中国から日本への道
中国、日本とも地方都市からの就航が多いので航空路の数は数え切れないほどある。今回は東京に出る必要があったので、上海から茨城空港に飛んだ。4年ぶりの帰国であったが、スムーズに入国できたのは地方空港ゆえ? バスの本数が少ないのは難だが、空港から東京駅までのバス代はなんと500円! 空港などが補助してるのだろうが安すぎー。
中国の列車切符販売枠
列車切符がオンライン化されたので、どこでも切符を買えるようにはなったが、列車切符販売枠というのは依然残っている。といっても昔のような発売所毎の枠ではなく、当該列車のどの区間の切符を売るかという枠である。
この枠がどんなものなのかを、分かりやすく日本の東海道新幹線で東京発大阪行きこだま号で例えてみる。
A.乗客が少ない時期:満席になることも少ないので、どの区間の切符も枠なしで販売する。
B.夏休み:新横浜発の切符は販売枠を0に設定。理由は、東京-新横浜間だけの切符はほとんど売れないが、東京駅発はのぞみやひかりが売り切れれば、最終的に埋まる。
C.盆の帰省ラッシュ日:東京発新大阪着以外の切符販売枠はすべて0。理由は、最終的には東京発新大阪行きだけを売っていても最終的には売り切れるので、これが一番儲かる。
中国には自由席がないので、Cの時に名古屋に行きたければ新大阪行きの切符を買うか、在来線に乗るかしかなくなるのだ。降りる時は良い(実際に中国人が同じことをしているのを見た)が、新横浜から乗るのに東京駅発の切符で乗れるのかは不明。
こんなことを長々と書いたのは、今回、カシュガルから西安行きの列車に乗り継ぐのに本来の乗り継ぎ駅であるトルファン駅での切符販売枠がなく、無駄にトルファン・ウルムチの往復をする羽目になったからです(笑)
この枠がどんなものなのかを、分かりやすく日本の東海道新幹線で東京発大阪行きこだま号で例えてみる。
A.乗客が少ない時期:満席になることも少ないので、どの区間の切符も枠なしで販売する。
B.夏休み:新横浜発の切符は販売枠を0に設定。理由は、東京-新横浜間だけの切符はほとんど売れないが、東京駅発はのぞみやひかりが売り切れれば、最終的に埋まる。
C.盆の帰省ラッシュ日:東京発新大阪着以外の切符販売枠はすべて0。理由は、最終的には東京発新大阪行きだけを売っていても最終的には売り切れるので、これが一番儲かる。
中国には自由席がないので、Cの時に名古屋に行きたければ新大阪行きの切符を買うか、在来線に乗るかしかなくなるのだ。降りる時は良い(実際に中国人が同じことをしているのを見た)が、新横浜から乗るのに東京駅発の切符で乗れるのかは不明。
こんなことを長々と書いたのは、今回、カシュガルから西安行きの列車に乗り継ぐのに本来の乗り継ぎ駅であるトルファン駅での切符販売枠がなく、無駄にトルファン・ウルムチの往復をする羽目になったからです(笑)
中国で乗り継ぎ切符の購入
中国の列車切符販売もオンライン化され、今では、全国各駅発切符販売と表示している窓口が多い。といっても、ここまでは予定が変わるかもしれないと思い、先々の切符は買わないようにしてきた。しかし、残り期間もわずかとなり、変更の余裕はなくなったし、中国の夏休みで当日ではほとんどの切符が売り切れという事態になってきた。
という訳で、今回初めて出発地以外の切符を購入することにした。買った場所はカシュガル駅。目的地は四川省の達州である。直通列車がないので乗り継ぎの列車を探さねばならないが、駅で分かるのは主要駅行き列車のみ。それさえ夏の臨時列車が分からないなど不備がある。ましてや省都でもなんでもない田舎町の達州への乗り継ぎなんて、窓口で尋ねても分かるはずない。なので、乗車駅以外の切符を買うなら、事前にネット上で列車を調べておく事は必須である。今回も以前紹介した鉄路客送服務中心のサイトにはホントお世話になった。
