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■ウルファの聖なる地めぐり
ここはトルコ南部シャンルウルファSanli Urfa。名前の由来は第一次世界大戦時フランス軍の侵攻から町を守り抜いたことに由来する「栄光のウルファ」という言葉が「シャンルウルファ」。そしてここは、知る人ぞ知る、イブラヒム(旧約聖書の登場人物アブラハムのアラビア語名)の生誕地と言われているところです。
今日はそんな、聖なる地をめぐってみようと思います。お天気良し(*^-^*)
ここでは女性たちの淡い紫色のスカーフが目に付きます。春の花のような色合いが無数に町に見られ、きれいなの。
バザール(市場)に行きました。観光客ずれしていない、人々の明るさがとてもよかったです。キャラバンサライ(かつての隊商宿)を使ったチャイハネ(茶飲み処)では、男性達が茶を飲んだりゲームをしたりして交流していました。
しばし、情緒ある道を歩いて、そして到着しました今日の一番の見所、イブラヒム生誕洞窟です。イスラムの聖地らしき様子が大変に伝わります。洞窟の中に入ると、信仰深い人々がしきりに、洞窟の中にある池に向かって、お祈りをささげていました。
洞窟のとなりにはバルックル・ギョル(聖なる魚の池)があります。イブラヒムが炎に焼かれそうになったとき、薪が魚に、火が水になったという言い伝えのあるところです。地元の人も多く訪れ、聖なる魚にエサをあげていました。なによりこの聖なる池は、見ていてとってもすがすがしい、心安らぐ美しさがありました。
そうそう、イブラヒムについてWikipediaを引用しますと、
「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信じるいわゆる聖典の民の始祖。ノアの洪水後、神による人類救済の出発点として選ばれ祝福された最初の預言者。」だそうです。この3宗教を信仰する人口といえば、計り知れないほど膨大ですよね。そう考えると、ここウルファが如何に聖なる土地と扱われているかが、分かりそうな気がしました。
しばらく観光歩きを続け、宿に戻りました。宿の居心地も満点だし、ウルファは好きな町となりました。
本日の旅
行動 :シャンルウルファ市内観光
朝食 :ソーセージ、ルイボスティー/宿、ショルバ(コーンスープ)にナーネー(ドライミント)とビバルソース(赤い旨い辛味ある油)をかけたもの、カラフィル(食後のクローブ)、エクメク(薄パン)/シャンルウルファの食堂
昼食 :ケバブパテジャン(でかなすとひき肉の串焼き)、サラダチョバン(きゅうりトマトイタリアンパセリ玉ねぎ角切りの酢砂糖ソマック(梅干し味の酸っぱい粉末)入り濃厚甘酢サラダ)、アジ(青唐辛子)、エクメク(薄パン)、アイラン(薄いヨーグルトドリンク/シャンルウルファの食堂
夕食 :Kadin Budu Kofte(カディンブドゥキョフタ、ひき肉玉ねぎ少し辛味のハンバーグを唐揚げにしたもの)、フライドポテト、イタリアンパセリ、トマト、エクメク、Guveg(ギュエジ、羊肉玉ねぎ緑ピーマンナストマトたっぷりのラタトゥイユ風)/シャンルウルファの食堂
宿泊 :ベイザーデコナックBeyzade Konak
旅情報
1リラ=56.5円
*ウルファ観光
ウルファはイスラム教の小さな聖地。街を歩く場合はまだしもですが、イブラヒム生誕洞窟などを含めて観光する場合は、女性は髪を隠すスカーフを持参しましょう。つい、宿の窓から見て街の人がスカーフしていないと、持ってくの忘れたりするんですよね(^^ゞ