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パプアニューギニア>2010年08月12日(Thu)
★マウントハーゲン→コペン→マウントハーゲン
:: 旅1190日め : 世界旅198ヶ国め : 和人243ヶ国め : あづさ207ヶ国め ::

■初めてのムームー、初めての外国人
昨日、楽しい3つの村めぐりを終えたあと、チャーリー(今泊めてもらっている旅行会社支配人)とエラウィ(旅行会社職員、ガイド)と相談大会。強盗に遭ってお流れになってしまった、「エラウィの村に行ってエラウィの奥さんの作るムームーを食べる」という話をあづさから再度切り出し、相談しました。「強盗に遭う確率も遭わない確率もある中で、私たちは前者に当たってしまった。エラウィも私たちに申し訳なく思っているし、私たちも、私たちのために頑張ってくれたエラウィに申し訳なく思っている、だから、最初にエラウィが提案してくれた村めぐりの提案を、駄目にするのではなく、活かしたい。」・・・と、申し出の趣旨はこんなところです。

旅行会社のツアーではないので、地元を走るミニバス(PMV(ピーエムヴィー)と呼ばれる)に乗っていきます。ムームーの費用もガイド代も要らない代わりに、材料を買って持っていけばいいということで、昨日は既にエラウィと和人が買出しに行ってくれています。今日はそのカウカウ(スウィートポテト)や豚肉などを持っての出発です。

マウントハーゲンMt.Hagen市内中心部からコペンKopeng方面行きのミニバスに乗ろうとしていた頃、なんとエラウィの奥さんのレイジャが待っていてくれました。レイジャは食用油や羊肉など、ムームーに必要なものを買い足して、4人でミニバスに乗って移動しました。

ミニバスに乗って50分で下車し、あとは山道を歩いていきます。村人は草刈りや材木作りなど万能に使える大きな刃物を持っているので、強盗に遭った後では余計にそんな凶器を持つ男性たちに怖いと感じますが、ここの村人が私たちを歓迎してくれているのが分かるほど、ほっとした気持ちが強くなってきました。

突然裸族出現!! 私たちの行く手を阻む!! ・・・実は、私たちの訪問を喜んだ村の男性たちが、昔ながらの伝統的なフェイスペインティングに衣装をつけ、パフォーマンスを見せてくれているのです。・・・嬉しかったなあ・・・。

「ウェルカムドリンク」といって出してくれたのは、サトウキビ。
歓迎の踊りと、パフォーマンス。
満点の笑顔で笑う子供たち、大人たち。

このコペン村に「初めて来る外国人」に、みんな大喜びなんです!!

私たちは村の言葉が分からないので、エラウィを通訳にして会話をします。エラウィは村人の言葉を英語で私たちに伝えたり、私たちの言葉を村人みんなに伝えたり。村人みんながエラウィの話を聞く、村人の気持ちをエラウィが私たちに伝える。そのときのエラウィはとても誇らしげで、私たちはそのこと1つを取るだけでも、今日ここに来て良かったと思いました。


「ムームー」を調理するところも一から見せてもらえました。「ムームー」とは、これまでオセアニア各国で見てきた「ウム」という料理と同じもので、焚き火をして石を強熱し、石が白くなったら(夜見ると赤くなるまで熱しているが昼間は白く見える)どかし、熱い地面を掘って、焼けた石を入れ、バナナの葉で砂が入らないようにして、イモや豚肉、フェーン(シダ類の葉っぽいもの)を重ねて入れます。バナナの葉をかぶせ、焼き石を乗せ、葉っぱをいっぱいかぶせて、保熱対策を万全にしたら、1~2時間放置して石の放散する熱でじっくり調理をします。

いろいろな国でその「アースオーブン」たる調理法を見てきたけれど、パプアニューギニアのこのムームーが、もっとも原始的な感じがしました。トンガやサモアではアルミホイルを使うなど、少しずつ手法がモダンになっていたからです。

ムームーの完成までに、村の案内もしてもらえました。教会や畑、豚小屋や魚のいる池などを見せてもらえました。


ムームー完成~!! 葉を除けるほどにほっくほっくの蒸気がもわーっと出てきます♪ 豚肉もすごくやわらかく調理されて、美味しそうだし、フェーンの葉は茶色く色が変わってしんなりして、これまた美味しそうです!!

