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■多民族国家を行く
マレーシアは多民族国家。マレー人のほか、インド人や中国人がたくさんいます。マレー人優遇政策を採択している関係で民族融和が進まず、民族問題も解決しない国。まだマレーシアの旅は始まったばかりですが、朝食に、昨日はロティチャナイ、今日はトシ、と、そんなママックMamak料理、つまり印橋(いんきょう、中国人の華僑に相当するインド人)の食べ物をいただいていると、そんな背景も肌で実感します。先の2つは、マレーシア料理の中でも代表的なママック料理なのです。
朝10時のバスに乗り、サンダカンSandakan(山打間)からコタキナバルKota Kinabaruへ戻りました。山間部を含めて200kmは移動したかな。ボルネオ島(別名カリマンタン島)は知る人ぞ知る「面積世界第3位の島」で、地図で見るとチョチョイの距離でも実際は結構な移動距離になるんです。ちなみに世界一の島はグリーンランド、第2位はニューギニア島です。
コタキナバルに到着したらもう夕方。宿を決めて荷物を置いて、夕方のウォーターフロントのお散歩に出ました。屋台もいっぱい、若い人も親子連れもいて、おしゃれな格好で素敵なハンドバックでお出かけしている女性も多く、治安の良さを感じます。治安の悪いところは若い人が歩かず子供やおばさんも歩かず、目立つものを身に着ける人も夕方以降は外を歩きませんから。
ウォーターフロントから少し西に進むと、ナイトマーケット、夜市があります。流石ここはサバSabah州の州都! 多くの人で賑わっていました!
新鮮な魚介類をその場でグリルした屋台が多数。マレーシア料理をあれこれ並べた屋台多数。規模が大きくて、歩いてその雰囲気を味わうだけでも十分楽しいです。マレー料理を屋台で食べ、デザートも食べ、ローカルな雰囲気を楽しむことができました。
では、これにていったんマレーシアの旅を終え、明日よりブルネイへ入国します。ブルネイへは、行きは海から入国と決めているのですが、出国は、陸路での情報が少なくて、いまだ検討段階です。
本日の旅
行動 :サンダカンからコタキナバルへ移動、コタキナバル観光
朝食 :Tosai bawang(トシバワン、薄焼き片面焼きクレープに玉ねぎ千切りをはさんだもの)、イクリープティー(いわゆるココナッツチャツネ、ココナッツやヨーグルトの入ったスープ風)、イクリーメーラー(豆カレー)/コタキナバルの食堂
昼食 :ナシアヤンゴレン(ごはんとフライドチキン)、サユル(キャッサバ葉と干し魚の炒め煮)/ラナウの食堂
夕食 :Mie goreng(ミーゴレン、焼きそば)、Nasi goreng kanpung(ナシゴレンカンプン、干し小魚入りチャーハン)、ABC(アーベーツェー、ミックスかき氷)/コタキナバルの屋台
宿泊 :アジアアドベンチャーロッジAsia Adventure Lodge
旅情報
1リンギット=28.2円
*サンダカンからコタキナバルへバスで来たとき
コタキナバルのサンダカン線を扱うバスターミナルは、市街地中心から9km北にある。バスを下車したら、ターミナルから西に500mくらい? 歩いたところの大通りを市街地行きのバスが走っているので、それに乗れば安く市街地まで行ける。