2人の世界旅 日々の記録

■ブルンジへ
今日はブルンジへ移動します。ルワンダもブルンジもサイズが小さい国なので、移動時間がかからないのが良いですね。

昨日のうちに、ブルンジの首都ブジュンブラBujumbura行きのバスチケットを買っていたので、満席バスですが、ちゃんと２席並んだ場所を確保することができました。国境でブルンジ入国の際にビザを申請しますが、「ブジュンブラでパフ（PAFE、イミグレオフィスのこと）に行ってこの紙を見せてビザを取れ」と、なにやら用紙にサインだけもらってきました。ちっ、めんどくさいなー。先日まで国境でビザを出していたというのに、今回はもらえないだなんて、まったくもう。

ところで、ブルンジ情勢について、少々。（詳しくは旅メモで（≫こちら））
先月の時点で、外務省安全性情報では、ブジュンブラは「渡航の是非を検討してください」、首都ブジュンブラを除く地域は「渡航の延期をお勧めします」となっていました。あまり日本では知られていないことなのでしょうけれど、この国の内戦は終わっておらず、今年に入ってからは以前より活発化。戦闘が何度か起きています。戦闘は絶えず起こっているわけではないので、戦火の巻き添えを食う可能性は低いとは思うのですが、それよりも怖いのは、治安が悪いこと。盗難や殺傷に遭遇する可能性は、戦闘巻き添えよりも随分高いはずです。

ブジュンブラには午後１時ごろ到着しました。例のパフ（イミグレオフィス）に２人で大荷物を持って移動するのは危ないだろうと、あづさがバスターミナルで荷物番をして、和人がビザ申請に行ってくれました。で、帰ってきた和人の早速のスリ未遂という話に、大いに納得。やっぱりここはコワイ町なのかしら。

ビザ受付窓口は大行列だったことから明日再訪問して取得することにしました。

宿に荷物を置いたら、タンガニーカ湖へとお散歩に行きました。ここブジュンブラは、湖畔の町なのです。普通に湖のほうに歩いていっても見晴らしのよいところに出会えずじまいでしたが、セルクルノティークCercle Nautiqueというバーの庭先からは、視界に広がるタンガニーカ湖を見ることが出来ました。でも何故だろう、水があまりきれいではありません。きれいなタンガニーカ湖を見るなら、タンザニアのキゴマKigomaを、おすすめしたいな。

そんな感じで町歩きを続け、ふと見つけた食堂で美味しいブルンジの“その土地の食”も楽しめ、事前に思っていたよりは、ブジュンブラの町を楽しめ、ほっとしました。

ちなみにあづさが町を歩いているかぎりは、誰に怪しい行為をされることもなく、スリも殺傷も目にすることなく、人々も普通に歩き普通に会話し、ブジュンブラは今までのアフリカの町と変わらないように見えました。こういうの、怖いですよね。あづさだけの旅だったら、他の人に「ブルンジどうだった？」と聞かれて「大丈夫でしたよ」と言ってしまいそう。

そんな、ブジュンブラは、こんな街。
見たところ、そんなに、悪くない。



安全危険は相対的確率でしかないのだ、と、あらためて自分に言い聞かせ、明日も気をつけながらも気持ちよくブジュンブラ観光をしようと思います。

明日は忘れずにビザ申請にも行かなくちゃね。