カシュガル駅では、事前調べで満席と知っていた第一希望の列車は当然満席で買えなかったが、第2希望の列車は買えたので一安心。ちなみに始発以外の切符には手数料5元がかかる。
さて、カシュガルから夜行に乗り、ウルムチへ。そこから切符購入翌日となった乗り継ぎ列車に乗車してみると、完全に満席。通路にも人が溢れておりびっくり。どう考えても、ウルムチに着いてから購入では席がなかったものと思われる。危ない、危ない。もう最後まで予定を確定し、この先の全切符を早く買ってしまおうと心に誓ったのであった。
という訳で、今回初めて出発地以外の切符を購入することにした。買った場所はカシュガル駅。目的地は四川省の達州である。直通列車がないので乗り継ぎの列車を探さねばならないが、駅で分かるのは主要駅行き列車のみ。それさえ夏の臨時列車が分からないなど不備がある。ましてや省都でもなんでもない田舎町の達州への乗り継ぎなんて、窓口で尋ねても分かるはずない。なので、乗車駅以外の切符を買うなら、事前にネット上で列車を調べておく事は必須である。今回も以前紹介した鉄路客送服務中心のサイトにはホントお世話になった。
カシュガル駅では、事前調べで満席と知っていた第一希望の列車は当然満席で買えなかったが、第2希望の列車は買えたので一安心。ちなみに始発以外の切符には手数料5元がかかる。
さて、カシュガルから夜行に乗り、ウルムチへ。そこから切符購入翌日となった乗り継ぎ列車に乗車してみると、完全に満席。通路にも人が溢れておりびっくり。どう考えても、ウルムチに着いてから購入では席がなかったものと思われる。危ない、危ない。もう最後まで予定を確定し、この先の全切符を早く買ってしまおうと心に誓ったのであった。
パキスタンから中国への道
中国からパキスタンへの道で書いたルートをそのまま戻った。
やはり、船やススト行きバスをローカルプライスで行くのにはひと苦労。
スストからのバスは、NATCOとPTDCの2社あり、2600ルピーと2500ルピー。両方2600と聞いていたのでPTDCが勝手にディスカウントしたかも。チケットに値段は書き込んいたが・・・。朝9時にイミグレが開き、10時出発といわれたが、開いたのが9時半頃で、出発は11時頃。中国国境での荷物検査は噂通り全部見たので時間がかかった。当然行きより時間がかかり、タシュクルガンに着いたのは中国時間で午後8時頃。ここでもしつこく荷物を見るのだからまいる。NATCOのバスは人数が多かったため国境で時間がかかったようで、我々のバスより1時間遅れで到着。
バスターミナル前には乗合タクシーが待っている。先を急ぎたかったのでタクシーでそのままカシュガルに行くことにした。乗合の人数が揃うのに、非常に時間がかかった。パキスタン人は中国入国に皆すごく時間がかかるのだ。で、その後夕食タイムなどを取り、出発は0時。カシュガル到着は翌朝5時だった。
やはり、船やススト行きバスをローカルプライスで行くのにはひと苦労。
スストからのバスは、NATCOとPTDCの2社あり、2600ルピーと2500ルピー。両方2600と聞いていたのでPTDCが勝手にディスカウントしたかも。チケットに値段は書き込んいたが・・・。朝9時にイミグレが開き、10時出発といわれたが、開いたのが9時半頃で、出発は11時頃。中国国境での荷物検査は噂通り全部見たので時間がかかった。当然行きより時間がかかり、タシュクルガンに着いたのは中国時間で午後8時頃。ここでもしつこく荷物を見るのだからまいる。NATCOのバスは人数が多かったため国境で時間がかかったようで、我々のバスより1時間遅れで到着。
バスターミナル前には乗合タクシーが待っている。先を急ぎたかったのでタクシーでそのままカシュガルに行くことにした。乗合の人数が揃うのに、非常に時間がかかった。パキスタン人は中国入国に皆すごく時間がかかるのだ。で、その後夕食タイムなどを取り、出発は0時。カシュガル到着は翌朝5時だった。
