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バヌアツ>2010年07月20日(Tue)
★ヤタプー→ヤスール→ヤタプー
:: 旅1167日め : 世界旅195ヶ国め : 和人243ヶ国め : あづさ206ヶ国め ::

■タンナ島の伝統文化とヤスール火山
昨日はよく降った雨も、朝にはやんでいました。雨音の代わりに鳥の声が聞こえ、目が覚めました。

今いるヤタプー村は、ナシップミネ族の村です。彼らはローカル言語としてナフェ語、バヌアツ公用語の1つであるビシュラマ語を話します。英語が通じる人はそう多くありません。この伝統文化を色濃く残した村で、今日は早速、伝統的な村の踊りを2つも見せてもらえることになっています。

1つめは「ナンバス」というペニスサックだけを身に着けた男性の踊りから。足で大地をたたきつけるのは、火山の地響きを表しているのでしょうか。地面を鳴らし、大きな声で叫びながら円を組んで踊り続けていました。

バヌアツ

踊りの後は、火起こしの実演を見せてくれました。昨日長いこと雨が降り、木が濡れていて大変そうでしたが、それでも木と木をこすり合わせると煙が立ち、ちゃんと火がつくのがすごいです。

いっぱい写真撮った! ナンバスの写真撮ったー!!

ヤタプー村での大きな目的は果たした(*^-^*)って感じです!←ナンバス好き


違う広場では、女性の踊りが披露されました。部族間抗争がテーマに盛り込まれているらしく、2人の女性は前進・後退しながら、踊りの中に戦いを表現しています。ヤスール火山への祈りは、木槌をバンバンと地面にたたきつけることで表現しているようです。

バヌアツ

女性の踊りは顔のペイントが鮮やかで素敵です。
時々、遠くから、本当の火山の音が聞こえました。


午後になると、酋長自らが私たちを村の散策に連れていってくれました。夕食用に「ラップラップ」という伝統料理の下ごしらえをする女性の家や(この時点でラップラップが特別な料理でなく彼らの日常食であることが分かります)、「ナカマル」という、夜に男性のみが集まってカバを飲む場所へ。ナカマルは夜は女人禁制ですが昼間は女性の立ち入りOKみたいで、あづさもナカマルを見せてもらえました。ちなみにカバは英語でもビシュラマ語でもカバですが、ヤスール火山付近の村々では「ンカバ」と発音されます。

そして、今まで見たこともない、超ーー巨大なバニアントゥリー(地元の人はナンバンガと呼ぶ)。その木はあまりの大きさが見事で、1枚の写真にとてもじゃないけれども収まる大きさではありません。


ヤタプー村はどこを歩いても気持ち良いです。みんなが優しくて親切で良い人だから、一層気持ち良いんです。それはおそらく、この酋長が優しくて良い人だからこそ、村全体の良い雰囲気が出来ているのだろうなと思います。


午後3時ごろより、ガイドのマイクと一緒にヤスール火山へと出発しました。ヤタプー村は火山に近いところにあるので、車を使わなくても火山へは容易に行けますが、酋長は私たちに「2000バツでトラックを借りられるから電話して聞いてあげようか」と言ってくれます。2000バツはトラックドライバーに支払うお金ですから、まるきり村の儲けを考えない(しかも電話代を考えたらマイナスになる)、本当に、親切で優しい酋長です。


とりあえず歩ける足はあるので、その申し出は断りました。途中山登りの道もヒッチハイクできたので、火山到着までは、問題ありませんでした。


午後4時半。まだまだ空は明るいので、噴火口からは白い煙が見えます。赤い溶岩は周りが明るくて見えません。とりあえず今登頂しているのは私たち2人とタヒチから来た人2人、ガイドがそれぞれに1人ずつの合計6人です。

ヤスール火山は、最近活動が異様に強く、つい先日まで観光客の入山を一時禁止していました。まだそれが解除されて日が浅く、事実噴火の勢いはすごかった。タヒチ人は気絶してしまい、早々に下山しました(また後から登ってきたけど、笑)。つまり、その時点で噴火口に立っているのは、あづさと和人とガイドのマイクだけです。風上に立っていても、想像以上に大きな噴火が起こると、怖くてつい後ずさりをしてしまう・・・。怖いのは飛んできた溶岩石の破石にぶつかること。ヤスール火山ではかつて破石が体を貫通して日本人が死亡する事故が起こっています。そんな噴火が、数分に1度という高頻度で起こり続けています。

「ドドドドドドドーーン」、数回に1回はものすごい爆音がして、マイクもたじろいで後ろずさりをするほど。風向きがちょっと変わると噴煙が攻め寄ってきます。毒ガスでしょうから、その度に噴煙から逃げていました。

