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■ペルーの旅の終わり
冷え込む朝は最高のお天気! 昨日と違い完璧な青空が広がっていて、ウロス島が一層きれいに見えました。
朝5時に獲ってきたというチョカ(水鳥)が5羽、家の前に置かれていました(下の写真で3歳児のマイコルの後方に見えています)。朝ごはんはチョカとじゃがいもとチュニョ(凍結脱水じゃがいも)を塩煮にしたものです。家の外で、ディエゴおじさんと3歳児マイコルと一緒に食べたのですが、チョカの良い味がして美味しかった♪
写真は、あづさとディエゴおじさん、マリアとマイコル。
ウロス島は浮島で、葦(トトラ)を敷いて浮いているのですが、当然時間が経つとトトラも水分を含んで浮く力を失っていきます。人が歩くところほどへこむのが早いです。1箇所あたり、週に一度はトトラを新しく敷く必要があるらしいのですが、島(小さな島で直径30mくらいしかありません)全体規模だと、毎日どこかしらトトラを敷いているのでしょうか、ともあれ今朝はその様子が見られました。少女マリアも両手いっぱいにトトラを抱え、へこんだところに敷くお手伝いをしています。
マリアが、サッカーボールを持ってひとりで立っています。あづさと和人が近くに行ってあげると本当に嬉しそうに喜びます。遊ぶものが少ない浮島の上では、ボール遊びは楽しいのでしょうね。女の子でも本当に喜んでサッカーをします。3歳のわんぱく坊主マイコルくんも混じって、4人でボール蹴りっこをして遊びました。楽しくはしゃぐと、足が葦につく振動で、浮島が揺れるのが分かるのです。
ディエゴおじさんとおしゃべりしたり、日本の歌を聴きたいというリクエストに応えて歌ってあげたりしているうちに、プーノPunoへ行く船が通りました。
私たちは、行かなくてはなりません。
お別れのときが来てしまいました。
マデラ(木の舟)でその舟まで送ってくれたディエゴおじさんと最後のお別れ。
そして私たちはプーノへ -陸の世界へ- 戻ったのでした。
ウロス島で過ごした一日が本当に楽しくて、素晴らしくて、むしろペルーの旅をこれでおしまいにしたい気分です。良い思い出でしめくくりたいから、もう何もしたくありません。
だから、プーノの港に着いたらまっすぐバスターミナルへ向かい、国境行きのバスに乗りました。国境の町デサグアデロDesaguaderoでは簡単に宿を決め、部屋でゆっくりとしていました。
明日ボリビアに入国します。18日間いたペルーの旅は、これでおしまいです。
思い入れのある旅がいっぱいできて、本当にペルーが楽しかった。
でもボリビアも大好きな国です。「ペルー&ボリビア」が南米の最大のハイライトとばかりに(←族好きの発想か?笑)、本当、楽しみです。
本日の旅
行動 :ウロス島滞在、ウロス島からデサグアデロへ移動
朝食 :チョカ(チチカカ湖の水鳥)パパ(じゃがいも)チュニョ(脱水じゃがいも)の塩煮/ウロス島
昼食 :なし(移動していた)
夕食 :sopa(ソパ、じゃがいもマカロニ野菜のスープ)、pollo dorado(ポジョドラード、フライドポテト)、arroz(アロース、ごはん)、煮豆、レタス、コーヒー/デサグアデロの食堂
宿泊 :オスタルリマックHostal Rimac
旅情報
1ソル=32.8円
*プーノからデサグアデロへの移動
プーノの港に近いところにあるテルミナルソナルTerminal Zonalからバスで3時間、7ソル。プーノには他にもターミナルがあるので気をつけてください。