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■世界一のフィヨルドへ
昨日、フェローFaroe諸島行きのチケットが、計画よりも1週間先の便しか取れなかったため、思ったよりも(覚悟はありましたが)長くノルウェーに滞在することになってしまいました。
昨日の日記の通り、ノルウェーでどこで過ごすか、それともデンマークやベルギー、オランダ、ドイツといった近辺の国を訪問するか、等、昨日から今朝にかけて、ずっとずっと計画を立てていました。
そして最終的にはノルウェーが世界にその名を馳せるソグネフィヨルドで、ノルウェーの自然と共に過ごそうということになりました。
ソグネフィヨルドは世界最長のフィヨルドとして、日本でも知名度が高いフィヨルドです(ちなみに、世界最大フィヨルドはグリーンランドのスコルズビ湾で、世界最長フィヨルドはソグネフィヨルドとされています)。
和人が調べて、行き先を決めた判断材料は、以下の通り。
1)ソグネフィヨルドに面し、始終ソグネフィヨルドが見られるところ
2)フィヨルドの両岸のうち、ベルゲン側に滞在したのでは「対岸行きたーい」ってなるだろうから、ベルゲンの逆の岸に滞在できること
3)ベルゲンからのクルーズ往復料金が片道の2倍よりも安くなるところ
4)銀行サイトをチェックし、ATMマシンが確実にあるところ
5)トレッキングやハイキングなどができ、美しい自然が満喫できる
6)安いキャンプサイトがある
7)行って気に入りそうなところである
ということで、ソグネフィヨルドの景勝地に位置する、バレストランBalestrandを目指して、ソグネフィヨルドのクルーズ船を大奮発! フィヨルドを大いに楽しむことにしました。
ベルゲンを14時台に出発したクルーズ船は4時間の航海に出ました。私たちは、左右に切り開かれるU字谷を見たいと、一番前の中央の座席をとりました。クルーズ船は海岸沿いの小さな島島をすりぬけながら、狭い湾・・・まさにフィヨルドに入ると、フロントガラス越しには絶景の連続です。次から次へと風景が変わります。これぞノルウェー!の光景。嬉しいなあ。
船が内陸側に進むと、フィヨルドの幅が狭くなり、一層景色が美しくなります。最後1時間くらいは、2階デッキに出て、強い風を浴びながら、フィヨルドの写真を撮って過ごしました。
船内ビールは1杯59クローネというびっくり価格(ノルウェーにいたらびっくりではないけれども)ですが、折角大奮発してソグネフィヨルドクルーズに来たのだからと、小奮発で2人で乾杯♪(^^)/□\(^^)♪
■バレストラン到着
4時間の素敵なクルーズを終え、私たちはフィヨルドの港町バレストランBalestrandに到着しました。こじんまりとした、古い家が点在する小さな町です。今日から10日ほど、この町を拠点に滞在します。
実は、スヴァールバルの旅を終えて、ノルウェー本土に南下してきたとき、私たち2人は「あれだけ素晴らしいフィヨルドの中にいたんだから、ノルウェーのフィヨルドを見に行く気持ちは、正直薄れているよね」・・・などという会話もしていたんです。2人とも同意見で。
でも、不意にノルウェー滞在期間が長くなり、ソグネフィヨルドを見ながら、ゆっくりと過ごせることになったことは、やっぱり素晴らしいこと。なぜならばそこには、スヴァールバルの木々のない禿山と氷河に覆われるフィヨルドとは対照的な、緑豊かな森が溢れるフィヨルドがあるからです。
窮すれば通ず、とは、まさにこのこと。通じてきたからには、めいっぱい楽しみますよっo(^o^)o!
本日の旅
行動 :ソグネフィヨルドクルーズ、バレストランへ移動、バレストランキャンプ
朝食 :クラッカー、チーズ、スープ、コーヒー/ホステル
昼食 :Sursild(スーシルドゥ、いわしの一種の切り身を玉ねぎスライスと粒胡椒と共に酢漬けにしたノルウェー伝統料理)、クラッカー/ソグネフィヨルドクルーズの待合室
夕食 :ポタージュを使ってスープパスタ、紅茶/キャンプサイト
宿泊 :ショトゥンキャンピングSjotun Camping
http://www.sjotun.com/