火山の管理局の人がやってきました。「あと10分で下山しなさい、デンジャラス(危険)だ」と。下界を見ると、山のふもとには数台の車が停まっており、観光客は入山を許可されず足止めされています。分かります、ものすごいアクティブな火山だということは本当に良く分かります。これを危険とみなすのも、良く分かります。でも・・・。

「こんなときに帰りたくない!」と、そのことだけを思っていた。だって、日が暮れないと赤い溶岩が見えないから!! 管理局の人がガイドのマイクと何かを話しているのが見えたので、管理局の人が去っていったあと、あづさは「I follow you」(あなたに従いますから)とだけ言いました。それはつまり、「あなたが判断したら必ず下山するから、出来る限りここにいさせてください」という意味です。マイクもそれを分かってくれていました。

「あと10分」と言われながらも、そのまま30分?1時間?

だんだん日が暮れてきた。

河口内部の赤い光が眩しくなってきた。

嬉しい! 美しい真っ赤な溶岩が美しく見えている!!!!


幸い、火山の勢いも少し弱まったようで、入山許可が降りたのでしょう、観光客が次々と登ってきました。そのときは、もうこれで下山命令が出されることはないとほっとしました。

後はずっとずっと、美しい美しい火山のショーにくぎ付けです。地球が生み出す大地のショーを、あまりの美しさに目に涙を浮かべながら、夢中になって写真を撮って見ていました。でもあまりにもありえない大きな噴火が起こり、頭上まで真っ赤な溶岩が噴き上げたときなど、「もう笑うしかない」とばかりに笑いこぼれます。あまりにすごすぎて、・・・そんなにすごい場にいられることが嬉しくて。

バヌアツ

ドーン! 実に、ものすごい高さまで、この溶岩が噴き出す。


水蒸気ももくもくと上がっていて、写真を撮るにはベストの状態ではないと思いましたが、それでも、十分に満足しています。


えへへ、今日は1日の日記に3つの写真を入れちゃった(*^.^*)
本当にスペシャルな日だから、許して~(*^.^*)


さて、男性のナンバス(ペニスサック)での踊りに、女性の踊りに、真っ赤な溶岩が見られるヤスール火山の大噴火。当初思い描いていたタンナ島での目的は今日1日で全部達成できました。明日はどこに行こうかな・・・と思うこともありますが、やっぱり明日もヤタプー村にいることにします。スペシャルでない、本当の日常の村の暮らしが見られることを楽しみにして。
本日の旅
行動 :ヤタプー村観光、ヤスール火山観光
朝食 :クラッカー、ジャム、コーヒー、カフェオレ、バナナ/宿
昼食 :タロ(ゆでたタロイモ)、カベチ(大根の葉の味が少しするチンゲンサイ)とオニオンのココナッツミルクソテー/宿
夕食 :タロ、カベチ玉ねぎ牛肉の塩カレー粉炒め、レモンジュース/宿
宿泊 :トロピカルリトリートバンガロウTropical Retreat Bungalow
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旅情報
1バツ=0.91円

*ヤスール火山訪問
ヤスール火山は標高361mと低い山である。一般的なアクセスは宿の主催するツアーに参加して車でアクセスすること。ツアー代はもちろん宿によって違うが、火山に近い宿は安く、遠い宿(空港に近い宿)は高い。ツアー代は空港に近い宿からだと1人7000~9000バツはするが、火山に近い宿からなら当然ツアー代も安くなる。霧などで噴火が見られなくても払い戻し等はない。

最も安くヤスール火山を観光しようと思ったら、噴火が見られそうな天気の日に徒歩でアクセスするのが良い。つまり、火山に近い宿に泊まって徒歩でアクセスする。私たちはこの方法で行った。ガイドなしでの入山は禁止されており、山の麓にある掘っ建て小屋で入山料2250バツを払い(ガイド分の入山料は不要)、およそ1時間の山登りをする。夕方ならツアーカーが多く訪れるのでヒッチハイクも容易にできるだろう。私たちの場合はガイド料が2人で1000バツだったので、2人でトータル5500バツで済んだ。これは恐らくミニマム価格と思う。

もし悪天候などで噴火が見られず翌日も再挑戦する場合、翌日は火山入山料が半額(1125バツ)になるので、ツアー代もその分安くなる。

美しい噴火を見るための注意事項は、1)夜まで火口にいられるプランのツアーに参加すること、2)雨が降っていないこと(雨自体よりも雨が火口に落ちると水蒸気が大量発生して噴火が見えなくなることが問題)、3)ふもとから山頂を確認したときに(入山料を支払うところで見られる)霧が出ていないこと、4)風向き(展望所が火口の風上でないと火山ガスを吸うことになるので退避命令が出る)、5)活動度(あまりに火山活動が活発すぎると退避命令が出る)等です。

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