2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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グアテマラ>2009年08月17日(Mon)
★アンティグア
:: 旅830日め : 世界旅136ヶ国め : 和人222ヶ国め : あづさ152ヶ国め ::

■スペイン語学校4日め(月曜日)
06:00起床。朝食、お弁当作り。
07:30~18:30スペイン語勉強A、11時間。月曜日になり、学校通いも4日目に入りました。ちょっと辛かったことは後述。
21:00~27:00スペイン語勉強B、6時間。夕食後は、勉強のとっかかりが遅かった。

今日のスペイン語勉強時間は17時間でした。午前3時までかかってしまっちゃダメですね。

スペイン語勉強A。
ちなみにこれ、スペイン語学校風景。マンツーマン用机がいっぱいあります。

アンティグア

今日のレッスンは、やっときた動詞の本命! 不規則動詞でございます。変化が不規則な動詞はたくさんある上、活用の種類もたくさんある。「caber(入れる入る)」という動詞の不定形が「私」が主語になると「quepo」に変化したのにはびびった・・・ケポ?ケポ!?(^^;; カベールがケポになったら嫌ーん(^^;;;; 先生が英語で意味を言ったら、あづさは不定形ならびに主語を変えた活用5種類を答えます。「to say, to tell」と言われたら「decir, yo digo, tu dices, el dice, nosotros decimos, ellos dicen」と答える。これを色々な動詞でトレーニングしていくのです。語尾だけじゃなく語幹も変化しますよ。先ほどの「decimos」が「dicimos」じゃないように。たーいへん。そして今日は、「不規則動詞になるほど広い意味をもつ重要動詞が多くなる」ことを実感しました。「見入る、知る、作る、いる、である、持つ」と、いった感じです。大事な単語は不規則動詞に多いんですね。

それが終わって、学習は名詞に入りました。スペイン語には男性名詞と女性名詞があり、その違いを口頭試問形式で確認されます。ま、それはいいのですが・・・。

実はね、私は、過去形で物事を話すことは非常に大事だと思っています。例えば「払う」「払った」、「言った」「言ってない」が言い分けられなければ旅はできません。全ての物事についてそれと同じです。スペイン語会話をきちんと学習してきた全員が、きっと過去形(点過去や線過去)は会話に必須と言うことでしょう。でも、なのに、授業4日目に入るのに動詞の活用が現在形だけで終わってしまい、不安を持ってしまったのです。「名詞覚えるなら自分でもできるわ」とさえ思ってしまって、すごく、レッスンに対する信頼感というか近距離感が薄れてしまいました。またもう1つ不満な点があります。、授業内で新しくスペイン語を教わり、その直後に確認の試問に入ると、当然教わったことは暗記できていない。そんなときに問題を出されても、「ellos oien? えと、あ、NO、oyen」って感じで、1つの回答に時間がかかって仕方がない。「えと、あ、NO」なんて言っている時間って、無駄だと思うのです。

週5日のレッスンは、明日で1週間目が終わってしまいます。それなのに、急に、自分に蓄積されたスペイン語成果がないように思えてしまって、授業終了後はかなり悩んでいました。

どうして私は英語が(そこそこではあるけれど)できるんだろう? 答えは、日本の英語教育の素晴らしさです。英語教育に不満や欠点を指摘する人は多いけれど、よく考えてみれば、中学教育では、あらゆる学力層の者に対し、英語を一通り教えていけるわけです。活用、現在、過去、未来、意志、その他いろいろ。日本人が英語でなら旅ができる人が多いのはその素晴らしい成果なのです。

じゃあ私はどうやったら、せめて今話している程度の英語に持っていけるのだろう? その答えは、やっぱり中学教育のように、一通りの全ての文法を身につけることは必須だと思いました。

ところで私の学習環境は今かなり恵まれていまして、同じ時間帯にレッスンを受けている人たちは、数ヶ月~数年間スペイン語を学んでいる、上級者たちばかりです。皆、スペイン語ビギナーのあづさがレッスン後も自習を続ける姿を見ているからか、よく話しかけてきてくれます。さてその中の1人、「かずちゃん」という男の子に、私はこれからどうしていったらいいのかなーと相談したら、「僕も最初の2週間は、あづささんと同じようなことやってましたけど全然伸びなくて悩んでましたねー」という回答が返ってきました。

