2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » コートジボワール »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» コートジボワール »
コートジボワール>2008年01月04日(Fri)
ダナネ
:: 旅239日め : 世界旅48ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ69ヶ国め ::

■朝、警察にて
泊まったお宿は、今までの地域から来るととってもグッド! 当たり前のことなんだけど、電気が夜通し流れていて、水道の水も流れているのですよ。なんだか、それだけでコートジボワール -西アフリカ有数の発展国- に来たことを感じました。

昨日、警察がパスポートを返してくれなかったので、今日はまず朝一番に警察へ行きました。宿の主人に出かけてくると言うと、着いてきてくれました。署長?のような人がパスポートに「DANANE POLICE」という印字の入ったスタンプを押し、何やらサイン。「むしゅむしゅ、えくりーるだんどれーしるぶぷれ」(おじさんおじさん、入国と書いて、お願い♪)とお願いし、「d'entree」(入国)の文字と日付を入れてもらいました。だって結局正式な入国スタンプじゃなかったんだもの。せめて入国というサインだけでも、後日のために欲しかったのです。

ちなみに、ここでの賄賂請求は10000フランでした。たっかーーー!! 私たちが払えないとゴネていると、宿の主人が「この人たち、お金がなくて昨日国境から歩いているんだ。」と署長に説明し、1000フランを払ってくれたのです。もちろんそのお金は警察を出てから宿の主人に払いました。でも驚いたのは、昨日のバイクタクシーのドライバーが宿案内をしてくれた警官に私たちの話をしてくれ、その警官が宿で主人に話をしてくれていたことでした。

■ダナネ観光
ダナネDananeの町は、歩いてみるととってもとっても平和なことが分かります。人も優しいし、写真を撮っても嫌がる人や怒る人がいないし、みんなが親切! この幸せさと平和さは、今までのアフリカの旅の中でも筆頭格だと思います。

アチェケ(西アフリカの郷土食)屋台に集まるみんなと仲良くなれた。そうそう、みんなバンバラ語を話していて、比較的長かったマリの旅でバンバラ語を覚えた私たちは、イニチェ!(ありがとう!)とかアカディコソベ!(これ美味しいよ!)といった、現地の言葉を使えたので、とっても交流をもちやすかった(*^-^*)

食後に寄ったお茶屋台も素敵でした。お茶は1杯6円なのですが、それを2杯頼んだら、商品の生ミントをお土産にもたせてくれ、「これ、植えてごらん、いっぱい繁殖するよ」とプレゼントしてくれたのです。・・・もちろん旅人である私たちは、それを植える場所がありません。でも、このミントを使って、しばらくの間、宿の部屋で美味しいミントティーばかりを淹れていました。

路上で仲良くなった子供たちが自宅に招いてくれると、大人も子供も踊りで歓迎 -おそらくは伝統的なダンスで- してくれ、更に一緒に遊んでくれたり、宿に戻ると主人がバーでシンセサイザー弾き語りをしてくれたり。

歓迎のダンス

ダナネのあまりの平和さに、今日もここに宿泊することにしました。
本日の旅
行動 :ダナネで警察へ、ダナネ観光
朝食 :アチェケ(カッサバを細かくしたものを炊いて、塩、スライス玉ねぎ、スライストマト、揚げ魚、揚げ油、ピマン(辛いタレ)を乗せる)/ダナネの路上ごはん屋、テ(甘い中国緑茶)、テシトロン(甘い中国緑茶にレモン絞り汁)/ダナネの路上お茶屋台
昼食 :ロコ(揚げバナナ)、ウォッシ(揚げイモ)、ミントティー/宿
夕食 :アチェケ、モニ(別名ブイ、数珠玉のような穀物をおかゆのように炊いて甘みとレモンの酸味をつけたもの)/ダナネの路上ごはん屋
宿泊 :オテルマリノHotel Marino

関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ

旅情報
1セーファーフラン=0.25円

*政府軍エリアと反政府軍エリア
(A)「トゥバ、セゲラ、ズクブ及びグラン・ベレビー各都市を結ぶライン以西の地域」
(B)「トゥバ、セゲラ、ズクブ、ダロア、ティエビス、ボンゲラ及びコトゥバ各都市を結ぶライン以北の地域」
(C)それ以外の地域

コートジボワールをおおまかに3分した場合、西部A、北部B、南東部Cに分かれる。AとBが反政府勢力エリアで、反政府勢力が統治している。Cは政府統括地域である。

私たちはAに滞在したのちCに移動した。A内では賄賂請求も多く(反政府勢力側なので十分な給与が出ていないことが推測される)、C内では賄賂請求はなかった。しかし検問のあまりの多さはAもCも同等という印象だった。