中国からパキスタンへの道
唯一の陸路国境であるフンジュラーブ峠を14年振りに越えた。
昨年の土砂崩れでできたダム湖の影響か、現在のパキスタン情勢を反映してか、現在カシュガルからパキスタンへのダイレクトバスは走っていない。15人以上団体が来れば臨時バスを出すという話だったが、個人には望み薄。タシュクルガンまで行けばバスはあるという話なのでタシュクルガン行きバス乗り場を探すが、見つからない。解放北路の国際バス乗り場では、天南路の国内バス乗り場だといわれ、国内バス乗り場でもないといわれた。ただし、国内バス乗り場ではある日もある様子。で、最後に行ったのが街の西方にある塔県弁務所近くのタシュクルガン行き乗り合いタクシー乗り場。ここからは午前中なら乗り合いタクシーがたくさん出ている。
タシュクルガンからはススト行きバスが峠の開いている期間(例年通りなら5月1日から年末まで)毎日バスが出ている。バスはバスターミナルからではなく、街の中心から1キロほど西に行ったイミグレーションオフィスから。10時半にオフィスが開き、まず窓口で切符を買う。その日の人数に応じてバスを出すので売り切れることはない模様。この日はバス2台だった。全員が切符を買い終わった後で、荷物検査やイミグレーションが始まる。買い出しの荷物の多いパキスタン人の荷物検査に時間がかかる。バスが出たのは結局13時過ぎだった。
中国側は道が良く、バスはグングン高度を上げる。本当の国境=峠ではパスポートチェックを車内でするだけだったので楽だった。パキスタン側は道が昔よりもかなり悪く、驚いた。途中、外国人のみ国立公園入場料と称し8USD徴収される。元払いやルピー払いも可。ススト到着まで6時間。とはいっても時差が3時間あるので夕方の4時。
パキスタンビザはススト到着時に簡単に取れた。ビザ取得手続きのために入国審査は最後になったが、入国手続き自体は簡単。荷物検査もなし。パキスタン人が大量の荷物を運ぶのも納得。
昨年の土砂崩れでできたダム湖の影響か、現在のパキスタン情勢を反映してか、現在カシュガルからパキスタンへのダイレクトバスは走っていない。15人以上団体が来れば臨時バスを出すという話だったが、個人には望み薄。タシュクルガンまで行けばバスはあるという話なのでタシュクルガン行きバス乗り場を探すが、見つからない。解放北路の国際バス乗り場では、天南路の国内バス乗り場だといわれ、国内バス乗り場でもないといわれた。ただし、国内バス乗り場ではある日もある様子。で、最後に行ったのが街の西方にある塔県弁務所近くのタシュクルガン行き乗り合いタクシー乗り場。ここからは午前中なら乗り合いタクシーがたくさん出ている。
タシュクルガンからはススト行きバスが峠の開いている期間(例年通りなら5月1日から年末まで)毎日バスが出ている。バスはバスターミナルからではなく、街の中心から1キロほど西に行ったイミグレーションオフィスから。10時半にオフィスが開き、まず窓口で切符を買う。その日の人数に応じてバスを出すので売り切れることはない模様。この日はバス2台だった。全員が切符を買い終わった後で、荷物検査やイミグレーションが始まる。買い出しの荷物の多いパキスタン人の荷物検査に時間がかかる。バスが出たのは結局13時過ぎだった。
中国側は道が良く、バスはグングン高度を上げる。本当の国境=峠ではパスポートチェックを車内でするだけだったので楽だった。パキスタン側は道が昔よりもかなり悪く、驚いた。途中、外国人のみ国立公園入場料と称し8USD徴収される。元払いやルピー払いも可。ススト到着まで6時間。とはいっても時差が3時間あるので夕方の4時。
パキスタンビザはススト到着時に簡単に取れた。ビザ取得手続きのために入国審査は最後になったが、入国手続き自体は簡単。荷物検査もなし。パキスタン人が大量の荷物を運ぶのも納得。
キルギスから中国への道