今日のムームーランチに参加するのは、昨日の打ち合わせのときには「数人」とのことでした。だから「何でこんなにたくさん豚肉買うんだろう!?」と思ってしまいましたが、実際ムームーランチには20人が集まり(笑)、みんなでイモや豚肉を分け合っての楽しい昼食の時間を過ごすことができました。

パプアニューギニア

もちろん主賓である私たちにはたっぷりのイモ・フェーン・豚肉、の3点セットを山盛りにしてくれましたが、私たちからも、食べ盛りの子供にイモやお肉を分けてあげることができました。ムームーで調理された豚肉は、塊肉でもすごく柔らかくなって美味しいです。絶品です。

パプアニューギニアのムームーは、決して特別な日だけの料理ではありません。都市部では流石に行われない(ガスも調理器具もあるので)そうですが、電気もガスもない辺鄙な村では、日常的に行われている料理法です。歴史の中でパプアニューギニアには土器文化が形成されなかった、だからこそムームーが発達したのだと、昨日の村めぐりのときにガイドに教わりました。・・・なるほど。器がないのに調理しようとなると、「ゆでる」ということができなくなります。イモや肉がゆでられないとなると「火にくべて焼く」という発想になるでしょうが、それだと表面が焦げてイモも肉も硬くなるだけで美味しくない。そこで、「石を熱くして、石と食材の間に熱干渉の葉を置いて1~2時間かけて低い温度でじっくり調理する」という手法が編み出されたのだと思います。必然的に。これだと水分も保持されるし、食材はふっくら柔らかくなる。手間と時間をかけただけの美味しさが得られ、良いことづくめです。日本で料理をしていた頃は、豚の角煮が固くなりがちで困ったこともあったけれど、ムームーっぽく角煮を作ったら絶対失敗しない!! こういう発見が嬉しいです。


みんなと一緒に作って食べたムームーの体験は、パプアニューギニアで一番の旅の思い出となりそうです。村人が全員良い人で、可愛い子供たちは私たちを見送ってくれ、ずっとずっと、長い時間見送りたいからと、丘の上へ走って登り、丘の上からずっと「バイバーイ」を言い続けてくれました。


強盗に遭って、一時、マウントハーゲンで路上を歩く人がみんな悪い人に見えていたけれど、コペン村から帰ってきて、やっと、良い人も悪い人もいるのだという、旅の間普通に持ってきた気持ちに変わってきました。

ミニバスを下車したところにチャーリーが迎えに来てくれ、「笑顔が増えてきたね」と言ってくれた一言が、またぐっとくるほど嬉しかった・・・。



後日談。
コペン村の人たちが、チャーリーのところを訪れたそうです。私たちという初めての外国人が来たことを喜び、私たちがみんなと一緒に笑い、楽しみ、ムームー料理を囲んだことを喜んで、チャーリーに「ありがとう」と言いに来たそうです。

そのことを知って、私も、もう一度みんなに「ありがとう」を言いたかった。でも、彼らにはもう会えないから、それができない。自分のへこんだ気持ちにめいっぱいの元気を注いでくれたみんなに、言いたいときにありがとうも言えないのが悔しいけれど、心の中では感謝の気持ちばかりが膨らんでいます。いつもありがとうの気持ちを持っています。
本日の旅
行動 :コペン村日帰り観光
朝食 :カベチ(菜の花っぽいキャベツ)入り卵がゆ/家
昼食 :ムームー(豚肉ラムフラップ(羊肉)カベチフェーン(シダ様植物)カウカウ(スウィートポテト)カッサバ(キャッサバ芋)の土中オーブン料理)/コペン村
夕食 :インゲンピーマンニンジン入りラーメン、ビール/家
宿泊 :旅行会社社長の家
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旅情報
1キナ=33円

*PMV
パプアニューギニア内を走るミニバスはピーエムヴィーと呼ばれる。料金は1時間乗って4~5キナくらいを目安に、他の乗客が払う料金を観察してそれと同額を払おう。

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