旅人の目
世界の国を全部訪問した旅人が書き綴る
アンデス危機
ウィキペディアによれば、「アンデス危機とは、2008年3月に南米の親米国家コロンビアと隣国である反米国家ベネズエラ、エクアドルとの間で軍事衝突の危険を招いた事件である。」だそう。旅行中は常々ニュースをチェックし、危険な場所には近づかないよう心掛けていたはずなのに、恥ずかしいことにこれには気が付いていなかった。
今回の旅行で両国間の国境を越えた2009年の記事を拾ってみると、
11月2日午後、ベネズエラ政府はこの国境管理所の通過を閉鎖(この時点すでに閉鎖して3週間と書いている記事もあった)
11月8日、ベネズエラのチャベス大統領が軍にコロンビアとの戦争準備を命令したことを発表
12月4日、コロンビアの兵士2人が越境し、ベネズエラで捕まった
何も知らずに我々が国境通過したのは12月12日です。危なかった・・・。
関係の悪化はその後もエスカレートし、翌年7月に国交断絶。
以前、ここは国際バスがバンバン走り、地元民は国境での手続き不要だったため、バスは国境を素通り。私は手続きのためにタクシーで国境へ戻った経験があります。今回は国際バスがなく、仕方なく国境までは徒歩、イミグレーションは結構並んでおり、厳しくなったなとは思ってはいたが・・・。
一度通った国境だからと安心し、ニュースを気にしてなかったとはいえ、知らずにいたのは情けない。反省。
でもニュースを知っていたら、エクアドルで楽しかったアマゾンにはいかなかったはず。知らぬが仏だ。訪問当時のエクアドル・コロンビア国境付近は落ち着いていたとはいえ、このエクアドルアマゾンの地域へコロンビアが越境攻撃をしたことが、一連の危機発端だったのですから。