2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » パプアニューギニア »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» パプアニューギニア »
パプアニューギニア>2010年08月10日(Tue)
マウントハーゲン
:: 旅1188日め : 世界旅198ヶ国め : 和人243ヶ国め : あづさ207ヶ国め ::

■強盗の翌日です
とりあえず予定もないし、今日は家にいることにします。家、というのは、旅行会社オフィスと宿舎のある敷地内で、ここはセキュリティーががっちりしていて、治安としてはマウントハーゲンMt.Hagenでも最高級に安全なところです。

和人はチャーリー(旅行会社支配人のお兄さん)と一緒に、食べるものの買出しに出かけていきました。チャーリーはどこへ行くにも必ず車高の高い車で行きます。ぷらぷら町を歩いているとあっという間に強盗にやられてしまうから徒歩では外を歩かないのだそうです。

あづさは怪我の治療。まだ出血もあるし、傷口の膿み方もひどい。中域殺菌性(そこそこの範囲で菌を殺す)の抗生物質や、広域静菌性(あらゆる菌の増殖を抑える)の抗生物質を持っているので、持っているものは使っていきましょう。でも効いてるかどうかも分からない。


今日は火曜日。シンシン(盛大な部族祭り)は今週土日です。スイモクキン・・・よかったまだ日がある。チャーリーは「気晴らしに、離島に行って海でも見てくるといいかもよ」と言ってくれますが、その気分にもなれません。


夜になり、チャーリーから、今後のスケジュールについて提案をもらいました。

明日水曜日に、他の観光客から近郊の村めぐりのツアーの申し込みが入っていて、それに便乗して、少し観光に行って来たらいいという提案です。ツアー便乗の形なので移動もガイドもセキュリティーもすべてついている、最も安全な形で参加できるというのです。更に木曜日も何かほかのツアーを用意してもらえること、シンシン前日の金曜日は予演会のようなプレショーを見るツアーに参加できること。そして土曜日からシンシン本番開催、というプランです。

マウントハーゲンの観光要素は、その町自体にはなく、あくまで周辺の部族村へ行って伝統的な家やボディペイントなどを見ること。もしくは年一回の部族が集まる大祭り「シンシン」を見ること。

チャーリーは、「悪い人もいるけれど、パプアニューギニアには良い人もいっぱいいる。いろんなところに行っていろんな良い人に出会って、気分が変わるといい」と言ってくれました。本当にその通りだなと思います。パプアニューギニア人は基本的にメラネシアンで、つまりは、最近の旅だとバヌアツやニューカレドニアで見た人々と同じ血を持っています。彼らは戦闘気質になると怖いけれど(^^;; 根っからは、笑顔の良く似合う、屈託ないカラッとした人々なのですから。


ただ、チャーリーの最後の説明には、真剣にならざるを得ませんでした。ここは旅行会社オフィスのある敷地で、シンシンのシーズンは多数の観光客を取り扱う繁盛期です。実に3年連続、シンシンの時期(つまりこの旅行会社にお金が集まるとき)を狙った強盗犯罪が起こっており、昨年はチャーリーの住まいでも強盗と警備による銃撃戦があったそうです。チャーリーは部屋で伏せて銃弾をよけていたとか。

じゅ~う~げ~き~(@@)っですって~!?

だから、チャーリーの勧めにより、私たちがこの家にいられるのは明日まで。あとは、発砲事件が起こらなさそうな安全な場所にある別の家に移動することになりました。

銃撃戦・・・こわすぎる。庶民にも銃が出回っているということか。

パプアニューギニア、やっぱり治安の悪さ、半端ない。

パプアニューギニア

町もどこか汚い、マウントハーゲンの路地。
本日の旅
行動 :マウントハーゲン滞在
朝食 :いんげんにんじん卵がゆ、コーヒー/家
昼食 :Kau kau(カウカウ、スウィートポテト)、Lamb Flaps(ラムフラップ)、Sausage flour(ソーセージフラワー、ソーセージ入り揚げパン)、Flour ball(フラワーボール、揚げパン)/チャーリーの家
夕食 :チキンカレー、ライス、ビール/チャーリーの家
宿泊 :旅行会社の職員宿舎
関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ
旅情報
1キナ=33円

*パプアニューギニアの通貨
通貨単位はキナ。補助通貨としてトイヤがあり。100トイヤ=1キナ。紙幣は2、5、10、20、50キナがあるが、ちょっとした買い物をするのに10キナでもお釣りがもらえない(相手が持っていない)ことが多い。マーケットに行くなら20トイヤコインや50トイヤコインが便利。