетрозаводскへ移動。

でも本当は、あともうちょっと、このあったかい家に、いたかったな。
本日の旅
行動 :クレムリン、赤の広場、GUM、サヴィオールカテドラル、メトロ美術鑑賞、ナターリャさん家族と一緒に晩ごはんを作ってみんなで乾杯♪
朝食 :カフェオレ、パン、ヌガー/ナターリャさんち
昼食 :チキンカツバーガー、クリスピーチキン、コーラ/GUM内ファーストフード
夕食 :Жареное Мясо Антрекот(ジャレノイエミャーソアントレコート、厚切りステーキにジューシーな野菜のトマト煮をかけて食べる)、Sаlат Grace(サラトゥグレース、フェタチーズや黒オリーブが美味しいギリシャ風サラダ)、Chis Suluguni Georgia(チーススルグニジョージア、グルジア産ナチュラルチーズとにんにくをレンジにかけてパンを添えたもの)、塩むすび(あづさが炊いたごはんで)、ワイン、エスプレッソ、ロシアンティー、フルーツ入り紅茶ケーキ、ヌガー、ジュース、フルーツ盛り合わせ/ナターリャさんち
宿泊 :ナターリャさんちのプライベートルーム
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旅情報
1ルーブル=4.8円

*ゲストハウスのプライベートルーム
私たちは紹介料込み2泊3日で3000ルーブルで宿泊した。安宿でもダブル60USドル、70USドルが当たり前のモスクワ。しかもこれだけの体験ができて、決して高くはない宿泊だったと思う。