2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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パラグアイ>2010年02月01日(Mon)
レシステンシア行き夜行バス→パラグアイ側国境→アスンシオン
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■アルゼンチンからパラグアイへ
夜行バスにて朝7時ごろレシステンシアResistenciaに到着。ここはアルゼンチン北部の町で、パラグアイの首都アスンシオンAsuncionか、その対岸のクロリンダClorindaへ行くバスを多く出している交通の要所です。下車して早速アスンシオン行きのバスチケットを買いました。確か9時発くらいのものを買ったように記憶しています。

まもなくそのバスが来ました。南米のバスは2階建て構造のものもよくあるのですが、たいがいは自分で窓を開けることができない構造になっています(これすごく不満!)。そして来たバスはなんとエアコンが壊れていて、日光がガンガン当たる温室のようなバス車内から出てきた人たちは汗まみれで、息苦しそうです。今は記録的な猛暑が続いていますから、そんな中で、温室に満席ギュウギュウづめにされて長時間の移動をしてきたのだそう。本当に可哀相でなりませんでした。

私たちもそのバスに乗らなくてはいけません。でも酸素が少なくて二酸化炭素が多くておまけにものすごく車内は汗臭かった。

でも幸い、バス会社側が、車体変更を検討してくれています。ここレシステンシアからアスンシオンへはこれまた長時間の移動になるので、その最終的な出発まで2時間以上待たされましたが、なんとかエアコンつきの払ったお金に見合う快適な移動をすることができました。ほっとしました。

アスンシオンに着いて、宿を決めて、夕食を食べたら、今日も無事終了です。


さて、移動中にもこまめに記録を書いている手元の紙には、最後に、「疲れたー、と思った。」と締めくくってあります。というのも、アルゼンチンやパラグアイの、肉・肉・肉に続くこれまた肉食のせいというのが理由の1つ。そして記録的な猛暑続きも、もちろん理由の1つです。

それまでいたボリビアやペルーはというと、ペルーはたいてい食事の前にスープが、ボリビアは食事の後にスープがつきます(この違いも結構面白いです)から、スープには残り野菜のみじん切りがたっぷり入っていたりする。貧しい国では肉はちょっとでじゃがいもいっぱいというおかず構成にも、体がほっとできていたんですよね。厚生労働省基準の、糖質(じゃがいものでんぷんも糖質です)60%基準に結構合っていて、ペルーやボリビアは良かったなぁ。

でもアルゼンチンやパラグアイは牧畜文化圏、食文化から言うと肉食エリアとなります。肉をドーンと食べて野菜をあまり食べず、野菜の代わりにと言って「マテ」という茶を飲みます。日本で栄養学を学んでいるとお茶を飲むことで野菜不足を解消するという発想はあまり理解できませんが、ともあれそういう文化圏に来てしまったので、近いうちにジェルバ(マテの茶葉)やグアンパ(専用の器)やボンビージャ(茶漉しつきスプーン型ストロー)を買って、私たちも少しでもビタミンや野菜不足を解消しなくちゃなーと思います。

アルゼンチン

この写真は、アスンシオン行きバスを待つレシステンシアのターミナルにて撮影しました。黒いタンクトップのおねーさんが大きい水筒を持っていますよね。小さいですが黄色いバスへ向かって歩いている白いシャツの男性も左手に青い水筒を持っています。アルゼンチン人やパラグアイ人はこうして冷水の入った「マイ水筒」を持参して、更にジェルバ・グアンパ・ボンビージャの3点を持ち歩くのです。いつでもどこでも、グアンパ(茶器)に水をさして水出しのお茶を飲んでいるのです。
本日の旅
行動 :レシステンシア行き夜行バス下車、レシステンシアからアスンシオンへ移動、アルゼンチン出国、パラグアイ入国
朝食 :ハムサンド、コーヒー/レシステンシアのバスターミナル
昼食 :ハムチーズサンド、コーヒー/バス車内
夕食 :arroz con pollo(アロースコンポジョ、ライスとチキン炙り焼き)、mandioca(マンディオカ、ゆでたキャッサバ芋)、ビール/アスンシオンのバー食堂
宿泊 :オテルルハンHOTEL LUJAN
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旅情報
1アルゼンチンペソ=24.6円
1パラグアイグアラニー=0.02円

*レシステンシアからアスンシオンへ行く際の国境イミグレーション
アルゼンチン側出国手続きも、パラグアイ側入国手続きも、どちらもパラグアイ側のオフィスで行います。バスがアルゼンチンを素通りしても焦らないように。両替もこのオフィスでもできますし、国境手続きをするところに両替商も多数います。