2人の世界旅 日々の記録

■ピトケアンへの船旅開始
今日は夕方から船に乗ります。行き先は海の秘境国家ピトケアンです。一番近い有人島と４００ｋｍも離れている、たった人口５０人弱の国。地球には、そんな国もあるんですよ。はっきり言ってここマンガレバMangareva島に来ているのも、ここがその一番近い有人島、ピトケアンアクセスの拠点の島だからです。

午前中に、港に行きました。ファミリーサイズのちっちゃなヨットが２隻あるだけで、ピトケアンへ行くクルーズシップはなさそうです。今泊まっているジャンダルメリー（警察や刑務所、イミグレーションなどを兼ねる施設）へ行ってピトケアン行き船のことを訪ねると、そこにはクルーズのキャプテンがいました。そう、さっき見たちっちゃなヨットが、ピトケアンクルーズシップだったのです。

・・・がっくり。何故がっくりかって、船は小さいほど揺れやすいから。荒波航海になると船酔いがきつそうです。ああ想像するだけで嫌。



午後４時に乗船しました。乗客は７人。世界２００ヶ国ペースで旅行している人たちも複数いて、「赤道ギニアビザはアフリカで何をやっても取れなくてニューヨークで取った」とか「フォークランドに行くまでの交通の遅れでフォークランド滞在は空港にいる１時間だけで終わってしまった」とか、多分、普段は誰も聞いてくれないんだろうな（笑）的な話題に、彼らの会話は延々と盛り上がっています。私たちだって旅した国数も旅の体験話も多いけれど、自分から色々言うのは好きじゃないから、日本語が堪能な東京在住ロシア人（日本国籍保有）とまったり会話。彼の日本体験などを聞いたりしていました。

でも最近船酔いに弱いあづさは早速吐いてしまい、明後日ピトケアンに到着するまで、「ひたすら寝続けて過ごす」と、悪心を前に誓ったのでした。