2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ペルー>2010年01月08日(Fri)
★リマ
:: 旅974日め : 世界旅175国め : 和人235ヶ国め : あづさ190ヶ国め ::

■念願の天野博物館へ
昨日、カラル遺跡の訪問を無事に果たし、夕方に首都リマLimaに到着しました。昨日も簡単な市内観光をし、そして夕食を食べた食堂の公衆電話で「天野博物館」に電話を入れました。

実はこの天野博物館は、和人もあづさも以前ペルーに来ておきながらも訪問する機会が得られなかったところ。故天野芳太郎(あまのよしたろう)先生による私設博物館で、見学には日本人の説明ガイドがつくかわりに、事前予約が必要とされます。

あづさの場合、友人が「行って良かった」とばかり言うので、長年気になっていたんですよね~。

さて、見学ツアーは午前11時からスタートです。今日は私たち2人だけのツアーとなり、女性館員がついて説明をしてくれました。ちなみに天野博物館は、ただ展示をするだけではなく、館員は現在も考古学者として発掘調査に携わっています。昨日訪問したカラル遺跡の関連遺跡の調査実績も高く、日本でも新聞等でその功績が取り上げられています。すなわち館員は考古学と南米アンデス文明のプロフェッショナルで、そんな方が直々に私たちにペルーの遺跡について教えてくれるのです。

展示室は写真撮影禁止なのが残念。でもね、そこは、私設博物館とは思えない宝物の山だったのです!! 土器や酒器、そして繊細な2000年前という織物の数々・・・。故天野氏はチャンカイ文明に魅せられ、その調査をライフワークとしたため、チャンカイ文明時代の出土品が多いのも特徴ですが、そうでない土器類の展示も目を見張るものばかり。素晴らしいの一言に尽きます。

参加者が遺跡や歴史に大いに興味のある私たち2人だけで、説明する側は考古学のプロとなると、質疑応答、楽しいじゃない(*^-^*) 何を尋ねても何でも答えてくれる、その館員の知識の広さと深さには脱帽しました。

一番良かったのは、説明冒頭でした。南米の文明の全体的な流れが分かるパネルを使った説明です。12月30日に訪れたチャンチャン遺跡、1月5日に訪れたチャビン遺跡、これから訪れるナスカNazcaやクスコCuzco(インカ帝国の首都)、ティワナクなど、各文明の「つながり」、すなわち南米文明の全体像を説明してもらえたことです。

そして展示品(出土品)を1つ1つ見ながら、その解説を受けながら、展示室を一巡すると古代アンデス文明の展開が自ずと理解されていきます。

遺跡めぐりの旅って、知識がないと、「石組みきれいねー」とか、「わー大きいー」といった感想で終わってしまうこともありがちですよね。でも天野博物館に行っておくと、そういう感想だけでは絶対に終わらなくなります。南米アンデス文明に関し、全体像を把握して、それぞれの文明の特徴、出土品の「見方」を教えてもらえるからです。天野博物館の後に遺跡めぐりの旅をすると、遺跡の見方が全然違ってくること間違いなし!! ですから、天野博物館は間違いなく「行って良かった」場所なのです。


ちなみに通常1時間で説明が終わるところを、私たちは2時間かかりました。館員の懇切丁寧な説明には本当に感謝します。

とってもおすすめです。ペルーやボリビアで遺跡めぐりをする「前」に、是非訪れてほしいところです。

ペルー

額縁にある写真が、故天野芳太郎先生です。こういう素晴らしい場所を残してくれて、本当にありがとうございます。遅れ馳せながら、感謝の念と共に心より冥福をお祈りいたします。
本日の旅
行動 :リマ観光
朝食 :レモンティー/宿
昼食 :バゲット、白チーズ、ハム/リマの中央分離帯の公園風ベンチ
夕食 :ビール、ごはん、砂肝炒め、ガレット(千切りじゃがいもの押し焼き)、にんにく生姜スープ/宿
宿泊 :オスタルサンフランシスコHostal San Francisco
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旅情報
1ソル=32.8円

*天野博物館
リマ市内ミラフローレス地区の、Calle Retiro 160、Av.Angamos oeste, cuadra11にある。訪問は事前電話予約が必要で、441-2909に電話する。リマの中心部(セントロ)から訪問する場合、タクシーで9~10ソルくらい。博物館自体は入場無料。
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