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■アマゾン奥地の村滞在・1
今いるところは、エクアドルの東の端、ヌエボロカフエルテNuevo Roca Fuerteです。アマゾン河流域にある国境の村、アマゾン奥地と言ってよいところです。もちろん道路では外界とつながっておらず、陸の孤島という表現もなされるところです。
今日は12月25日、クリスマスですね。さてこのあとの予定ですが、
1)ヌエボロカフエルテ(エクアドル側国境)からパントハPantoja(ペルー側国境)へ行く船を探す。
2)パントハからイキトスIquitos(ペルー北部の陸の孤島の都市)へ行く船を探す。
3)イキトスから船か飛行機でペルー外界(陸路で再び移動できる町)へ戻る。
ということを検討しています。昨夜食事をとったレストランでは、このあたりのガイドをやっている青年がいて、話を聞くとどうも上記1~3を短期間でこなすのは難しいようです。今日も宿のおじさんやその他いろいろな人に聞いて情報収集をしていますが、
1)パントハ行き船はなんとかなりそう。
2)パントハとイキトスを往復しているカーゴ(貨物船)は、もともと月3便ほどしかない上、クリスマス&年末のこの時期は欠航するらしい。
(2が重要なので、その先の3についてはここでは情報収集していません)
うーん、なるほどぅ(・_・)(・_・)
1(25km)よりも2(600km)のほうが、断然距離が長いので、2のカーゴがないというのは、困りますね。
まあいいでしょう。それよりも、今いるところだってアマゾン奥地なのだから、めいっぱいアマゾンライフ楽しみましょ♪
今日やったことは、アマゾン村、ヌエボロカフエルテの観光です。
ここは陸の孤島で、外界と陸路でつながっていないのだから、当然「車」などはありません。車がないのに舗装道路があって横断歩道まであるのは面白いです。
国境の村としてある程度は栄えており、宿(多分2軒)も食堂もバーもあります。レストランのセットメニュー価格は1人2.5US$くらいで、首都キトQuitoの安飯の2倍の価格がします。それでも200円台でドリンクつきセットメニューがいただけるのは安いから、私たちは別に困りません。
村のメインロードは川沿いを走っていて、そこから見る対岸の眺めもすばらしい。なので、夕方は、ついこの風景を楽しみたいと、バーの前のテーブルと椅子に座って、アマゾン川を眺めながら2人でビールで乾杯していました。不思議なことに、陸の孤島で輸送に船を使うのだから何もかも物価は高いと思っていたら、何故かビールはキトと同価格でした。1本1US$で大瓶1本楽しめます♪
お散歩をし、周辺のトレッキング(アマゾンジャングル散歩!楽しい!)もし、人々の過ごし方を見て、いろいろな角度からこのアマゾン村を過ごしました。
かつてこのあたりは、ペルーとエクアドルの領土領有権問題より戦闘が行われていた地域でした。現在の国境線はエクアドルの領土をかなりペルーが分捕った形で引かれています。領土領有権問題は解決しておらず、そんな背景から、本当の平和は訪れていない地域であるはずですが、人々は笑顔で、平和そうに暮らしていて、嬉しいかったです。
本日の旅
行動 :ヌエボロカフエルテ観光
朝食 :なし(朝昼合同)
昼食 :arroz(ごはん)、ensalada(エンサラダ、玉ねぎトマトきゅうり)、バクレー(アマゾン魚のフライ)、maduro(黄色バナナ)、empanada(エンパナーダ、ほの甘い小麦粉の皮を焼いたもの)、Jugo de mora(フゴデモラ、桑の実のジュース)/ヌエボロカフエルテの食堂
夕食 :arroz、patata(パタタ、ゆで丸じゃが)、ensalada、レフレスコ(ジュース)、パイチ((アマゾン魚のフライ))/ヌエボロカフエルテの食堂
宿泊 :アマゾンジャングルロッジ
旅情報
1ドル=98.9円
*ヌエボロカフエルテの宿
私たちが訪問した時点で、宿は2軒と言われました。船着き場から上陸して右に歩き、(1)1つめの左折角を曲がったところと、(2)2つめの左折角を曲がったところです。(1)は室内トイレシャワーつきの平屋風の宿。(2)はおっちゃんちの2階。どちらも1人5US$だそうです。
*ヌエボロカフエルテの電気と水道
水道は、断水がなければ基本的に24時間の給水です。電気は、私たちが訪問した時点で朝9時頃から夜11時までの通電でした。上記どちらの宿も室内にコンセントがあります。
*ヌエボロカフエルテのインターネット
ネットカフェは見かけませんでした。警察署内にはあるようでしたが、多分旅行者は使わせてもらえないでしょう。「ホットメール等使用禁止」って張り紙されていましたから。