キルギスから中国への陸路国境は、ビシュケクとカシュガルを結ぶトルガルト国境とオシュとカシュガルを結ぶイシュケタム国境の2ヶ所が開いている。
今回通ったのはイシュケタム国境。オシュとカシュガルをダイレクトで結ぶ寝台バスもあるが、今回はタジキスタンから国境に近いサルタシュに出て、そこから中国を目指した。サルタシュから国境までは、タクシーかヒッチハイクしかない。タクシーは1400ソムまで下がったが、乗ったのはトラックのヒッチハイク。タクシーのシェアと同じ一人300ソムくらい請求されることが多いらしいが、無料だった。出国手続きを済ませると兵士が国境間を乗るトラックを指定してくる。無料。国境間を徒歩で行くのは禁止されているが、トラックに無料で乗れるシステムなので楽。
中国側で10元の入国税。外でやるセキュリティーの荷物検査がしつこい。カスタムの荷物検査も後で改めてある。中国にしてはうるさい国境だったが、まあ問題はない。国境にはタクシーが待機しており1台200元くらいで乗れるという話だったが、朝一だったのでタクシーはなく、またトラックをヒッチした。今度は有料、カシュガルの手前の町まで約50元、そこからタクシー1台40元でカシュガル。
土日は国境閉鎖。キルギス側の景色は素晴らしい。
今回通ったのはイシュケタム国境。オシュとカシュガルをダイレクトで結ぶ寝台バスもあるが、今回はタジキスタンから国境に近いサルタシュに出て、そこから中国を目指した。サルタシュから国境までは、タクシーかヒッチハイクしかない。タクシーは1400ソムまで下がったが、乗ったのはトラックのヒッチハイク。タクシーのシェアと同じ一人300ソムくらい請求されることが多いらしいが、無料だった。出国手続きを済ませると兵士が国境間を乗るトラックを指定してくる。無料。国境間を徒歩で行くのは禁止されているが、トラックに無料で乗れるシステムなので楽。
中国側で10元の入国税。外でやるセキュリティーの荷物検査がしつこい。カスタムの荷物検査も後で改めてある。中国にしてはうるさい国境だったが、まあ問題はない。国境にはタクシーが待機しており1台200元くらいで乗れるという話だったが、朝一だったのでタクシーはなく、またトラックをヒッチした。今度は有料、カシュガルの手前の町まで約50元、そこからタクシー1台40元でカシュガル。
土日は国境閉鎖。キルギス側の景色は素晴らしい。
タジキスタンからキルギスへの道
長い国境線を持つ両国だが、首都間は遠く、普通は飛行機利用となる。陸路で外国人にも開かれているのは、ホジャンドの東イスファラとオシュの東バトケンを結ぶ国境と中国国境に近いパミールハイウェイ上の国境の2ヶ所のみ。
実際に通ったのは、パミールハイウェイで、ムルガブからオシュ行きジープに乗って、サルタシュで降りた。85ソモニ。100要求されたが、85しかなかったので真剣に値切った。他の人は全員オシュまで行ったのでローカルプライス不明。オシュまでの150ソモニをサルタシュまででも要求されることが多いらしい。この区間も景色最高! 出入国手続きは運転手がやってくれるので車から降りる必要なし。
実際に通ったのは、パミールハイウェイで、ムルガブからオシュ行きジープに乗って、サルタシュで降りた。85ソモニ。100要求されたが、85しかなかったので真剣に値切った。他の人は全員オシュまで行ったのでローカルプライス不明。オシュまでの150ソモニをサルタシュまででも要求されることが多いらしい。この区間も景色最高! 出入国手続きは運転手がやってくれるので車から降りる必要なし。
ホログ・ムルガーブ間の交通
毎日数本のミニバスやジープが出ている模様だが、9時を過ぎると乗客の集まりが悪くなるので早めにターミナルへ行くべし。ホログの乗り場はバスターミナル内に移転している。料金は80ソモニ(たぶんぼられてないと思うが100%ではない)。通常は8時間程度だそうだが、何度も故障し10時間以上かかった。景色は最高!