2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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トケラウ>2010年06月16日(Wed)
★アタフ環礁→トケラウから帰る船
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■アタフ環礁滞在最終日
今日は、予定では夕方6時に船に乗ります。しかしここはトケラウですよ、あなどれませんよ。船のドタキャンやらオーバーブッキングやらは日常茶飯事ですからね、怖いです。

今日が最後と思うと、島のお散歩がしたくなります。白い珊瑚に覆われた、歩くとキュッキュと高く澄んだ音が鳴る大地。歩いていたら昨夜ミストケラウに輝いたおねーさんのお披露目パレードがありました。

歩いている途中でみつけた小学校。学校らしからぬ、普通の一軒家のような小さな家屋には、全部で7人の生徒達(セブンと生徒が言っていたがまだ英語の数字が混同しているっぽいのであやしいです)、ホワイトボードには分数の簡単な掛け算が書かれていました。2/3×9=6。


島の中心にある会議場では、今日は本物のカンファレンスが行われています。見てびっくり。各議員の卓上には最新機器がずらり取り揃えられた、「今どの先進国にいるの!?」的なハイテクカンファレンス。ここがトケラウだなんて、びっくり。

でもこれがトケラウなのです。先日の日記に書いた「ニュージーランドに負んぶに抱っこ」。トケラウ人のお役人おじさんだって、「ニュージーランドがなければ僕らは食べて行けない」と堂々と言いますしね。


北半球には先進国がタップリあるけれど、南半球の先進国はニュージーランドとオーストラリアだけと言っていいでしょう(南アが微妙だけどニュージー&オージーには歴然と劣ると思います)。そして、ニュージーランドはマオリ(ポリネシア人)と共存していることもあるからでしょうか、はっきりとポリネシアン国家支援姿勢を謳っています。実際に自分自身が南の国の各国へと出向いて初めて、ニュージーランドが如何にポリネシアン各国を支えている国かを知った、如何に偉大な国であるかを知った、このことは、この旅の収穫の1つだと思っています。

ま、その「ニュージー様」のお陰で・・・トケラウには働かずに油売っている人たちが多くいるのも問題だとは思うのですが・・・。



夕方5時、来たときと同じ船に乗りました。明日は3つめの環礁に立ち寄って、明後日サモアの首都アピアApiaに戻る予定です。



トケラウは本当に良いところでした。白い珊瑚の大地もロマンティックだし、無数のヤシやバナナの木がまさしく南国パラダイス。人々がお金にぎすぎすしておらず、おおらかで、本来彼らが培ってきた「助け合い」のポリネシアン気質が満点です。

吸い込まれそうな海と共に、豊かな気持ちと共に、人々は幸せそうに暮らしているのが、何よりもいい。

こういう国を旅できたことが、きっと人生の宝物になるに違いない。

トケラウ
本日の旅
行動 :アタフ環礁滞在
朝食 :カフェオレ、ごはん、オムレツ、ベーコン、インスタントラーメンとコンビーフのミックス/総理大臣の家
昼食 :ヤシガニ(ゆでて珊瑚焼き)、タロイモ、カニカマとマヨネーズのサラダ、ルー(トケラウの野草)とオニオンのココナッツミルク蒸し、キャベツ人参コールスロー、ファンタオレンジ、OTA(オタ、魚と野菜のココナッツマリネ)、ルートマト人参玉ねぎ温サラダ/アタフの涼み場
夕食 :バナナのココナッツクリーム和え、モア(鶏)とプアアの砂糖醤油煮、ごはん、ポテトサラダ/総理大臣の家
宿泊 :総理大臣の家
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旅情報
1ニュージーランドドル=68.4円

*トケラウでお買い物
各環礁には商店があり、食糧品や日用品が売られています。支払いはニュージーランドドルで。