食事10選
これまで幾度も「次の10選は食事を」とリクエストを受けました。しかし、うまかった食事って選ぶのが難しい。食べるときの体調によって味の感じ方は変わってくるし、好みも徐々に変化する。それに、うまさは味付けよりも、飢えの度合いの方が影響しますよね。(「飢え」の意味は、「空腹状態」というだけでなく、あっさりしたものに「飢える」とか、野菜に「飢える」とか)
昔は各国で「名物を有名な店で一度は食べる」を目標にしていましたが、いつしか目標から「有名な」が消え、次に「名物」も消えてしまいました。ついには「一度は店で食べる」にまで、目標が下がってしまいました。それさえ出来ない事もある。情けない・・・。
とはいえ食事にはこだわりがあって、色々食べてはいます。そこで最終的に思いついた選考基準は、食事の楽しみな国と庶民の味、一つには決めかねたので両方選びました。
食事の楽しみな国10選
- 日本
- コメントするまでもなく、これだけははずせない。
- 韓国
- 初めて食べた本場焼肉のうまさは忘れられない。鍋物もうまいし、麺もうまい。キムチ食べ放題。
- 中国
- 大人数で何品も注文するのがベスト。具なしマントウから満漢全席までなんでもうまい。でもウイグル料理は・・・。
- タイ
- 高級海鮮から、屋台のぶっかけ飯まで幅広い選択が可能。タイスキが大好物。私は辛いものが好きなのです。
- インド
- ちょっと高めの店で食べると最高!しかし、安食堂の味は・・・。カースト制度の影響か?
- トルコ
- 安食堂の作り置きメニューがうまい。でも盛りが少ないんです。名物サバパンもグッド。
- フランス
- メインディッシュよりも前菜類が絶品。中でも氷に乗った生牡蠣は最高。各種スープもうまい。
- コートジボワール
- アチェケは何食続いても飽きない。フォトゥもうまい。内陸でも魚が豊富、肉類もうまい。
- マダガスカル
- フランス料理と中華料理が浸透。高級な店でも安くてうまい。庶民の入る店は激安だが、味は・・・。
- エチオピア
- インジェラが良い。生肉料理も何種かあってうまい。スパゲティやピザなどイタリア料理もあり。
選んでから見返すと、滞在が長い国ばかり。長くないとうまいものが見つからない訳でもないが・・・。まあ食事が良いと腰を落ち着け気味になるのは確か。
懐かしく感じている庶民の味10選
- パンの実
- 太平洋の島々の主食は、パンの実かタロイモかヤムイモ。全部好きなので、米もパンもない生活がずっと続いても平気。アフリカのサントメで食べたパンの実もうまかった。
- キャッサバ/マニオク
- イモ類はだいたい好きなのだが、これが一番。葉っぱもうまいのだからビックリ。そのままゆでたのもうまいが、コートジボワールやギニアで食べられているアチェケにするともう最高!
- クスクス
- サハラ周辺の国々で食べられている主食。初めてのときはまずいと思ったが、これしかないサハラを越えた後には、これなしでは物足りなくなるほど病みつきに。あれば必ず注文するようになってしまった。
- ウガリ(名前は国によって変わる)
- 穀物の粉を湯で練って餅状にしたもの。さめるとおいしくないが出来たてはうまい。ザイールで食べた紫の麦から作ったのが一番おいしかった。
- インジェラ
- エチオピアの主食。非常に粒の小さい穀物(テフ)から作る少しすっぱいスポンジ状のパン。なぜこんなにうまいものが他の国に広まらなかったのか不思議。
- フランスパン
- 本国はもちろん、フランスの植民地であった国々では、どこでもうまい。日本で食べるとたいした事がないのはなぜだろう?
- 中東周辺の豆類
- イモ類に比べて豆類は好みではないのだが、タヒーナやフールはうまい。
- ケバブ
- 中東から中央アジア、中国西部に至る地域では、いつでもケバブ。はずれもあるがうまいのが普通。
- ぶっかけ飯
- 困ったらとりあえずぶっかけ飯。麺も好きなのですが、麺だと物足りなく思うことが多いので・・・。一番うまいのはビビンバ!ガーナのぶっかけはまずかった。
- ターリー
- インドで困ったら、ターリー。グジャラート州のターリーは中でも一番。また食べたいな。
結局アメリカは南北とも入らず。何か入れようと思ったが、これといってあげるものがない。太平洋側のセビッチェやアマゾン川の魚、サンパウロの日本食、タコスくらいかな。候補として思いついたのは。サンフランシスコの有名料理店巡りしたときはどこも最高においしかった。