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■動物に会えるモレ
モレMole国立公園は、歩いてサファリができる名所として知られています。英語ガイドブックでも、西アフリカの国立公園の見所として筆頭に挙げているところです。
サファリといえばケニアやタンザニア、ナミビアや南アフリカをイメージしやすいかしら? きっとそれらは、車に乗って動物のいるところへ乗り付ける、いわゆるカーサファリですよね。でも、人工的な乗り物で動物を追うことに嫌悪感を持つひともいるのではないでしょうか。
私たちは、旅がアフリカ南部に到達すれば、もちろん規模の大きなカーサファリも体験したいと思っています。でもここモレ国立公園ならではの、アフリカでも数の少ない「ウォーキングサファリ」も大事に楽しみたいと思って、ここまでやってきました。
歩くことは、長い距離を移動することはできないけれど、その分動物と同じ目線で、動物と同じ大地に足をおろしながら、動物と同じ植物を眺めながら、動物と同じ水辺に立って動物たちを眺めることができるのです。象の足跡に自分の足を置いて、「わー、大きい~~」と実感しながら歩くことも、滅多に出来ることじゃない。今日のウォーキングサファリは、そういった意味でも有意義な時間でした。
モレ国立公園では朝のサファリと夕方のサファリとあるそうですが、私たちは早起きして朝サファリに申し込みました。イボイノシシ、アンテロープ(レイヨウ、鹿の一種)、ヒヒ(バブーン)、ワニ・・・、そしてお目当てのたくさんの象さん(*^.^*)
朝7時半スタート、10時終了のツアーは、とっても楽しかった。
もちろんサファリツアーも楽しかったのですが、ここモレの良いところはそのあとも続きます。宿は、動物たちの水飲み場が間近に見下ろせる絶景に建てられているからです。私たちは国立公園内に自生しているミントを摘んで、モーリタニア式のミントティーを淹れました。お茶を美味しく飲みながら、高台から水場の象たちを愛でる時間は、ゆったりとして素敵でした。
午後の暑い時間帯はプールで泳いだり、プールからあがってからはプールサイドでウィスキーの水割りを飲んだりと、内陸であるのに、まるでリゾート地のような楽しみ方ができ、今までのアフリカの旅とは気分も違います。ここが欧米人に人気があるの場所であることも、よく理解できます。
今日は満月。
夜になってテントの外に出ると、動物たちの聖なる水場が、月光を浴びて明るく見えました。
ほんと、幸せな、ガーナ最後の夜・・・。
本日の旅
行動 :モレ国立公園内サファリ
朝食 :ティーブレッド、ミルクココア/テントの中
昼食 :ビスケット、シュガーブレッド、ミントティー/モレ国立公園の動物が見える高台の上
夕食 :ビーフペッパーステーキ、チキンソテーのマッシュルームソース、揚げヤムイモ、Jollof Rice(スパイシーな赤い炊き込みごはん)、ゆでキャベツサラダ、ウィスキーの水割り/モレ国立公園内のレストラン
宿泊 :モレモーテルMole Motel
旅情報
1セディ=115円
*モレ国立公園のサファリ
朝7時半にウォーキングサファリが出発する。朝直接集合場所へ行き(場所はモレモーテルのフロントで確認)、ツアー終了後にお金を払う。1人2セディ。所要時間は2時間とのことだが、私たちの場合は象の群れが現れる時間が少々遅かったこと、レンジャーガイドが全員の写真撮影終了を待ってくれる人だったこともあり、2時間半のサファリができた。
夕方のツアーもある。また、カーサファリもアレンジしてくれる。