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■インカ帝国の夢の都
朝7時、クスコCuzco到着~! 未明は標高3000m級の山岳地帯を走ったため、バス車内は寒かったです。クスコは今日1日観光をするつもりなので、バスターミナル近くで良さそうなところにさっさと宿を決めて、荷物を部屋に置いて早速ミニバスでアルマス広場へ向かいました。「Arma」とは「武器」という意味なんですけど、ペルーの都市では中心的存在の広場にたいがい「アルマス広場」っていう名前がつけられています。
クスコは、13世紀から16世紀にかけて繁栄したインカ帝国の首都 -黄金帝国の都- でした。インカ帝国は現在のペルーだけでなく、現在のエクアドルやチリにいたるほど広大な範囲を治めていました。ペルーの歴史では欠かせない「1532年」、コンキスタドール(征服者)によるインカ帝国の終焉と共に、歴史は大きく変わりました。今日はそんな帝国の都の跡を、いろいろと観光して歩きたいと思います。
「Hatunrumiyoc通り」という小道は、様々な形の石を積み上げた「インカの石組み」が見所です。「かみそり一枚入らない」という有名なフレーズは、この石組みに対して表現された言葉です(特にロレト通りの石組みに対して)。正方形や長方形の石を隙間なく積むならまだしも、変形の石を隙間なく積むのですから、高い石切りや測量の技術があったことは間違い有りません。特にここは「12角の石」と呼ばれる、12角形の石(正12角形ではありません)が有名です。
「Hatunrumiyoc通り」は「インカロカInca Roca宮殿」の前の道にあります。インカロカ宮殿の周りはどこを見ても素晴らしいインカの石組みが見られて、見ていてつい我を忘れそうです、素晴らしすぎます。「どうやったらこんな巨石を持ち上げたんだろう」とか、「どうやって石を切っていったんだろう」など、感慨にふけりながら石を見る、その時間がとっても良いです。
インカロカ宮殿の門の1つに、「14角の石」を見つけた~(*^.^*)
なんで有名にならないのかしらね。
その他、石にヘビが浮き彫りにされている「7 Culebras通り」(7つの蛇の通り)、石に顔が浮き彫りにされている「Ladrillos通り」(レンガの通り)を歩き、坂の階段を上ってクスコのオレンジ色の屋根が連なる様子が見渡せるところまで上がりました。
更に教会を見て歩き、街並みを見て歩きました。でもやっぱりクスコはインカの精巧な石組みが一番見ていて楽しいと思います。
ホントのことを言うと、ナスカNazcaからクスコへ来るのは、これからプーノPunoへ向かう私たちには遠回りなルートでした。だからぎりぎり直前になるまで、クスコに来ることは考えていませんでした。
でも和人が「やっぱりクスコに来て良かった」と言ってくれ、あづさも同感で、そう思わせてくれたインカの石組みと、インカの街並みにが、大好きです。
本日の旅
行動 :クスコ着、クスコ観光
朝食 :sopa(ソパ、野菜マカロニのスープ)、carne(牛肉焼き)、arroz(アロース、ごはん)、トマト、cafe(カフェ、コーヒー)/クスコの食堂
昼食 :ceviche(セビッチェ、魚玉ねぎのレモンマリネ)、レタスポップコーンカモテ(スウィートポテト)、ビール、Bistec con chaufa(ビステクコンチャウファ、チャーハンの上に薄切りビーフステーキを乗せたもの)、トマト/クスコの食堂
夕食 :caldo de gallina(カルドデガジーニャ、殻つきゆで卵スパゲティー鶏肉ねぎ入りスープ)/クスコの食堂
宿泊 :オスタルソルHostal Sol
旅情報
1ソル=32.8円
*クスコのセントロとターミナルの移動
セントロとターミナルはミニバス(0.6ソル)で繋がっている。ターミナルからは「セントロ」と確認し、セントロからは「テレストレ」または「テルミナルテレストレ」と行き先を確認する。