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■スペイン語学校5日め(火曜日)
05:30 | 2時間半睡眠で起床。 |
05:30~06:30 | スペイン語勉強A、1時間。宿のキッチンで朝食準備がてら勉強。朝食、お弁当作りも。 |
07:30~18:00 | スペイン語勉強B、10時間半。昨日のことがあったのか、授業スタイルがかなり変わりました。午後もずっと自習していました。 |
20:30~22:30 | スペイン語勉強C、2時間。授業では習っていないけどちょこちょこ関連事項が登場する「gustar型動詞」を独学勉強。あとは読み上げと暗記。眠くて集中力がないので、今日は寝ました。 |
今日のスペイン語勉強時間は13時間半でした。
スペイン語勉強A。
いつも授業の最後には、「タレア」(宿題)をもらいます。例によって宿題を先に終わらせてしまうとだらだらしてしまうので、今回は宿題をやるのを朝にもってきました。そうしたら、いつもの食事準備の時間に勉強も取り入れられたのがよかったです。与えられた50個くらいの文章に定冠詞や冠詞を正しくつけるというものです。スペイン語には名詞に性があることまでは周知ですが、単数形だと男性冠詞がつき複数形になると女性冠詞がつくといったものもあるので、勉強は大事です。
スペイン語勉強B。
先生の授業が変わりました。昨日、学長に相談をした成果が出てきました。早速、「現在形を使う4用法」という用法解説から始まり、即座に例文を作るトレーニング。現在ではないとき(過去または未来)でも現在形を使わなければならない例を知ることができ、感動しました。そしてすぐにレッスンは点過去へと入っていきました。英語だと過去形と過去分詞ってありましたけど、スペイン語にはもっと多くの過去の時制(点過去、線過去、過去未来みたいな)があるのです。先生が、要望によって変わってくれる熱心な人でよかった。そして、自分で言うのもナンですが、自分自身が熱心な人間でよかったと思います。これで、昨日一昨日とつっかかっていた“何か”が打破できそうです。
授業では、現在形や点過去をランダムに含めた様々な文章を与えられ、単数形文章を複数形に直したり、その逆だったり、主語を変えて話したり、疑問文に対する回答をしたりします。今日扱った文章量は、軽く100を超えます。その学習で得られるものは、複雑な動詞活用が頭にどんどん入っていくこと、先生の発音を学べ、自分の話し方でおかしいところを指摘してもらえること、そして使っている教材はすべての文章に新しい単語が入っている上、どんどんとその単語レベルが高くなってきているので、語彙量がものすごく増えていくことです。
なお、今朝は5時半起きで予習の宿題(授業中に扱う問題を予め解く)をやっていったし、予め辞書で分からない単語の意味を調べていったから、進みは今までとは雲泥の差。これはやって良かった!
今日はスペイン語学校5日目です。今までは、先生は説明に英語を混ぜてくれていましたが、さすがに単語量も増えたので、説明をスペイン語オンリーにしてもらいました。まだ先生の話すスペイン語は全部は分かりませんが、理解できる量は増えてきているような気がします。
写真右下は授業中にあづさが書いているノート。雑記のごとくガシガシ書きたいから無地のノートです。清書用ノートは罫線入りですけど。古めかしい本はスペイン語問題集(授業ではこの問題を使っている)、奥は先生所有の英西西英辞書、先生が板書きがわりに書く紙、など。
さて、午後になりました。実は最近、午後のレッスンには「スペイン語初心者」が通っていまして、午前中にレッスンを受けているエキスパート達とはレベルがまったく違います。その人たちのレッスンの声を聞きながら自習しても、逆に変な文章や発音が耳に入ってしまうのではないかと、学校での自習をやめようかとも考えました。でも、やっぱり学校にいることにしました。スペイン語が話せない人に対する「先生のリアクション」を聞くことで、相槌だったり、聞き返し方だったりという、教科書にはない会話を聞いていけばいいんだと思うようにしました。
自習は授業で取り扱った文章をもう一度きれいにノートに書き、自分に必要な書き込みを加えていく作業です。眺めるのと違い、手で書く作業は、1単語すら気を抜けませんから、分からない事に気づけるものです。更に嬉しいことに、外国語大学でスペイン語を学んできた「りょうちゃん」という男の子がやってきてくれ、「ちょっと近く通ったんで、あづささんに何か分からない事があればと思ってちょっと寄ってみました」と、私の自習場を訪ねてきてくれたんです。いい子でしょ。めちゃ嬉しいです。感激です。
さて、今日の日記の最後に。
授業中に出てきた雑談会話、話題は、昔話(過去形を習ったのでそのトレーニング含めて、です)。先生が小さい頃食べた「うどん」の話。
ここから、少し、悲しい話に入ります。
先生のお母さんは昔アンティグアAntiguaの日本人経営レストランに勤めていて、子供ながらにそこに足を運んでいた先生は、そのことをあづさに話し、「ジュキが作るうどんがまた食べたいなあ」って言ったんです。
ジュキは、「YUKI」。スペイン語のYはしばしば英語のJの発音になります。
あづさがアンティグアに着いた頃、和人が昔のグアテマラの旅の思い出を話してくれ、その中に、「ユキさん」という男性が出てきました。日本食飲食店オーナーで、日本人の皆に親しまれた人。でも彼は、事件に巻き込まれ、10年以上前に集団暴力を受けたことが原因で亡くなりました。先生は彼の死因を「accidentado」(アクシデンタード、事故の被害者)としか言いませんでしたが、当時5歳くらいの子供の思い出にはいっぱい「ユキさん」がいたのでしょう。しきりに、ジュキが大好きだった、と言っていましたし、ジュキが手で作ったウドンudonや、ジュキがくれたタレでお母さんが作ってくれた鶏のテリジャキteriyakiが、また食べたいとも言っていました。
夜、宿に帰って、夕食を食べながら、和人にその会話のことを話しました。和人の思い出にも残る「ユキさん」、「ジュキ」のことを話しました。和人は「従業員の子供がもう先生になっているんだなあ」と、昔むかしを偲んでいました。
「ユキさん」は、アンティグアで今も眠っています。
素晴らしいその方へ、心から、冥福を祈ります。
今日の和人作業。
米国系格安航空会社「Jet Blue」のサイトでエアパス(期間限定乗り放題)を見つけ、それに旅を合わせられるかを検討。申込締め切り間近であるため、1日その検討に没頭していた。
本日の旅
行動 :スペイン語漬け
朝食 :トマトにんにく炊き込みご飯からチキンブイヨンのおじやを作る/宿
昼食 :キャベツトマトきゅうり玉ねぎのマヨサラダでライスサラダを作る、炒り卵/学校、宿
夕食 :チキントマトスパゲティー、ラムロック、ハーブティー/宿
宿泊 :ペンション田代