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■海の楽園モルディブへ
モルディブは26の環礁からなるインドのやや南の島国。環礁とは、島が連なって輪っかになったもの。上空から見るその「輪っか」の群れは美しく、真珠の首飾りとも例えられています。飛行機から見る真珠の首飾りを楽しみにしていましたが、曇っていて上空からは何も見ることはできませんでした。
海が綺麗な南の島。その小さな小さな島「マレ島」が首都。小さな島。
島を歩いて一周しても1時間もかからない南の小さな島は、想像するだけで素敵です。やしの木を見上げると青空が広がるような、きっとのどかでいいところに違いない。葉の音がサラサラサラ、波の音がザザザーと聞こえる(ここ、脳内でサウンドお願いします)、そんな、南の島のイメージ。
だから、まさか、・・・「そんなこと」が起こるなんて!!!
以前トンガでお世話になったJuncoさん(≫
こちら)がね、「マレに私の知り合いがいます~」とメッセージをくれており「小さな島ならば、日本人がいること自体珍しいから絶対会える」と思っていました。大丈夫。だって南の小島だもん。
飛行機着陸寸前。
曇っていて厚い雲を抜けて海と島が見えてきた。
・・・・・・絶句、驚愕、「なんだこれは」!!!
↓↓この写真、後日隣の島から撮ったマレ島なんですけれど・・・、
「小さな島に、新宿・渋谷があるぞ!?」、驚いた。さっきも書いた通り、全周歩いても1時間もかからない小さな島なのに、なんですかこの摩天楼ビルディング群は!?!?
空港のある島に着いたら、島間フェリーでマレ島へ。
マレに到着するや否や「ここに住んでる日本人を探そうプロジェクト」は早速破綻しました。だってだって、あまりにビルディングが並びすぎ!!家屋多すぎ!!探すの無理!! 聞けば人口10万人を超えているそうじゃないですか。余計に無理。
私は、南洋の至宝モルディブの、小さな島の小さな首都は、まるでトケラウ(≫
こちら)のような、隔絶された孤島だとばっかり・・・。
でも、訪れてみたらそこは「世界一の人口密度首都」でした(と機内誌に書いてあった)。小島に人口10万人以上、ビルディングが竹薮状態で乱立する摩天楼だったのです。隔絶された孤島に何故これだけのものができたのか、その答えは「リゾート地として観光産業が成功している」点に他なりません。
1972年、マレを擁する環礁でモルディブ最初のリゾートがスタートし、モルディブの観光業が始まりました。常に、どんなことがあっても外国人観光客が絶えずやってきて、モルディブは変容し、たった30数年で今のような裕福な国になりました。
さて、ネットで目星をつけていた宿も、そんな竹薮のようにビルディングが乱立する中では、探すのに苦労しました。結局その宿はわずか短期間でものすごい値上げをしていたので、別の宿にチェックインしたわけですが、いやはや、マレのメインストリートに並ぶ、渋谷・代官山さながらのお洒落なショッピングエリアは、「絶海の孤島」には極めて似つかわしくないわけであります。
私たちは、モルディブ4泊5日の滞在は、リゾートホテルではなく、首都マレにいる予定でいます。「1島1リゾート」と言われるモルディブでには100近いリゾートホテルがあるものの、それらリゾート地には村や町や民家はありません。ゆえに「モルディブの人々の暮らしや文化」を見ることや「モルディブの姿を理解すること」は、リゾートでは不可能なのです。
世界にこんな「面白い国」かつ「変わった国」があるなんて思ってもみなかった。わ~~、楽しそう!!!めっちゃ面白そうじゃないですか!!! 実体験の数々は、明日からの日記に書くことにします。
本日の旅
行動 :トリバンドラムからマレへ移動、インド出国、モルディブ入国、マレ観光
朝食 :ウプマ(セモリナ粉を炊いたもの)、ココナッツチャツネ(ココナッツと唐辛子ピューレ)、チャイ(ミルクティー)
昼食 :ツナ玉ねぎサンドイッチ、コーヒー、ミックスフルーツジュース、チョコバー、ヌガー、ナッツ(向精神作用のある木の実)/機内
夕食 :グラ(魚フレーク入り包み揚げ)、ポラタ(層状薄パン)、Three Fish(スリーフィッシュ、魚のチリトマトオニオンソテー、ガルディア(カツオ角切りの澄明スープ)、ナッツ(向精神作用のある木の実)/マレの食堂
宿泊 :シャマムゲストハウスSHAMAM GUEST HOUSE
旅情報
1インドルピー=2円
1モルディブルフィア=6.7円
*モルディブで安宿探し
モルディブでは外国人は地元民用の基本宿料金に上乗せして、1人8USドルの税金を上乗せ徴収される。そのため、仮に2人で3000円の宿に泊まってもおよそ4500円を支払うことになり、「安宿が存在しない」ということになる。しかし探せば脱税宿、闇宿はある。今回少なくともマレで3軒、外国人税上乗せなしの宿を確認している。