2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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グアテマラ>2009年09月02日(Wed)
★ネバフ→サンファンコツァール→エントロンケ→チャフル→ネバフ
:: 旅846日め : 世界旅136ヶ国め : 和人222ヶ国め : あづさ152ヶ国め ::

■イシル族の村めぐり
そろそろエルサルバドル行かなくていいの? って、心の中で誰かが呼んでいますが、そんなの無視、無視!(笑)

和人も「ま、中米で一番いいのはグアテマラだし」と言ってくれ、あづさがもう少しここで民族めぐりをしたい気持ちを分かってくれているようです。

体調もなかなか良いので、今日は2つの村を、ネバフNebajから日帰りで訪問しようと思います。行き先候補はサンファンコツァールSan Juan Cotzal(通称コツァール)とチャフルChajul。どちらもネバフ同様イシル族の村です。特にコツァールは今日は市が立つ日なので、こちらを午前中の活気ある時間帯に訪れようと思いました。

コツァール
コツァールの女性たち。ウイピル(上衣)もコルテ(巻きスカート)も、細かい織り模様が素敵です。淡い藤色からは、落ち着いた雰囲気が感じられますね。


コツァール
商店のおばあちゃんも、藤色のウイピル。織り模様が本当に細かくて、繊細な造りをしています。


コツァール
ホヤバフJoyabajもネバフNebajも、大降りのシンタ(頭に巻く布)を使って髪を上げていたけれど、シンタはこういう使い方もあるのですね~。


コツァール
コツァールで見られるのは細かい織り模様だけではありません。こちらは、白地の生地に、愛らしい動物がたくさん織り込まれたもの。


コツァール
こちらの女性は藤色の生地に、ポップな動物たちを刺繍したウイピルを着ていました。可愛いね!



コツァールは小さな規模の村なので、主だったところを歩くのに時間はかかりません。次に、ミニバスを乗り継いで、チャフルへ移動しました。

チャフル
チャフルは今日は市のない日です。のどかそのもの! 赤い瓦屋根、遠くに見える尾根、どこか日本の農村のようなところです。


チャフル
大きな幾何学模様のウイピルを着る女性・・・と思いきや、コリャなんだ!? 頭にボンボンがついていますよ! しかも前と後ろに!


チャフル
ボンボンが可愛いです。チャフルの女性は長い髪をボンボンつきのシンタと共に結って上げています。


チャフル
自宅で、チャフルの特徴である大柄の織物をするおばあちゃんの後姿です。頭部には、前にボンボン、後ろにボンボン、カラフルで可愛いな♪


チャフル
よーく見てみて! 頭にボンボン、首にボンボン、背中にボンボン、お尻にボンボン! か、可愛いすぎる♪o(^o^)o なお、コルタ(巻きスカート)の色は赤、ネバフと似ています。


チャフル村では、賑わう通りから少し外れた、完全に民家街といった道も歩きました。ともあれ家庭で織物をする女性の多さが印象的でした。ちなみにマヤの先住民が使用する手織機(テラールデパリートスTalar e palitos)は大変に原始的かつ簡素な造りをしています。片側を柱などにくくりつけ、もう片方は自分の腰にくくりつけ、体重をかけて経糸(縦糸)を引っ張って、数色の糸を使って見事な柄を織っていくのです。

ああ、今日も素晴らしい1日だった。

ちなみに、後日出国イミグレーションオフィスでグアテマラ地図ポスターを見たとき、地図に道が記されているのは、ネバフ付近では今日行ったコツァール村とチャフル村まででした。ここは標高1500m(1300mと書いてある本もある)、道がある限りの山の中まで来た。「奥地」までやってきたら、一層素晴らしいマヤの先住民村が広がっていて、感動はより大きく、そして止まないのです。

大勢の観光客が行くところじゃなく、観光客に会わないところまで夢をつないで良かったなあ。

とりあえずは、キチェ族の町2つと、イシル族の町村3つで、それぞれに異なる伝統文化を見ることができ、そこそこに満足してきました。あづさをこのまま放っておいたらピックアップ(トラック荷台での移動)をしてでももっと奥地に入りこんで「族めぐり」しちゃうでしょうから(笑)、そろそろここで自分にストップをかけないと、超~危険です(^^ゞ

そういえば、以前(≫こちら)、和人に言われた言葉を、思い出す。

  ゾクズキ ・)v
           v(・ ソレガナニカ?


本日の旅
行動 :サンファンコツァール観光、チャフル観光
朝食 :Pollo Frito(ポジョフリット、フライドチキン)、トルティージャ(とうもろこし粉の薄焼き)/宿
昼食 :Pollo Frito(ポジョフリット、フライドチキン)、Pata Frito(パタフリット、フライドポテト)/チャフルの屋台
夕食 :トスターダスコンポヨ(揚げトルティージャに鶏マヨサラダを乗せたもの)、トスターダスコンチョミン(揚げトルティージャにインスタントの中華焼きそばを乗せたもの)、アワ(麦とシナモンのホットドリンク)/ネバフの食堂
宿泊 :オテルネバヘンセHOTEL Nebajense
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旅情報
1ケツァール=11.9円

*あらかじめ各村のウイピルを見てみたい人へ
グアテマラ国内で民族村めぐりをする際、どこに行けばどんなウイピルが見られるのかを事前に見てみたいことがあると思います。その場合は「Nim Po't」のサイト(グアテマラ)が秀逸です。マーケットデーも書いてあるし、サイトは英語だし、オススメ。
http://www.nimpot.com/