2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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トルコ>2009年03月10日(Tue)
ワン行き夜行バス→ワン
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■ワン湖の湖畔の町
2日連続夜行移動明けの朝を迎えました。
逆境に置かれていたから? 何故か、2人とも体調が良くなってきたようです。にゃは(笑)

朝9時頃、ワンVan湖の湖畔の町、ワンに到着しました。

昨日の日記でクルド人問題のことにすこーし触れました。
クルド人は、国家をもつことができない単一民族としては最大規模の人口をもち、歴史の中でトルコやイラク、シリアなどの地域に分断されて居住しています。トルコの場合、今いるワンの町は、クルド人地域に属します。トルコ政府による文化的迫害(強制的にトルコ語を使用させるなど)等から、クルド人はしばしば反政府運動や独立運動を起こし、トルコ政府と紛争を引き起こしてきました。

今はやや落ち着きを見せている様相ですが、さてどうでしょう?

ワンのバスターミナルに、兵士が数人、真剣に人々を凝視しています。私たちも当然凝視の対象。警備というか警戒にあたっている人のようです。ワンの町にも、兵士がいます。銃を持ち、町を巡回している様子です。

町自体は平和でした。活気ある商店街、車の通行量も多い道、明るい町という印象がぴったりです。閉鎖している商店のようなものも、ぱっと見、見当たりません。・・・ちょっとガキ共が悪質(ひったくり気質っぽい)が気になりましたけど、大人は皆さんジェントルマンでした。よかったよかった。

トルコに来ると、最近旅していた地域からはヨーロッパに近いせいか、「先進国度」が増したように見えます。物価が思っていたより高いのが難点ですが、経済的にも活気がある証拠、ということで、ヨシとしましょう。

モスクも素敵! トルコのモスクは、ミナレット(塔の部分)が、まるで「えんぴつ」のようなシェイプをしています。

モスク

さて、2日連続の夜行移動の後で疲れているのに、何故か、午後は観光気分勃発(苦笑) ワン湖もきれいに見渡せる、崖の上の古城(ワン城)を観光して、夜はやっとゆっくりとベッドに腰を落とせました。
本日の旅
行動 :ワン到着、ワン観光
朝食 :チョコレートケーキ、カフェオレ、オレンジ炭酸ジュース、チェリージュース/バスの中
昼食 :Doner(ドナシュ、鶏肉の薄切りを重ねて横から炙って削ぎ落としたものとレタスを薄いパンに包んだもの)、タブクスユ(鶏のスープ)、ピデ(パン)、玉ねぎ、イタリアンパセリ、アジ(塩漬けの青唐辛子)/ワンの食堂
夕食 :トルコワイン、Yaprak(ヤップラ、ブドウの葉の塩漬け)、エクメク(パン)、ペイヌシュ(チャイブ入りチーズ)/宿
宿泊 :オテルシェリバンOtel Sehrivan

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旅情報
1リラ=56.5円

*トルコのオトガル(バスターミナル)
得てしてトルコのオトガルは、町の中心から離れたところにある。そのためバス会社は町とオトガルを結ぶ無料シャトルバスを出していることも多い。新しい町に到着したら、まずはバス会社オフィスに「サルビス」(無料バスサービス)の有無を確認するとよい。市内中心部は「サントロ」と言う。