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タジキスタンからアフガニスタンへの道

移動|30Jun2011|URL
 外国人のよく通っている国境は、ドゥスティからクンドゥースへ抜ける国境とイシュコシムの2ヶ所がある。
 前者は新しく橋が完成し、これから両国を結ぶ大動脈となる予定であったが、クンドゥース市の治安悪化により、外国人の通行は激減し、ツーリストは通らなくなっている。
 イシュコシム国境は辺境の地で、大動脈とは成りえないが、アフガン側のイシュコシムがワハントレッキングの基点として人気がある。今回は入出国共にここを選んだが、2度とも10人以上のツアーグループとすれ違った。夏のトレッキングシーズンだけであろうが毎日大勢の外国人観光客がここを通っている模様である。
 タジキスタン東部パミール地方の中心都市ホローグからイシュコシムまでは乗り合いランドクルーザーで、2-3時間、35ソモニ。30ソモニから値上げしたばかりで、運転手と乗客が大モメ。ただし外国人には50ソモニといってきて35ソモニで乗るのは大変だった。タジク側イシュコシムの5キロ手前に国境の橋があるので、そこで下車。国境間は歩いて越える。タジク側税関でかなり露骨に賄賂をせびられるが、全体的には両国側とも問題がない国境。国境からタジク側イシュコシムまではおそらく5キロ以上ある。美しい風景の田舎道なので少なくとも片道はトレッキングがお勧め。アフガン人は親切なので車が通れば乗せてくれる。
 上記2ヶ所以外にも両国を分けるピアンジ川に掛かる橋は幾つも見た。しかし、外国人が通れるかどうかは不明。

ドゥシャンベからホローグへの移動

移動|27Jun2011|URL
 ドゥシャンベからホローグの交通費は、事前チェックしていた値段よりも非常に高くなっていた。現在の値段は飛行機440ソモニ、ランドクルーザー300ソモニ、ハイエース型ミニバス250ソモニ。
 飛行機はパミールの山並みが美しい観光ルートとして知られているが、欠航が非常に多いとの事。空港とランクル、ミニバス乗り場は近いので、欠航したらすぐ陸路切り替えというのは可能。
 この区間では、以前走っていたロシア製ジープは姿を消し、ジープ型乗り合いはランドクルーザーに切り替わっている。客引きによれば、集まり次第順次出発だが、朝6時頃にターミナルに行けば待たずに出られるとのこと。所要は16時間とか、6時に出ても22時着! 午後出発で夜行にしてくれたらありがたいが、午前中のみ。ただし、昼前にターミナルに行った時もまだ客待ちしていた車あり。12時に出て朝4時到着の方が楽な気がする。
 ミニバスは8時前後に4台同時出発。故障に備えてなのか、一緒に走り、一緒に休憩、他の車のパンクでもお付き合い。良い席を確保したいなら6時にターミナルへ行った方が良い。悪路なのに運転が荒く、最後部座席は悲惨だった。カライフムに夕方到着、そこから少し走った村で夕食休憩をし、そのまま1泊。翌朝は明るくなった5時頃に再出発した。到着は11時過ぎ、全部で27時間かかったが、景色が良いルートなので暗い時間も走るランクルよりは良かった気がする。

ウズベキスタンからタジキスタンへの道

移動|23Jun2011|URL
 両国間の関係があまり良くなく、飛行機も列車も運行停止をしたまま。国際バスもなく、全ては陸路移動で、国境乗換えとなる。
 複雑で長い国境線を持ち、国境はたくさんあるが、閉じられることも多い。主な国境は、タシュケント・ホジャンドを結ぶ道、コーカン・ホジャンドを結ぶ道、サマルカンド・ペンジケントを結ぶ道、デナウ・ドゥシャンベを結ぶ道の4ヶ所。
 当初はサマルカンドからペンジケントを考えたが、現在閉鎖中との事で、デナウからドゥシャンベへ抜けた。デナウからは乗り合いタクシーで約20分(5000UZS=2USD)で国境へ。出国手続きはスムーズ。レジストレーションのチェックなし。税関申告書は改めて書かされるが、英語の見本があった。国境越えする人が少なく、待つこともない。
 国境間は徒歩ですぐ。税関申告書が入国時にもあったが、英語のできる職員が助けてくれた。申告書は1枚のみですぐに回収された。ウズベキスタンソムからタジキスタンソモニへの両替は、たむろしている両替人より税関にある正規両替所が良かった。
 タジク側もバスはなく、乗り合いタクシーのみ。相場予想はドゥシャンベまで10TJS(2USD)、高くても20TJSだと思われるが、言い値50TJSから少ししか下がらないので、最寄の町であるレガールまでタクシー貸切(10分、10TJS)で行った。レガールからは乗り合いタクシー40分で7TJS、ミニバスなら4TJSでドゥシャンベまで行ける。さらに安い大型バスもある。
 USDからTJSへの両替は、レガールのタクシー乗り場前がドゥシャンベよりも良かった。

サマルカンドからデナウ方面へ

移動|21Jun2011|URL
 サマルカンドからデナウ、テルメズ方面に行く乗り合いタクシー乗り場は街の中心であるレギスタン広場から10キロ近く離れたGrevnoy Kanalから出ている。Grevnoy Kanalへは、中央市場下から1番のバスで終点400UZS、タクシーなら6000UZSが相場らしい。
 デナウまで乗り合いタクシー35000UZS(=14USD)だが、言い値は50USDスタート、運転手同士が結託し、中々定価まで下がらない。
 2009年に新しい線が開通したので、テルメズまでなら列車もある。テルメズで乗り換えれば、デナウやタジキスタン国境までも列車で行ける。
 逆方向ならタシュケント行きバスで途中下車可能。サマルカンドからのバスはない。

