:: 旅31日め : 世界旅4ヶ国め : 和人206ヶ国め : あづさ26ヶ国め ::
■世界遺産の森へ
雷が鳴りどしゃぶりの朝。
今日は世界遺産に登録されている森を見ようと、昨日、ゲートタウンであるカメニュキКамяныкиまでのミニバスチケットを購入していました。なのにこの天気じゃあ・・・と思っていると、次第に雨が弱まり、私たちが宿を出る頃には傘なしで歩けるようになっていました。
ブレストのバスターミナルを8時半に出発し、約1時間でカメニュキに到着。降りたところは、本当に何もないといった感じの田舎町ですが、「ベラヴェジュスカヤ・プシュチャ」ナショナルパーク入り口のようなものが前方に見えるので歩いて行きました。
入場チケットを買って中に入ると、森が少し切り広げられたところに、ヘラジカ、イノシシ、バイソン、クマなどなど、様々な動物たちが保護されています。
この森はここでしか見られないヨーロッパバイソンが特に見ものです。
≫参考:ビャウォヴィエジャの森 (Wikipedia)
私たちは、動物を見たあと、更に森に入りました。森林散策を続けていると、深呼吸が本当に気持ちよくて、また、すらり立ち並ぶ木々の美しさにも見とれてしまいます。
「楽しいね」「楽しいね」、会話は始終そんなかんじ。
旅の中で、「森を見る」ことは難しいものです。山や湖を見るのとは違い、見るポイントが一点に定まらないから、下手すると「見所がない」と感じてしまいがちだからです。でも私たちは今回、動物たちがいたこともあり、森歩きそのものも楽しむことができました。
個人旅行難関国ベラルーシで、3つの世界遺産を訪問。
頑張った頑張った私たち(^_^)V
■ロシア語の旅の終わり
またポツンと雨が落ちてきたので、私たちはバスターミナルへ。
ブレストに戻ったあとは、残ったベラルーシルーブルを使いきろうと、市場で魚、ハム、野菜などいろいろなものを買い出したので、部屋で豪華な晩ごはんとなりました。
明日は、ポーランドへ移動します。
当初アフリカより前に訪れる計画ではなかったので、唐突に決まったポーランド行き。
カザフスタン、ロシア、ベラルーシと続いたロシア語の旅はこれでおしまいです。ポーランドへ抜け、バルト三国を旅しても、もうこれほどロシア語と格闘しエネルギーを使う場所はないと思います。
また、カザフスタン以来、あづさが執筆を担当したこの「日々の記録」のページには、多くのロシア語を使用したため、入力には通常よりも遥かに多い時間がかかっていました。忙しい旅の中で、尋常ではないことだったと思います。また見て分かっていただけるように、ロシア語を使用した多くは、地名と食べ物の名前です。レストランや路商で、美味しいものを食べてはおばさんにスペルや発音を教えてもらい、そんな中で、どれだけ現地の人とのロシア語での会話に取り組もうと前向きになってきたでしょう。
それだけ愛着をもち、また本当にロシア語での旅が好きになっていたので、ロシア語の旅の終わりは、寂しいです。けれど、2人の世界旅が、また新たなものに出会えることも、本当に楽しみです。
ダスビダーニヤ(さようなら)
ナヂェーコシイッショフストリェーチツァスヴァーミ!(また、お目にかかりましょう!)
本日の旅
行動 :ベラヴェジュスカヤ・プシュチャの森、ブレスト散策
朝食 :昨日の残りのパン、スモークチーズ、コーヒー、カップスープ/宿
昼食 :グレープフルーツジュース、ココアパン、チーズパン、スモークチーズ/ベラヴェジュスカヤ・プシュチャの森の中
夕食 :バースデーケーキ♪、酢じめの魚のおつまみ、厚切りハム、きゅうり、チーズ、パン、カップスープ、カニカマ入り野菜サラダ、いちご山盛り、昨日の残りワイン、紅茶/宿
宿泊 :ブグБУГ
旅情報
1ベラルーシルーブル=0.058円
*ベラヴェジュスカヤ・プシュチャ保護区
ブレストからカミニュキまでは1日5往復のバスがある。料金は車によって異なるが片道5000ルーブルが目安。所要1時間。入場料は3000ルーブル/人。森や動物保護地域は蚊が多かった。長袖と虫除けを持っていって大正解。
*ベラルーシからポーランドへ
ブレストはベラルーシ西端のポーランドに接する国境の街。ここからワルシャワに直接移動すると時間もお金もかかるので、私たちはいったんポーランド東端のテレスポルТереспорьまで列車のチケットを購入した。このほうが入国審査なども時間がそれほどかからないはず。また、出国の列車の時刻よりも早めに税関に行く必要があるので、チケットを購入するとき、タモジェニТаможенный(税関のこと)に行くべき時刻も聞いておこう。
ブレスト駅でベラルーシルーブルをポーランドズロチに再両替するときのレートはあまり良くなかった。市場の中の両替所のほうがレートが良い。