そして、「りょうちゃん」と「たけちゃん」という、日本で外国語大学スペイン語学科に通うベテランの男の子に相談したら、「文法一通りやらないと絶対しゃべれるようになりませんね」と確信ある回答をもらったわけです。

今日は、勉強時間の一部を、そういった相談ごとに割いてしまいましたが、私を応援してくれる人がいることは本当にありがたいの。かずちゃんやりょうちゃんは、あづさのスペイン語の質問(日本語でないと質問できないようなこと)にいつも正確に答えてくれますし、別の学校に通っているたけちゃんは、自分の土台となっている、大学1年生のときの授業テキストを貸してくれたんです。「もしここの授業が一通り終わらなかったら、これからこれ見てもらえたらかなり分かると思いますんで」と言ってくれて。

嬉しかった。応援してくれる人がいるから、不安がやる気に変わりました。今後のスペイン語力をアップさせてくれるのは、今日の出来事が絶対に大きいと思います。

今通っている学校の学長が、皆に「先生や学校への要望がありましたらお書きください」というアンケート用紙を配布していました。このタイミングもナイスでした。普段なら相談しにくい事柄でも、「アンケート用紙」をきっかけに、あづさは今の授業に対する改善希望点を書きました。

1)「明日はここをやる」と提示してくれたら、私はいくらでも宿で予習できること。
2)授業の進みが遅いのが不満であること。

学長先生は、そのアンケート(一応スペイン語で書きました)を読み、「ありがとう、ありがとう、本当にありがとう」と言って受け取ってくれ、夕方、私の担当講師と対談していました。学長は、自身もスペイン語講師である人、教育者なのですね。本当は、不満を人に言うこと自体がかなり重くって、希望を伝えたら伝えたで気持ちは重いまま。でも宿に帰って和人に報告したら、「それは言っていいことだよ」と言ってもらえ、ここのところずっと辛かった気持ちが溢れてきて泣いてしまいました。本当に辛かったから・・・。

スペイン語勉強B。
「ちょっと泣いてしまった→泣き顔で宿の共同キッチンには行けない→食事作り開始が遅れた」
というわけで、夜の勉強開始も遅れました。本当は気持ちが疲れてしまったので早く寝たくて、いっときすごく眠かったのですが、それを乗り越えて、復習をもりもりと頑張りました。不安がやる気に変わった人間のパワーってやつです。

復習内容は、今日扱った単語や文章(例によって約200)を日本語訳をつけてノートに書き留めること。その過程で疑問に思ったことはネットや辞書を使って解決していくということです。

何せ、今まで復習ですらめいっぱいなのに、明日からは予習までやると言ってしまった以上、やってもやってもやることは終わらず、寝たのは午前3時でした。でもこの時間の勉強は、辛いことがはじけて気持ちが楽になったあとなので、とても前向きで、エネルギッシュになれて、楽しかったです。昼間相談に乗ってくれるりょうちゃん、かずちゃん、たけちゃん、そして何より和人が、私のスペイン語学習を応援してくれているお陰です。

ちなみに、りょうちゃん、かずちゃん、たけちゃん、和人の4人は全員が兵庫県は明石の民。誰一人示し合わせでアンティグアに来ている訳ではありません。あ、あづさも入れて5人だね? ふしぎだーー。いつか同窓会できるかな(*^-^*)

今日の和人作業。
仕事。
航空券手配の検討。
カリブを先に行って南米を回る計画作り。
太平洋の航路などを調べる。アジア回りの検討。
本日の旅
行動 :スペイン語漬け
朝食 :トルティーヤ、コーヒー、チキンライス、昨日のスープ/宿
昼食 :チキンオムライス/学校、宿
夕食 :チキントマトスープにスパゲティーを入れて、レモンジンジャーティー/宿
宿泊 :ペンション田代
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旅情報
1ケツァール=11.9円

*グアテマラ共和国大使館のHP
http://www.embassy-avenue.jp/guatemala/index-j.html