カザフスタンからウズベキスタンへの道

移動|17Jun2011|URL
 陸路国境役人の評判が非常に悪く、在住者からは空路移動を薦められた。飛ばないのならバスよりも列車が良いとの話だが、日曜日のアルマトイ発ヌクス行き以外はロシアとウズベクを結ぶ列車にカザフから乗ることになり、切符が取り難い上に、時間も悪い。
 という訳で、バスを選んだ。長い国境線を持つ両国だが、現在確実に外国人も通れるといわれているのは2ヶ所のみ。南の方にある国境はチェルニャイェフカである。最近数年間、ここは改装工事のために外国人通過ができなかったそうだが、復活していた。建物は昔通った時と同じで何年もかけて何をやったんだかって感じる。シムケントから国境までミニバスで500KZT。カザフ側に両替屋多数。ミニバスが着いた時に群がってくる両替人より店の方が若干レート良し。米ドルからウズベクソムへのレートも悪くないので、ここでしておくと良い。
 出国手続きは極めてスムーズ、入国もスムーズにスタンプをくれる。しかし、その後のカスタム申告書の記入が非常にめんどくさい。用紙はロシア語とウズベク語のみ、壁にある記入例も同様。ただし、記入は英語でOK。持っている外貨を全て申告せねばならず、カメラやパソコンの申告も必要。申告書は2枚記入し、1枚はスタンプやサインの後にくれる。出国時に必要となるので、大切に保管を。記入には苦労するが、これが済めば問題なし。役人の対応も良く、意外に簡単な国境通過であった。
 ウズベキスタン側にはタクシーがたくさんいるが、少し歩けばミニバス555番が待っている。これに乗れば終着はタシュケント・イパロドームの長距離バスターミナル。タシュケントの街を経由せずに国内各地に行ける。1200スム(=0.5USD)。タシュケントの街に行くにはもっと手前でミニバスを乗り換えると速い。

中国からカザフへの道

移動|07Jun2011|URL
 空路はあるが安くなく、検討もしなかった。陸路は何ヶ所かあるようだが、外国人がよく通っているのは4年前に越えたコルガス国境と鉄道のある阿拉山口。せっかくなので4年前と違う国境を越えようと思ったが、遠回りなので時間がなく却下。前回と同じコルガス国境を越えることにした。時間がないのでウルムチからアルマトイのダイレクトバスにしようと思ったが、道がまったく同じになってしまう。昨年新たに開通したイーニン行き列車に乗ってイーニン経由で行くことにする。
 イーニンからアルマトイはダイレクトバスを考えていたが、乗ることを考えていた日曜日はバスが走っていないことを金曜夕方に知る。どうやら日曜日は国境が閉まっている様子。急遽一日早く出ることになったので、早朝発のみのダイレクトバスはしんどいと考え、昼のバスでコルガスに向かった。コルガスのバスターミナルに到着し、土曜のコルガス発最終ダイレクトバスに間に合ったようなので窓口で切符を買おうとしたら・・・、本日から3日間特別に国境クローズと言われガックリ。
 国境再開の火曜朝、4年前同様11時に国境が開くと思ったが、開いたのは12時過ぎ。国境間だけ運行のバスがなくなっており、国境間は、ウルムチやイーニンなどから来る国際バスに乗車するシステムになっていた。・・・国境間だけのバスは出発も到着も並ばなかったので前回は中国出国からカザフ側の手続き終了まで1時間だった。今回は、同一時間に集まっている国際バス渋滞の影響をもろに受け、数百メートルの国境間(徒歩禁止)に2時間! 大変だった。
 以前は一月までの観光ビザ所有者は外国人登録が不要だったのに今は5日以上滞在なら必要。国境によっては無料で入国時にしてくれるそうだが、コルガスはしてくれなかった。おかげでアルマトイでの登録が必要に。
 カザフ側からは、ウルムチ発の国際バスに交渉して乗車。この区間だけ乗っても割高だし、国境間のバスはボッタクリなので、こんな苦労するならダイレクトバスの方が絶対良い。アルマトイに着いたのは夜10時。時差が2時間あるので中国国境が開いてから12時間かかった。

コルガス発のバス時刻

移動|05Jun2011|URL
 国際バスはジャルケントのみ。39キロなのに70元もする。月から土で、11時、12時、16時、18時。日曜は休み。
 他に、ウルムチ行きが毎日2便(19時と20時、130-150元)、イーニン行き(20-30元)が、8時30分から20時まで満員になり次第。
 上記以外に行く場合は基本的にイーニン乗り換え。
 夕方になるとイーニンの鉄道駅行き乗り合いタクシーが客引きをしている。国境へは4年前にはなかった市バス(1元)がある。

ウルムチからイーニンへの列車

移動|03Jun2011|URL
 ウルムチからイーニンへは、4年前にはなかった鉄道路線が開通していた。出来たばかりなので、列車も駅も新しくて綺麗。この路線、ゆくゆくはコルガスからカザフスタンのアルマトイまで繋がるそう。
 イーニンの駅は街からかなり離れているが、駅から街に行く市バスは何路線もある。17番に乗ったところ、中心部に行く前にウイグル族地区をくねくね走って、車窓風景が非常におもしろかった。