2人の世界旅 日々の記録

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サンバルテルミー>2009年10月29日(Thu)
コールベイ→マリゴ→グスタビア→アンスデュグランコロンビエール→ラプティアンス→グスタビア→マリゴ→コールベイ
:: 旅903日め : 世界旅156ヶ国め : 和人233ヶ国め : あづさ172ヶ国め ::
※この日はシントマールテン、サンマルタン、サンバルテルミーとまたがりますがカテゴリーは便宜上サンバルテルミーとしました

■サンバルテルミー訪問
サンバルテルミー。これまた聞きなれないところですね。これは蘭領アンティルではありません。2007年にグアドループ(後に訪問予定のフランス海外県)から独立したばかりのフランス海外準県。今まで訪れたところでいえばマイヨットやサンピエール&ミクロンのような位置づけで、国として機能しているところです。

もともとコロンブスによって発見され、その後フランス支配下に入ったあとは、カリブの海賊の巣窟だったというこの島。スウェーデン領だったこともあり、その名残りで、今もゲルマン系ノルマン人が多く住みます(もちろんフランス人もですけど)。カリブ海でノルマン人って珍しい。なかなかに興味深いところです。

シントマールテンと島を分断するサンマルタンも、2007年にグアドループから独立分離した地域です。「グアドループなんて嫌だべさ」と決裂した子分同士、両者は互いに飛行機や船で繋がっています。船に乗って1時間半で、私たちはサンバルテルミーの首都グスタビアGustaviaに到着しました。

うひゃ、こじんまりとした中心部にはすごいショッピングストリート! ブルガリもショパールもヴィトンも並ぶ煌びやかさは、カリブ海の国ではアルバや米領バージンに匹敵しそうです。サンバルテルミーはタックスヘブン(税金tax天国heavenではなく税金tax回避havenという意味です)なので、激安ショッピングに来る観光客も多いのでしょうね!

まずは歩いて坂道を登り、グスタビアを見渡せるポイントまで行きました。うん、海賊の巣窟なんてイメージ、撤回! とてもきれいにオレンジの屋根が連なり、海の青さとマッチする、見応えある街です。

その後ヒッチハイクでおじいちゃんの車を止め、ドイツ人おじいちゃんに「どこ行きたいの」と聞かれて「きれいな海」と答えてみる(^^ゞ おじいちゃんは、自宅近くの海が2方に見渡せる絶景ポイントまで連れて行ってくれたんですよ。

その後は、膝が動かないあづさが日陰で休みながら、和人が海辺まで歩いてくることになりました。とりあえずはあづさも一緒に歩いて、絶景ポイントから少しずつ下っていきますが・・・休めそうなところに出会えないまま、海辺まで降りちゃいました。あらら。

結局、たぶん普通の人なら1時間で歩けるところを2時間ほどかかってのトレッキング。到着したところは女性がトップレスで泳ぐヌーディーなビーチです。

あづさが休憩し(トップレスおねーちゃん盗撮☆)、和人が泳ぎ、きれいな海が自慢のこの国を、楽しみました。

サンバルテルミー

おフランス人らしく 微乳 スレンダーボディーね♪ (^^ゞ

そうして、この国の郷土料理レストランでテイクアウェイ(お持ち帰り)をし、港に戻り、海を見ながらごはんを食べて、楽しいサンバルテルミー観光も無事終了です。ちなみにこの国の郷土料理は他のカリブ海とは違い、「フレンチカリビアン」が特徴。手をかけ手間をかけて作る点が、手をかけない他のカリブ海料理と決定的に異なります。だから、繊細な味が生まれます。


さて、サンマルタンに戻ったら、私たちがここに来ている事を知った日本人旅行者が地元フランス人おじさんと一緒に私たちの到着を港で待っていました(事前に連絡をもらっていたので到着時刻を伝えてありました)。おじさんちでチーズやワインを楽しみながら会話し、4人で私たちが泊まっている家に行き、夜はそこで合計7人での、おしゃべりが続きました。

明日は10月30日。10日間もお世話になった、シントマールテンのおじさんおばさんとお別れ。次は、セントクリストファー&ネイビス、そしてアンティグア&バーブーダへ向かいます。カリブ海の旅は、少しずつ島を進めながら、まだまだ続きます。
本日の旅
行動 :シントマールテンからサンマルタン経由サンバルテルミー日帰り観光
朝食 :シリアル、アーモンド、アーモンドミルク、グレープフルーツジュース、コーヒー/レネジョンおじさんとジェネヴィエブおばさんの家
昼食 :chiquettaille de morue(シケタイユドゥモルイ、マッシュしたソルトフィッシュとハーブのサラダ)、christophine(クリストフィーネ、大根のような味のアボカドのような形の野菜を2つ割りにしてホワイトソースを詰めてグラタンにしたもの)、accras de morue(アクラドゥモルイ、塩漬けタラの塩抜きしたものをほぐしたもので揚げ団子を作る)、boudin noir(ブディンノワール、豚の黒ソーセージ)、sandwich(サンドウィッチ、バゲットにハムとチーズをはさんだもの)/サンバルテルミーの港
夕食 :冷や奴、チーズ盛り合わせ、赤ワイン、チーズ、バゲット、食パン/エリックおじさんち、赤ワイン、アップルタルト/レネジョンおじさんとジェネヴィエブおばさんの家
宿泊 :レネジョンおじさんとジェネヴィエブおばさんの家
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旅情報
1アンティルギルダー=52円
1ユーロ=146円

*サンバース
「サンバルテルミーSaint Barthelemy」は、英語名で「サンバースSt.Barths」と言います。皆簡便な後者の名称を使います。チケット買うときなどは、活用してください。

*サンバルテルミー観光情報
http://www.st-barths.com/