高く感じた国・安く感じた国10選

 どこが高かったか、安かったかというのはよく尋ねられる質問です。しかし国の中でも高低があり、通貨レートの問題もあるので、何を基準に考えるかで、大きく変わってしまいます。
 最初は、実際に使った一日あたり費用出費から選定しましたが、所詮はお遊びと感じ、実感優先で再選定。さらに2001~3年の旅で10選に入っていた二ヶ国の物価が高くなっていたので一部入替。

高く感じた国10選

ブルネイ
本当は知らないのです。ブルネイの金持ち参照。泊めてもらって食事も出してもらい、お金を使うチャンスもなかった。
セイシェル
モーリシャスから行ったリゾート。どちらも通貨単位がルピー。宿代や食事代はルピーで言えば両国同じなのですが、1ルピーの価値がセイシェルが4倍。つまりは物価が4倍。ぼろいホテルでも最低50$!登録されたホテル以外は宿泊禁止なので、ぼったくりなのだ。初日はビーチで夜明かしし、翌日から闇民宿を見つけて泊まっていたが苦しかった。
アイスランド
宿は非常に高い。交通費はさらに高い。おまけに食事代までメチャクチャ高い。旅行者にとっての物価は世界一高いでしょう。二週間いて一度もレストランに入らなかった。さらにテイクアウトもできず、缶ジュースも飲めず。でも、全食自炊、ほとんどキャンプ場でテント泊り(最終日だけユースホステル)だったので、最後は両替したお金が余ってしまった。
マルティニ-ク
カリブ海の小さな島々はどこも非常に高い。その中でやっぱり一番高かったのは、フランス領であるこの島かな。でも、高い国が続くと料金はそれほど気にならないもの。それよりも思ったより海がきれいでなく、あのあたりは全体にがっかり。
仏領ポリネシア(タヒティ)
マルティニ-クが高いといえば、思い出すのは同じフランス領のタヒティ諸島。マルティニークの時と違い、そこまでのリゾートの島々が予想外に安かっただけに、物価の高さが辛かった。でも海はめちゃめちゃきれい。遺跡もある。また行きたい場所の一つ。
マーシャル諸島
ここは許せない高さ。値段に内容が全く伴っていない。米軍の大きな基地があり、その補償で国民が遊んで暮らしてる感じ。
カーボベルデ
ヨーロッパから行ったから気にはしなかったが、高かった。ただ、骨折していたので、安さを追求しなかったためもある。
アンゴラ
戦争の合間の一時だったので、今のことは全くわからない。物は一見豊富なのに、高い!輸入品ばかり並んでるのだが、それがすべて他の国で買う時の数倍なのだ。鉱産資源が豊富な国で、その利権が戦争を呼んでしまった国。停戦した瞬間に大勢の外国人が商売に入りこんでいたせいか?
スイス
ヨーロッパもどこか入れようと考えたら、やっぱりここかな。交通費がなんせ高い。宿も高い。食事も高い。仕方ないけど。
日本
世界一はたぶんこの国。色々な統計があり、日本がトップに来ないものも多いですが、それは車や電化製品の安さが大きい。旅行者が出費する大半である、宿、移動、食事、どれをとっても世界一高い。そしてなによりも許せないのが、入場料。
 でも、日本でヒッチハイクすると、簡単に長距離移動が出来、食事をおごってくれたり、泊めてくれたり、ほとんどただで旅行できる唯一の国だと、喜んでいる某国人もいました。

安く感じた国10選

アフガニスタン
非常に物価は安い上に茶屋で茶を飲んでもお金を受け取ってくれなかったりする。ただし、金に糸目をつけず入国したマスコミ陣が多かったために、ジャーナリストプライスがあり、相場の数十倍の料金を請求されること多し。ほとんどツーリストはいなかった時期の訪問です。どんどん変わってゆくでしょう。
インド
実感ではやはりインドが一番安いかな。でもインドにいると何故かけち臭くなってしまう・・・。
パキスタン
インドよりも若干高い気もするが、安飯が口に合うので食費がインドより安くあがる。
エチオピア
私のレベルで旅するのなら、ここが一番安くつく。しかし、中級以上の物がいきなり高くなる気もした。ビールとコーヒーが格安でおいしいし、宿が安いので旅はしやすい。
マダガスカル
中高級の食事とホテルが世界一安い!お陰でついつい金を使った。高級レストランに通いつめることが出来たのは、この国だけ!
エジプト
宿代が特に安い。しかし、ツーリスト産業が成熟し、金を使うシステムが出来ている。安飯もまずいので、食費も増える。
ラオス
東南アジアはどの国も安いです。その中でどこが一番かは訪問時期や旅のスタイルによって変わります。私の場合はたまたまラオスだっただけ。03年の評判ではミャンマーのようです。
ネパール
インドより安いかもしれないが、この国もシステムが出来ており、つい金を使いがち。インドでの様にけちにならないのは、人当たりが良いせいか?
オーストラリア
先進国の快適さを求めるなら、一番安いのは、この国。円が強い時に訪れたからかもしれないが・・・。ちなみに韓国もスペインもオリンピックを機に、物価がすごく上がった。ここも高くなっちゃったかな?
モーリシャス
リゾート気分をもっとも安く味わうなら、この島。海と宿の質を落とせば、サモアの方が安いけど。

番外

中央アジア
中央アジア諸国は一番物価が安い地域だといえるかもしれません。基準によっては5ヶ国とも10選に入れてよいほど。ぼられなかった時の交通費や外人料金でないホテルの安さは特筆モノ。
 私が入れない理由は入場料やホテル代の外国人料金が納得できず許せないこと。付け加えれば、これからの変動が大きいことも予想できる。
イラン
アジア横断する旅人は口をそろえて、「西に行くほど高い」という。しかし、私はコストパフォーマンスはイランが一番良かった気がする。ただしこれは97年の話。02年にはそれほどの割安感はなくなってしまいリストから除外。
インドネシア
安くて快適な東南アジアの中でも、特に安く感じた。通貨暴落の前にこう感じたのだから、今なら・・・。(訪問95年、記99年)
 このように書いて10選に入っていたのに、02年末からの訪問では、期待に反し物価が高くなっていた。

 実際に使ったお金から割り出した10ヶ国から落ちたのは、マラウイ、スーダン、バングラデシュ、エリトリア。貧乏旅行が目的ではないから、お金を使わない理由は使い道がないという方が多い。
 93年の中国は極端に安かったが、98年には信じがたいほど物価上昇していた。01年にも訪れたが、東南アジアより高くなったまま。
物価の安い国:10選:2人の世界旅物価の高く感じた国:10選:2人の世界旅物価の高い国(集計):10選:2人の世界旅も参考にどうぞ