2人の世界旅 日々の記録

■グラナダへ行く
大好きなレオンLeonの街にもうちょっといたかったけれど、グラナダGranadaへ移動します。

今日は９月１０日。今いるニカラグアの次はコスタリカ、その次はパナマと進み、パナマ出国のチケットが９月２０日なので、ああやばい、時間がないのです。

レオンからグラナダへ向かう直行バスはありません。あの、治安の悪さで知られる首都マナグアManagua（日本人もよく強盗などの被害に遭っているとのことです）で乗り換えなければならないのです。マナグアへ行くローカルバス（大型バス）はあるものの、それだとマナグア市内でバスターミナル間の移動をしなければなりませんので、私たちはほんのちょっぴりだけ奮発して（１人２０円程度ですけど）ミニバスに乗って移動することにしました。これだとかの悪名高きマナグア市内を動かずにグラナダ行きのバスに乗り換えることができるからです。

レオンからミニバスに乗って１時間半でマナグアに到着し、ズバリ的中！のごとく、ミニバスを下車した地点でそのままグラナダ行きの中型バスに乗り換えることができました。

グラナダには１時間で着きました。明るい黄色が映えるカテドラルを中心に、これまた素敵な街が広がっています。レオンほど心が奪われる要素はないのですが、可愛い街です。レオンと違って欧米人ツーリストの姿もちらほらと。

冒頭に書いたようにともあれ中米の旅日数がなくなってきているので、多分グラナダには１泊しかできないでしょう。今日の午後に観光をしたら、また明日はコスタリカへ向けて移動することになるでしょう。だから私たちは、さっさと宿を決めて観光に出たいという気持ちから、最初に値段を聞いた宿にあっさり決め（値引きに応じてくれたというのも大きな理由です）、荷物を置いたら観光に出ました。

今日観光したところ。
カテドラル（黄色が映える）、目抜き通りのカルサダ通り（ツーリスティックなレストランや宿が並ぶ）、ニカラグア湖（火山質で浜が黒ずんでいて見た目はいまいち）、修道院、スペイン植民地時代の色を残す街並みなど。

いわゆる、街の中心から湖方面へぐるっとまわって、また街の中心に戻ってくるような歩き方をして最初のカテドラルまで戻ってきたわけです。そのカテドラルの向かいにはコロン公園があります。地元の人がめいめいに憩う場となっているようで、私たちも休憩することにしました。公園に出ているコーヒー屋台で１杯のコーヒーを買って（１４円くらい）、木々の緑の下で一息ついたら、・・・なんだか、地元の人と同じ目線で、自分自身もが憩ってしまって、もんのすごく気持ちよくなってしまったの（*^-^*）

コロニアルな街、美しいカテドラルを目に、木々の緑、地元の人と同じ憩い。

その感覚が妙につぼにはまってしまって、あづさはコーヒーをおかわりしながら、何をするでもなく、人々の往来を眺めていました。その心地良さが本当に嬉しかったなあ・・・♪　ほぅっと一息つける時間って、大事ですよね。



グラナダは、ニカラグアで一番の観光都市と聞きます。個人的には中米最大のカテドラルなども擁するレオンのほうが見栄えがあるような気がします。レオンはかつての首都でもありますし。でも、ニカラグア国内でスペイン人が最初に入植したグラナダは、それゆえ歴史の重さがあり、またツーリスト用シャトルバスなどが発達していることなどがこの街をツーリスティックにしているのだろうと思います。

ただあづさの場合、そんな理由とはかけ離れ、どんな言葉でも尽くせないほどの、街との一体感を得てしまった。

コロニアルな街、美しいカテドラルを目に、木々の緑、地元の人と同じ憩い。
湯気の立つコーヒーを片手に、心から落ち着いて街に同化してしまう、“自分が落ち着ける場所を見つけてしまう”だなんて、贅沢な旅なのかもしれません。

この街には連泊して、明日もまたグラナダで過ごすことに決めました。