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■ニカラグアへ
ニカラグア。時にツーリストに「何もないニカラグア」とさえ揶揄されるところだそうで。
首都マナグアManaguaの治安がすこぶる悪いことと相俟って、実際ツーリストがよく素通りしていく国と言われています。
そういえば最近治安の悪そうなところばかり旅が続いていたっけ。列挙してみますと、
・グアテマラシティーGuatemala city(グアテマラ)→バス乗り換えだけで素通りした
・サンサルバドルSan Salvador(エルサルバドル)→同上
・ホンジュラス→政変(クーデター)が起こっているので首都から外れた道を通っている
そして今、首都マナグアの治安の悪さで有名なニカラグアに来たわけです。ニカラグアでは、どちらかといえばコスタリカで日数を取りたいという希望もあり、マナグアの手前の街(レオンLeon)で1泊、マナグアを過ぎたところにある街(グラナダGranada)で1泊だけという計画でいます。
今日も暑いね~。汗、かく、かく!
レオンに着いたのが午後3時前と、一番暑い時間帯でした。最初はバスターミナルから歩ける範囲に宿を探そうと思いましたが、事前情報よりもめちゃくちゃに宿代が高くてへこみそうになる(ーーゞ
ちょっと宿探しが長期戦になりそうなので、和人は街中で荷物番をし、あづさが宿探しに出ました。多分疲れた表情で街を歩いていたあづさも、やがて破顔一笑・・・
レオンの街が、素晴らしい!!
バスターミナルの、ゴミゴミしたメルカド(市場)ゾーンを抜けると、生まれて初めて見るかもと思うくらいの、鮮やかでタイディなスパニッシュコロニアルタウン。あ、実際スペイン支配時に繁栄した街はこれまでも見てきていますよ、キューバや中米各国で。でも、レオンは、その記憶が背伸びしても叶わないほど、建物が荘厳さと美しさを兼ね備えている。どんな美辞麗句も受け付けるといった鮮やかさがあるのです。
そして大きな教会の壁絵が、決定的にあづさのハートをつかみました。キュートすぎっ(*^ヮ^*)
お洋服、手袋、サイコロ、etc。おそらくはスペイン人支配者たちの身の回りの品なのでしょうが、“絵本の世界”みたいですっごく可愛いの。今まで、こんなにスウィートな教会を見たことがなかったので、感動しました。
中米最大と言われるカテドラルも立派でかっこいい、劇場も、劇場の前に立っている像もとびきり素敵、街のいたるところにいるライオン像も目をひきます。ライオンはこの街の名前ですから、象徴というわけですね。
無事にお宿も見つかりました。晩ごはんを兼ねて夕暮れの街の観光もしました。
カテドラルの前の中央公園は、もう辺りは薄暗いというのに学校帰りの高校生で賑わっています。治安の良い街でなければ絶対こういう光景は見られません。
美味しいニカラグア料理にも満足、
美しい街に今自分がいると思うと心も満足。
レオン連泊へと予定をあっさり変更させるだけの強大なポテンシャルが、この街にはあったのでした。
本日の旅
行動 :チェトゥマルからレオンへ移動、ホンジュラス出国、ニカラグア入国、レオン観光
朝食 :Baliada(バリアーダ、チャパティのような小麦粉薄焼きにフリホレス(なめらか豆ピューレ)を塗って鶏肉やチョリソーの細かいのを乗せて挟んで2つ折にして焼いて食べる)、Jugo de Naranja(フゴデナランハ、オレンジジュース)、バナナ/チョルテカの路上ごはん屋
昼食 :なし(移動していた)
夕食 :Gallo pinto(ガジョピント、赤豆炊き込みご飯)、Pescoson(ペスコソン、白チーズとウリを重ねて衣をつけて揚げる)、Torta de frijorito(トルタデフリホリト、インゲンとカレーピラフと鶏肉を重ねて衣をつけて揚げる)、Ensalada(エンサラダ、何にでもキャベツやにんじんスライスの薄い酢サラダを乗せる)、Enchilada(エンチラーダ、カレーピラフといんげんを小麦粉の皮に入れて二つ折りにして揚げる)/レオンの路上ごはん屋、エローテ(焼きとうもろこし)/レオンの路上
宿泊 :カサイバナCasa Ivana
旅情報
1ホンジュラスレンピラ=5.2円
1ニカラグアコルドバ=4.9円
*ニカラグア入国時
入国時1人7US$を徴収されます(ツーリストカード5US$、国境税2US$)。147コルドバでの支払いもできます。支払い場所のすぐ近くにある銀行では20US$を404コルドバで両替していました。つまり、支払い時に両方の通貨を用意できるということなので、レートを事前に調べていって、安くあがるほうで払うといいですね。