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■白亜の楽園と遺跡と化石
美しい山を背景に青い空と白亜の街並みを擁する、アンデス山中の町、ビジャデレイバVilla de Leyvaに来ています。
こんないいところにいるのだから、ゆったりこの町を楽しむのもいいのですが、実はこのあたりは太古の昔には海底だったことから、化石が続々と見つかっていることでも知られています。
今日は、もっとビジャデレイバにいたい気持ちを抑えつつ、周辺の遺跡&化石めぐりの旅に出ることにしました。
ビジャデレイバで、「El Fosil」(エルフォッシル、化石という意味)のおおまかな方角を聞き、歩き始めると、町中に「El Fosilはこちら」みたいな標識が道路に見えるようになります。そこから「Infiernito」(インフィエルニト、遺跡の名前)への分岐に入り、未舗装の、そしてアンデス山中らしい、大変に風景の良い中を歩いていきます。途中、かのガウディ建築も驚きのアートな家があり、ちょっとバルセロナ気分で観光を楽しめました。
途中幾つか分岐があるので、地元の人に「インフィエルニト」と尋ねながら歩いていきます。そうしてたどり着いたのが、サンセバスチャンホテル。
びっくり!! 単にホテルの門なので、うっかり通り過ごすところでしたが、無事にその門が「化石の門」だと気が付いて立ち止まることができました。事前情報で、ビジャデレイバの近郊には化石が盛りだくさんの岩でゲートを作っているところがあるというのは、ここのことだったんですね!
昔海底だった場所なので、アンモナイトの化石が一番多いかな。近所の地名はそのまんま「アモニテ」と言いますし。「化石がない部分」を見つけるのが大変なくらい、化石化石化石! 化石だらけの門はとっても面白かったです。
もうしばらく歩き進めると、「インフィエルニト」という、古代の天文台遺跡があります。ずらりと並んだ列柱が見応えありますし、何しろ「古代の天文台」っていう響きが、ロマンチックですよね(*^-^*)
さて、「インフィエルニト」を出て、今度は「エルフォッシル」を目指しました。田舎の未舗装道路では十分な標識もありませんから、通りかかった地元の人に道を聞いて歩きました。
40分くらいで到着した「エルフォッシル」は、古代の恐竜の化石を含め、様々な化石が展示されている博物館です。恐竜って大きいですね。今いる人間支配の地球からすると、人間がちっぽけに見える巨大な生き物が無数に実在していただなんて、やっぱり想像できません。
博物館の屋外には壁画の描かれた岩がありますし、屋外のミニ噴水スペースを造っている岩はアンモナイトの化石がごろごろ入っています。楽しいところです。
最後は歩いてビジャデレイバに戻りました。
そして戻ってきたビジャデレイバ、白亜の楽園、もっともっと長くいたいんだけど・・・。
だけど・・・。
だけど・・・。
今日は月曜日・・・、てことは明日は火曜日・・・。
そう、「シルビアの魔女の火曜市」が明日なのですよ。
後ろ髪はもちろんひかれます。もう少しビジャデレイバにいたい気持ちはもちろんあります。でも、午後のバスでここを去り、私たちはシルビアSilviaを目指すことにしました。
午後にビジャデレイバを出発して、首都ボゴタBogotaで乗り継いだところで、広いコロンビアを延々と移動すると、実は市が活発な時間にシルビアに到着できる見込みはあまりありません。それでも私たちは、可能性があるのならばとシルビアを目指します。
本日の旅
行動 :化石と遺跡めぐりウォーキング、ビジャデレイバ観光、ビジャデレイバからボゴタへ移動、夜行バスに乗る
朝食 :Empanada con carne(エンパナーダコンカルネ、じゃがいもにひき肉と香草、小麦粉の皮で包んで揚げたもの)、Agua aromatica(cidronという柑橘の葉のドライにお湯と砂糖を注いだもの)/ビジャデレイバの商店
昼食 :Durena(ドゥレナ、じゃがいもごろごろ野菜いっぱいとろみスープ)、Cuchuco(クチュコ、豆ごろごろ野菜いっぱいとろみスープ)、Carne salsa(カルネサルサ、塊牛肉をきってサルサ(トマト玉ねぎ辛ピーマン)ソースで軽く煮る、arroz(塩と油を入れて炊いたごはん)、platano(プラタノ、揚げバナナ)、コレフロール(カリフラワーにんじん少し卵入りソテー)、レンティハ(レンズマメ野菜煮)、キャッサバゆで、レモンティー/ビジャデレイバの食堂
夕食 :ハムチーズ入りパン/バス車内
宿泊 :ピエンダモ行き夜行バス
旅情報
1ペソ=0.046円
*ビジャデレイバから遺跡&化石めぐり徒歩ルート
ビジャデレイバで、「El Fosil」(エルフォッシル、化石という意味)のおおまかな方角を聞き、歩き始めると、「El Fosilはこちら」みたいな標識が道路に見えるようになります。その方向に歩いていると、右手に「Infiernito」(インフィエルニト、遺跡の名前)と「San Sebastian Hotel」(サンセバスチャンホテル)の看板がある分岐に到着するので、右折。あとは途中ところどころにあるサンセバスチャンホテルを目指して歩くと、化石ゲートと遺跡に到着します。遺跡からは更に道なりに一本道を進んで舗装道路に出たら左折、しばらく歩くと「El Fosil」の看板のある分岐に着くので左折。「El Fosil」観光が済んだら、来た道を戻らず、来た道の進行方向そのまま進むと最短距離でビジャデレイバにつながる舗装道路に出ます。